用動劳千葉
国鉄千葉動力車労働組合
〒260 千葉市中央区要町2番8号(動力車会館) 電話{(鉄電) 千葉 2935 · 2936番 (公) 043 (222) 7207番
95. 1 .26
4131
全支部活動者研修会報告(その2)
読売改憲試案の恐るべき意図!
統を受け継ぎ、美しい国土や文 の中で、「民族の長い歴史と伝
「読売試案」では、その前文
出来る。
省という息吹を見いだすことが 憲法前文については、戦争の反
下を規定するものとなる。現行
心構えを説いたものとして、以 が、これは憲法の出だし、その
ろにある。
まず憲法の前文の位置である 前文に座った「民族」概念
侵略国家化を図り推進するとこ て、「戦後民主主義」の清算、 九七年の憲法制定五〇年に向け
ら、憲法改悪大運動を起こして、
ということ、二年間かけて下か
根的に運動を起こす必要がある
れていること。4、下から草の
玉として、この試案が持ち込ま 改憲に組織された販売拡張の目
持つ大マスコミが、末端にまで
史以来最大の一二〇〇万世帯を
端に位置していること。3、有
いること。2、小沢路線の最先
憲から明文改憲へと踏み出して る意味を、1、今までの解釈改 「読売改憲試案」の持ってい 憲法改悪大運動攻擊!
された。
草の根的に下から起こされる
の意図するところが明確に展開 より法律の専門的立場から、そ 案について」、鈴木達夫弁護士
撃」をテーマに、「読売改憲試 て、「戦後五〇年と憲法改悪攻
一月二一日、二日目の講義とし
第三回全支部活動者研修会は
.. . ..
トに独占される。
が七~八割と少数の代表エリー るなど、小選挙区制による死票 国の政治への参加とならなくな 主権行使であり、デモもストも
る。労働者階級には選挙だけが 主権主義の一番右に位置してい る。 「読売試案」はこの、国民 あり、最高の意思決定を意味す 圧しよう。介入し鎮圧するとい とも認めない。認めないから抑 ることは、他で起こっているこ 棄」を、「認めない」としてい
り方を最終的に決定する権限で
主権とは何か?その国家のあ
売り物としている。
「読売試案」は、国民主権が 選挙だけが主権の行使
それが憲法の前文に座った。 からめとろうとすることである。
主義·愛国主義に落とし、再度 う一度、天皇制を核として排外
ナリズムであり、日本国民をも
国が民族ということは、ナショ
のとは根本的に違う。帝国主義 う言葉は、植民地の人民が使う
いうことであり、「民族」とい
人にとっては、民族解放闘争と
植民地に置かれている立場の
と植民地とに二分されていった。
家として包摂されて、帝国主義 ことが、資本主義の近代国民国
ロッパの国家を形成していった
塊、経済活動の共通意識がヨー
倒した。このブルジョワジーの ブルジョワジーが封建国家を打
ランス革命に見るように、新興
段階を見なければならない。フ これには近代国民国家の形成
攻撃を語っている。 ることが、改憲試案のどす黒い
という言葉をはじめて使ってい 上存在しない概念である「民族」
化遺産を守り ··· 」と、憲法
会の中で吉田茂首相が答弁して 自衛のために行なわれた」と国 過去において、「一切の戦争は 組織を持つことができる」とは、 うことになる。「自衛のための
協力の章も新設されている。
第三章として条文も増え、国際
現行憲法九条の、「戦争の放 が労働者の権利とぶつかる。六 第五章では、「営業の自由」
現行第二章の戦争の放棄は、 真っ向から突破される戦争放棄
しい。いいものはいい。
かった。しかし正しいものは正 提供する」と、海外に派遣され
本の支配階級は呑まざるを得な し、自衛のための組織の一部を
リギリの妥協の産物として、日 う三つの要素の中で作られ、ギ 立された国際的機構の活動に積 力」の章、第一三条では、「確
アジア、3、対日本の人民とい には、1、対アメリカ、2、対
る
現憲法を作っていく事情の中
るように最も進歩的な憲法であ
労働者の権利を明確に認めてい であったのか、世界的に見ても
いいものだったのか、悪いもの
かであるが、日本人民にとって 案に基づくものであることは確 現行憲法が、マッカーサー試
最も進歩的な現行憲法!
てくる。
入ってくるだけで大きく変わっ
「国を代表して」という文言が 不敬罪など保護規定が出てくる。
ない。法律上の元首となると、 主主義と天皇制は決して一致し
表者」として明記している。民
第二章では、天皇を「国の代
な攻撃である。
憲法の位置からずり落ちるよう 憲法が憲法でなくなる。憲法が 排除し、憲法改正の手続きも国
民投票なしで改正出来るなど、 を説き訴訟における憲法論議を
法の章では、憲法裁判所の設置
総理大臣の権力が強化され、司
章では、国権の最高機関が落ち、
向から突破されようとしている。
このように、戦争放棄が真っ 構成で派遣される。 員·民間ボランティアの三つの
る軍隊の構成が、自衛隊·公務
極的に協力する。公務員を派遣
ソである。新設された「国際協
また、「徴兵制の廃止」もウ
釈改憲の限界がここにある。
武力行使は禁止されている。解 隊は「戦力なき軍隊」であり、
る。現行九条の解釈では、自衛
がら侵略戦争をしようとしてい
いるように、自衛のためとしな
熱弁の鈴木弁護士
新たな10万人合理化粉砕! 労働運動の新たな潮流めざし全国へはばたこう!
