闘う労働運動の再生をめざす討論集会を三労組の呼びかけで開催

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闘う労働運動の再生をめざす討論集会を三労組の呼びかけで開催
11月労働者集会1万人結集をかちとろう!

100名を超える労働者が結集
関西生コン支部武委員長が特別講演

 5月26日~27日に、大阪ユニオン会館において「闘う労働運動の再生をめざす討論集会」が全日建関西地区生コン支部、全金港合同、動労千葉のよびかけで開催された。三労組は、11月労働者集会や東西での春闘行動を呼びかけてきた。この間の討論の中から、われわれの取り組みを本格的に発展させるためにはより踏み込んだ討論が必要だということになり、今回の討論集会を開催することとなった。
 討論集会は、100名を超える労働者が結集し、武建一関西生コン支部委員長の講演と三労組からの報告、全体での討論が行われた。

関西生コン支部武委員長が特別講演

 討論集会の最初に関西地区生コン支部武委員長が「労働運動の再生のために」と題して特別講演を行った。
 武委員長は、まず国鉄闘争にふれ、国鉄分割・民営化は大資本が国鉄を食い物にするためのものであり、国労、総評、社会党を潰すものであった。この20年間の闘いで見えてきた団結条件を生かすことができれば勝利の道が生まれる。
 20年前からの関生支部に対する敵の評価は、「資本主義の根幹にふれる運動だ」である。生コン産業は、東京で47年に大阪で50年からはじまった。生コンは12万人が働いていて、80%が中小企業で闘えば企業もつぶれてしまう構造不況業種になっている。しかし、われわれは構造不況とは資本の力が弱まり、われわれの力が強まるとの立場で闘う。情勢を主体的に切り開く階級的分析が運動発展の原動力になる。
 分裂、組合つぶしの攻撃を克服し、権力と日本共産党が一体となった攻撃を打ち破り、統一要求、統一交渉、統一行動を基本に運動してきた。
 そして日本労働運動の再生の道とは、①情勢に負けない、情勢を階級的に分析し、運動の確信にする、②労組の基本的任務経済闘争、政治闘争、思想闘争を一体のものとして追及する、③労働組合の基本的性格とは大衆性と階級性の結合、④敵は帝国主義であり孤立させるために統一戦線を確立する、⑤資本、権力、政党から自立した組合、⑥共闘を発展させ、拠点を各地でつくる、⑦、未組織の組織化に共同センターをつくる、⑧教育宣伝活動を共同で行う。 最後に感性を研ぎ澄ます労働運動、失敗と犠牲を恐れず現状を打開する労働運動、「ゼロの発想が求められる」、志を高く、運動に喜びと誇りをもって進もうと結んで終了した。

三労組がそれぞれの闘いの成果を提起

 その後関西地区生コン支部の高副委員長が「関生型産業政策運動が切り開いた地平」、全国金属機械港合同の辻岡執行委員が「使用者概念拡大の闘いと労働者の団結権」、動労千葉の田中委員長が「国鉄分割・民営化攻撃との20年間の闘い」と題して三労組からの提起を行った。
 その後、会場を港合同に移して夕食をかねた交流会が行われた。交流会では参加した団体、個人から多くの発言がされ、夜遅くまで交流会が行われた。
 翌日は、港合同で2日目の討論が行われた。最初に全金本山の長谷委員長が本山闘争の34年の闘いについて提起を行い、続いて関西トランスポートから組合結成までの闘いについての報告がされた。
 その後全逓、関生支部、茨城地域連帯労組、国労と5・27臨大闘争弾圧被告、愛知合同労組、関西合同労組、教組などから闘争報告と組織化に向けた問題提起が行われた。
 2日間のまとめとして最後に関生支部の高副委員長が「三労組の枠組みを発展させるため模索してきた。職種が違う三労組が呼びかけてきたが裾野を広げることになっていない。そのため三労組が闘いの地平を出し合い、膝をつき合わせて討論し、年間を通した闘いの成果を11月に持ち寄ろう。7月から実行委員会をはじめる。11月集会に1万人を集めるために現場の闘いをつくっていこう」とまとめを行い、関生支部の武谷執行委員の音頭で団結ガンバローを三唱し討論集会を終了した。
 11月労働者集会の1万人結集をかちとるために全力で闘おう。

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
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