2月19日、第7回目となる最高裁への「解雇撤回・JR復帰」署名提出行動を行った。提出した署名は6840筆で、提出総数は8万8868筆となった。署名提出行動には争議団、各支部組合員を先頭に、国労闘争団やス労自主、支援の仲間が駆けつけた。
まず、争議団の中村仁君が、「不当労働行為を認めたなら、解雇撤回させて原職復帰しかない。私たちの力が必ず労働者の新しい未来を切り開く。10万筆署名を集めきって、最高裁に解雇撤回・JR復帰判決を出させたい」と発言した。
続いて国労闘争団から、鳥栖闘争団の石崎さん、小倉闘争団の羽廣さん、秋田闘争団の小玉さんがアピールし、ス労自主の入江委員長から発言をいただいた。
最後に葉山弁護団長が、「国家的不当労働行為の真実には重みがある。国鉄、JR設立委員会が謀議し、不採用基準が急遽策定して、名簿から組合員を排除する不当労働行為を働いた。設立委員会の行った行為はJRの行為。不当労働行為があればJRが採用しなければならない。最高裁は署名の重みを十分に認識してもらいたい」と発言。シュプレヒコールで行動を締めくくった。
全力で10万筆署名を集めきり、最高裁をさらに追い詰めよう。「解雇撤回・JR復帰」判決をかちとろう。
労働学校基礎講座「階級的労働運動とは何か」(前編)
動労水戸・辻川慎一副委員長が講義
2月21日、辻川慎一動労水戸副委員長が、労働学校講師として講義を行った。
辻川副委員長を先頭に組合員と必死に格闘する中、現場組合員がそれに応え、動労水戸は団結を維持・拡大してきた。その経験は、労働者が団結することの大変さと素晴らしさが伝わるものだった。
辻川副委員長は、運転士登用差別裁判での勝利・職場復帰をめぐる激論をへて、「組合員の真剣な意見を真剣に聞き、職場と組合全体の団結した闘争に反映させることの重要性」を訴えている。そうして形成されてきた団結の中で闘われた被爆労働強制との闘いは、地域住民の支持を集め、怒りの結集軸になっている。
この闘いの中で、照沼君、羽部君といった青年が動労水戸に結集してきている。そして昨年末には、新たに青年運転士・會澤君が動労水戸に結集した。會澤君はライフサイクルの最大の対象者だったが、団交一回で発令を粉砕する鮮烈な勝利をかちとっている。
分割・民営化との闘い以来、ともに勝ちぬいてきた動労水戸の闘いの教訓にも学び、組織拡大に向けて全力で闘おう。
次回 3月21日(土)13時~
「階級的労働運動とは何か」(後編)
講師:動労千葉・田中康宏委員長