国鉄千葉動力車労働組合
〒260 千葉市中央区要町2番8号(動力車会館) 電話{(鉄電) 千葉 2935 · 2936番 (公) 043 (222) 7207番
95. 1 .26
4131
全支部活動者研修会報告(その2)
読売改憲試案の恐るべき意図!
統を受け継ぎ、美しい国土や文 の中で、「民族の長い歴史と伝
「読売試案」では、その前文
出来る。
省という息吹を見いだすことが 憲法前文については、戦争の反
下を規定するものとなる。現行
心構えを説いたものとして、以 が、これは憲法の出だし、その
ろにある。
まず憲法の前文の位置である 前文に座った「民族」概念
侵略国家化を図り推進するとこ て、「戦後民主主義」の清算、 九七年の憲法制定五〇年に向け
ら、憲法改悪大運動を起こして、
ということ、二年間かけて下か
根的に運動を起こす必要がある
れていること。4、下から草の
玉として、この試案が持ち込ま 改憲に組織された販売拡張の目
持つ大マスコミが、末端にまで
史以来最大の一二〇〇万世帯を
端に位置していること。3、有
いること。2、小沢路線の最先
憲から明文改憲へと踏み出して る意味を、1、今までの解釈改 「読売改憲試案」の持ってい 憲法改悪大運動攻擊!
された。
草の根的に下から起こされる
の意図するところが明確に展開 より法律の専門的立場から、そ 案について」、鈴木達夫弁護士
撃」をテーマに、「読売改憲試 て、「戦後五〇年と憲法改悪攻
一月二一日、二日目の講義とし
第三回全支部活動者研修会は
.. . ..
トに独占される。
が七~八割と少数の代表エリー るなど、小選挙区制による死票 国の政治への参加とならなくな 主権行使であり、デモもストも
る。労働者階級には選挙だけが 主権主義の一番右に位置してい る。 「読売試案」はこの、国民 あり、最高の意思決定を意味す 圧しよう。介入し鎮圧するとい とも認めない。認めないから抑 ることは、他で起こっているこ 棄」を、「認めない」としてい
り方を最終的に決定する権限で
主権とは何か?その国家のあ
売り物としている。
「読売試案」は、国民主権が 選挙だけが主権の行使
それが憲法の前文に座った。 からめとろうとすることである。
主義·愛国主義に落とし、再度 う一度、天皇制を核として排外
ナリズムであり、日本国民をも
国が民族ということは、ナショ
のとは根本的に違う。帝国主義 う言葉は、植民地の人民が使う
いうことであり、「民族」とい
人にとっては、民族解放闘争と
植民地に置かれている立場の
と植民地とに二分されていった。
家として包摂されて、帝国主義 ことが、資本主義の近代国民国
ロッパの国家を形成していった
塊、経済活動の共通意識がヨー
倒した。このブルジョワジーの ブルジョワジーが封建国家を打
ランス革命に見るように、新興
段階を見なければならない。フ これには近代国民国家の形成
攻撃を語っている。 ることが、改憲試案のどす黒い
という言葉をはじめて使ってい 上存在しない概念である「民族」
化遺産を守り ··· 」と、憲法
会の中で吉田茂首相が答弁して 自衛のために行なわれた」と国 過去において、「一切の戦争は 組織を持つことができる」とは、 うことになる。「自衛のための
協力の章も新設されている。
第三章として条文も増え、国際
現行憲法九条の、「戦争の放 が労働者の権利とぶつかる。六 第五章では、「営業の自由」
現行第二章の戦争の放棄は、 真っ向から突破される戦争放棄
しい。いいものはいい。
かった。しかし正しいものは正 提供する」と、海外に派遣され
本の支配階級は呑まざるを得な し、自衛のための組織の一部を
リギリの妥協の産物として、日 う三つの要素の中で作られ、ギ 立された国際的機構の活動に積 力」の章、第一三条では、「確
アジア、3、対日本の人民とい には、1、対アメリカ、2、対
る
現憲法を作っていく事情の中
るように最も進歩的な憲法であ
労働者の権利を明確に認めてい であったのか、世界的に見ても
いいものだったのか、悪いもの
かであるが、日本人民にとって 案に基づくものであることは確 現行憲法が、マッカーサー試
最も進歩的な現行憲法!
てくる。
入ってくるだけで大きく変わっ
「国を代表して」という文言が 不敬罪など保護規定が出てくる。
ない。法律上の元首となると、 主主義と天皇制は決して一致し
表者」として明記している。民
第二章では、天皇を「国の代
な攻撃である。
憲法の位置からずり落ちるよう 憲法が憲法でなくなる。憲法が 排除し、憲法改正の手続きも国
民投票なしで改正出来るなど、 を説き訴訟における憲法論議を
法の章では、憲法裁判所の設置
総理大臣の権力が強化され、司
章では、国権の最高機関が落ち、
向から突破されようとしている。
このように、戦争放棄が真っ 構成で派遣される。 員·民間ボランティアの三つの
る軍隊の構成が、自衛隊·公務
極的に協力する。公務員を派遣
ソである。新設された「国際協
また、「徴兵制の廃止」もウ
釈改憲の限界がここにある。
武力行使は禁止されている。解 隊は「戦力なき軍隊」であり、
る。現行九条の解釈では、自衛
がら侵略戦争をしようとしてい
いるように、自衛のためとしな
熱弁の鈴木弁護士
新たな10万人合理化粉砕! 労働運動の新たな潮流めざし全国へはばたこう!
