〈JR貨物回答〉 1.定期昇給及びベースアップ200円 2.55歳以降、基本給に3,200円 (ベースアップ含む)を加算 3.嘱託社員、基本賃金に200円加算 その他.扶養手当を22歳未満の子まで |
貨物会社は3月15日、「今年度は『2018年7月豪雨』等、未曽有の自然災害の影響を受け、120億円を上回る大幅な減収を余儀なくされ、鉄道事業の大幅な赤字転落が確実」「社員の皆さんには、当社の置かれている厳しい現状を十分に理解していただきたい」としてベースアップ200円という超低額回答を行った。
「責任組合として受け止める」・日貨労
日貨労は、「要求額から見れば不満であるが、2年連続でベアを実施するという判断について、責任組合として受け止める」と、裏切り妥結した。
賃金は労働者が生きて行くためのものだ。この原点に常に立ち返り、怒りも新たに、日貨労の裏切り、国鉄分割・民営化のウソとペテンを断罪し、団結して闘い貨物労働者の未来を切り拓こう!
春闘回答予定日の3月15日、貨物協議会主催による「貨物春闘団結集会」を開催しました。三本書記長が司会進行をつとめ、佐藤貨物協議長、本部田中委員長、中村執行委員からあいさつ、大竹副委員長から春闘交渉の報告をうけました。
職場にこだわって闘いを
貨物春闘団結集会
佐藤議長は、「3月ダイ改・改悪乗務員勤務制度粉砕に向けた、習志野運輸区を拠点とするストライキと共に、春闘第2波闘争として今日の貨物春闘団結集会が開催されています。新人事制度は、55歳~60歳以降のひどい賃金はそのままおきざりのとんでもない制度です。今日の集会で、じっくり、何でもざっくばらんに出し合って、貨物における新しい闘いを開始しよう」とあいさつしました。
子や孫たちの 世代のためにも
田中委員長は、「今度の人事制度で一番初めに怒らなければいけないことは国鉄採用者の賃下げ問題が何一つ改善されていないことだ。55歳以下には賃下げと分断評価、55歳以上はおきざり、全体的に賃金がガターと下がる。『働き方改革』の名の下に、貨物だけでなく、あらゆる企業がこういう賃金制度に変えている。子や孫たちの世代を考えると大変なことだ。JR東のダイ改から始まった『労働の柔軟化』と『生産性向上』という名の大攻撃が始まり、貨物にとっても転換点がきている。動労千葉らしく、職場にこだわって闘いを作り出そう」と訴えました。中村執行委員は、「東日本の仲間とスクラムを組んで、職場を変えるために声を上げ続けよう」と訴えた。
大竹副委員長から交渉報告を受け、その後ざっくばらんに質疑応答をおこないました。 大久保支部長が「わすれちゃいけない、55歳の時、ガックンと賃金が下がって、みんな大変だった。子や孫の世代のためにも、動労千葉の一番の課題である組織拡大、65歳まで安心して働ける労働条件確立へ、千葉機関区支部は団結してガンバロー」と集会をまとめ、夕方の動労千葉総決起集会に合流しました。