革マル・松崎支配の崩壊(上)このおぞましき抗争

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革マル・松崎支配の崩壊 上

東労組は松崎の私党、別荘を幾つも持って「さつき企画」の儲けがM資金
600万円のセルシオ、40万円のローレックス、2000万円で第三セクター化

このおぞましき抗争-今こそ動労千葉へ

以前にも報じたとおり、昨年11月3日、
東労組本部副委員長・嶋田など、新潟・長野・横浜出身の8名の本部執行部が集団辞任し、またJR総連本部企画部長、新妻が統制処分されるという事件が起きた。「新潟グループ」と呼ばれる嶋田らが、松崎に蹴落とされて追放されたのだ。
その後東労組のなかでは「おぞましい」「醜悪」としか言いようのない、革マルどうしの非難の応酬がくり広げられている。
双方の「主張」は次のとおりだが(差別表現などもそのままとした)、東労組は内部から腐り果て、自己崩壊しはじめた。革マル・松崎と会社が一体となった 東労組支配が音をたてて崩れはじめたのだ。東労組はもはやどのような意味でも労働組合とは言えない。今こそ、動労千葉に結集し、ともに闘おう。

松崎グループの主張

阿部(辞任した組織研修局長/新潟出身)は、飲み屋で「何で委員長は角岸なんだ。どうして嶋田じゃないんだ。何で顧問は口をだすんだ、どこかに行っててくれればいいんだ」とわめきちらし、地本委員長会議で意志統一したことを否定する暴言を吐いた。
(「東京問題」で)嶋田と阿部が中心となって、会社の意をくんで二人が収拾した「底力」を会社に示すことで、会社から強い支持がえられ、かつ組合内でも二人を中心とした反顧問たちの「権力」を誇示できると判断して密約し、前顧問(松崎)の追放を画策した。
(嶋田らは)嶋田委員長・阿部書記長体制を画策し、松崎顧問の排除を狙った。
「『東京問題』解決のために組織が半分になっても順法闘争で闘う」という 松崎の提起に対し、「順法闘争などできっこない。労使関係を課題にして順法闘争で闘ったら世論を背景に組織が破壊されてしまう」と発言し、「殿はご乱心」 などと、国鉄改革の創始者をキチガイにデッチあげた。
8名の辞任は組織への敵対・背信・破壊行為だ。11月の逮捕と家宅捜査は、辞任した8名と会社経営陣と警察権力による三位一体となった攻撃だ。辞任した8名+αは「ダラ菌」に冒された。
長野、千葉、新潟地本執行部の一部役員は、問題の核心をずらすためにデマと嘘を組合員に垂れ流し、組織混乱を引き起こした。
「息子の儲けがM(松崎)資金となっている」などと、「さつき企画」の悪口をがなりたてた。(※松崎は息子の篤を「さつき企画」の社長に据えている)
六百万円以上のセルシオ(高級車)を与えられ、四〇万円以上のローレックスをもらい、それを身につけて高級車を乗り回し、最近立派な家を新築した。
10月18日、会社の幹部に向って「二千万を俺にくれれば新潟のローカル線を第三セクターにしてもいいと、会社に金を要求した。

嶋田グループの主張

顧問(松崎)は常にトップの位置に居ないと気がすまない。自分よりも上に行く人を次々と蹴落とした。総連の何人かもその犠牲者だ。
松崎は逆らう奴は許さないという姿勢だ。結局(東労組は)Mの“私党”になっている。
松崎は「阿部組織研修局長の局長をとる。嶋田副委員長の委員長代行をとる」と主張し、「新潟出身の執行委員を孤立させろ。採決になったら新潟以外の中執は提案に賛成する体制をつくれ」と指示した。
引き際がわからずに狂ってしまえば、松崎もただの人だ。……くそジジイとしか思わない。プロポリスや別荘の話を聞くに及んで本当にこの人が労働者を指導してきたのかと思うと情けない。
組織が半分になっても、順法闘争で闘うという(松崎が提起した)方針は間違いだ。半分どころか壊滅状態になることは明らかだ。
松崎前顧問はすでに組織外の存在だ。組織の外にある者が組織の存亡に係わる問題提起をすること自体が問題だ。
(松崎の介入は)外部からの重大な介入であるにも関わらず、そのように認識すできず、当然のように受け入れている本部執行部の質にも問題がある。
松崎前顧問は本部の顧問を辞任した後、大会または委員会での承認が必要であ るにもかかわらず、規約を無視して東京、横浜、大宮、八王子と 本部部会連絡会の顧問に就任した。規約・規則が蹂躙されている。規約・規則を無視して平然と組織運営がなされている。
別荘をいくつも持って、富塚(元国労)などのダラ幹と同じではないか。
松崎は、できの悪い息子を(さつき企画の)社長にして自分だけ金儲けをしている。

【注】「東京問題」とは
昨年2月の東京支社人事で、95年の「大宮会議」の出席者が支社担当課長に昇進したことに対し、松崎が東日本本社にのり込んで謝罪・撤回を迫り、就任から6ヵ月で関連会社に出向させた事件のことを言う。
なお「大宮会議」とは、東労組内の旧鉄労・社員労らによる東労組分裂-グリーンユニオン結成に向けた事前会議。大塚現社長は当時労務担当重役であり、この会議に関わっていたという噂が流れていた。

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