雇用・賃金・労働条件・権利・・・ すべてを売り渡したJR総連・革マル
この間、JR総連・革マルは、ニューフロンティア21やニューチャレンジ21を率先推進し、シニア制度を「抜きんでたすばらしい制度」と絶賛し、「21世紀への架け橋(再就職)は東労組だけが渡ることができる」などと言って組合員をだまし、会社と一体となって動労千葉や国労破壊の尖兵となってきた。その結果、職場はどうなっているのか。JRに働くすべての労働者を地獄に突き落とすような雇用・賃金・労働条件・権利破壊が襲いかかってきている。
東労組絶賛の「シニア制度」−外注化で 職場は強制出向・転籍・派遣が
シニア制度と一体となった保守3部門の全面的な外注化攻撃を突破口として、昨年末には、設備関係(保線・電力・信通等)の外注化が各支社で一斉に強行された。これによる要員削減は数は実に3300名におよび、そのほとんどが関連会社への強制出向にかりたてられた。JRに残ったのは、千葉支社でいえば、保線、電力、信通ともそれぞれ標準数でいえば100名足らずに過ぎない。 しかも3年間の出向期間が終わっても帰る職場はなく、あらためて転籍等の首切りにさらされるのは明らかだ。実際、ニューフロンティア21でもニューチャレンジ21でも「人事・賃金制度の全面的見直し」がうたわれ、NTTのように転籍・賃下げー雇用破壊を目論んでいることは間違いない。 また、検修・構内業務もこの春の過程で、千葉支社以外はすべて全面外注化への第1歩が強行されており、上沼垂電車区などでは、本庁舎の半分が車両整備会社に明け渡されるという事態となっている。 さらに03年度には、出札業務の派遣労働者への置き換えなど、営業関係の本格的な外注化に手をつけようとしている。その次の段階では車掌業務まで外注化することが公言されている。 小林よ!永島よ!これが「抜きんでたすばらしい制度」なのか!?それがもたらしている結果を見てみよ!
東労組全面協力のニューフロンティア21で、 安全が切り捨てに
さらにニューフロンティア21のもう一つの柱をなす攻撃が、「規制緩和」を口実とした安全の切り捨てだ。 この間の新保全体系合理化にみられるような検査周期の大幅な延伸や、検査体系そのものの改悪がたて続けに強行されている。 そして今度は、「場内信号機故障時の指示運転」で、運転取扱いの根本的な理念や絶対信号機の概念までもが解体されようとしているのだ。
日貨労率先推進のニューチャレンジ21で、 大幅な手当の切り下げが
日貨労委員長・革マル緒方は、「ニューチャレンジ21はわれわれがつくりあげた」と公言し、「反対する者には毅然と対処する」という「覚書」を会社と結んだ。ニューチャレンジ21では、ニューフロンティア21と同様に「人事・賃金制度の白紙的見直し」と2千人の要員削減が柱となっている。 10月15日に提案された「諸手当の見直し」(日刊5567号参照)では、仕業加給の廃止など乗務員手当の大幅な減額=賃金切り下げが画策されている。さらに「時間額の減額とキロ額の増額」では、動乗勤の乗務キロ制限の延伸などが画策され、日貨労・緒方が言ったように「大井〜稲沢間を一気に走れ」というような超ロングランを乗務員に強いることが狙われているのだ。日貨労はこの諸手当改悪提案を丸呑みしようとしている。 JR総連・革マルが、雇用・賃金・労働条件・権利…すべてを売り渡した結果がこうだ。職場などどうなってもいい、安全など関係ないといわんばかりのこの有り様をみよ!これでも労働組合なのか!彼らの判断基準は、労働者がどうなるのか、職場がどうなるのかではない、一切が自分たちのみが生き残ればいいということなのだ。 こんな輩が「動労千葉をつぶす」などと言うこと自体絶対に許されない。 労働組合として一つでもまともなことをやったことがあるのか!?小林よ、永島よ、応えてみよ!
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