動労千葉も統一実行委員会の一員である「8・15労働者市民の集い」に、韓国民主労総60万を代表して、キム・チャンソプさん(ソウル本部副委員長)が来日された。
また、集会を前後する14日と16日には、DC会館にたちよって頂き、不屈に闘う韓国民主労総の仲間たちとの交流を深め、ともに闘う固い絆を誓い合うことができた。
韓国民主労総は、その戦闘性と組織性の高さにおいて、全世界でも最先端の闘いを展開しているナショナルセンターだ。この間も膨大な逮捕や大弾圧攻撃に抗して幾度ものゼネストを闘い、365日、ストライキの無い日は一日もないという。
われわれは、サンフランシスコ訪問に続き、日・米・韓の国際連帯闘争の大きな一歩を踏みだした。ブッシュや小泉による戦争政策を止めるために、また「グローバル化」と称する帝国主義の世界支配のなかで、全世界で労働者が虫けらのように犠牲にされている現状を打破するためにも、全世界の労働者が団結してたちあがらなければならない。
燃えるような訴え
集会は、「万国の労働者団結せよのスローガンの正しさは今日ますます明らかだ」という葉山弁護士のあいさつで開会。松本ヒロさんのコントなどをはさんでキム・チャンソプ氏が登壇。「闘うぞ(トゥジェン)!」、「有・事・立・法・反・対・!」と拳を突き上げたチャンソプさんは、闘いの現場で必ず歌われるという韓国の労働歌「鉄の労働者」を、敵の心臓を突き刺す「振り」をまじえて紹介。会場全体で大合唱した後、熱烈のアピールを行なった。
「現在も民主労総傘下の60の労働組合が、夏休みを返上して生存権と民主労総を死守するためにスト闘争を展開しています。現場で闘っている同志たちの闘争状況は非常に劣悪です。わが日本の労働兄弟も、韓国の労働兄弟のことを思い、彼らに頑張れと拍手と激励を送って頂ければと思います」「アメリカはイラクへの侵略戦争にあきたらず、北を侵略の対象にしたようです。日本の軍国主義もそれを口実に有事法制をつくり、いつでも侵略戦争ができる準備をしました。……最後の希望は世界の労働兄弟と、平和を守ろうとする民衆です。韓国民主労総60万労働者は、全世界の労働者と連帯しアメリカと日本の軍国主義に反対し戦争を阻むための闘いを展開します。われわれと連帯し、韓半島での戦争を阻みましょう」
───日本の労働運動の惨たんたる現状に対して、何としても闘う労働運動の復権をかちとらなければならない、そうした思いを参加者全員が改めて決意する、燃えるようなアピールであった。
この発言を受けて、陸・海・空・港湾20労組の村中さん、動労千葉からは田中委員長、国労の仲間、反戦自衛官、弁護士、戦争体験者など多くの人たちが訴え、大成功のうちに終了した。