西日本 松任工場 「手抜き」作業を指示

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国鉄「分割·民営化」反対!三里塚二期工事阻止!
西日本で手抜き作業を指示
金沢·松任 鵝)
6月29日
毎 日

三、四年に一度行われる車体·間取り、予定が一日延びた。一きをしろ」と指示したとい」で、要員が昨年四月の約四百|りない。列車を少しでも多く
ーゼル車一台の補修作 難。 板の腐食がひどくて修理に手 手をかける必要はない。手抜 し、分割·民営に伴う合理化「安全やサービスの基準は変わ
線 (穴水ー蛸島)を走るディ
た。しかし、車体の鉄骨や鉄|い。もうからない線の列車に 両の点検、整備を担当。しか
七尾線(金沢ー輪島)、能登 前中に修理を終える予定だっ 定の修理日数では仕上がらな 幹線、支線を走る車両約八百
は、今月、同工場で行われた ら点検や整備を始め、十日午
同地本が問題にしているの」やエンジンの検査で、八日か|役二人がきて「こんなにてい
ていたところ、現場監督の助 が激しいから」と、通常通り ル線列車の外観の修理を簡略
国労、事故再点検へ
支社宅内のローカル線で起きた列車事故を洗い直す一方、工場側に抗議することを決めた。
本は「安全輸送に直結する車両整備現場での手抜き指示だけに見過ごせない」と問題視。民営移転後三カ月間で同
(大泉哲委員長)の開べで明らかになった。「黒字」を至上命題とするJRの経営姿勢が背景にあるとみられ、同地
業に際し、部下らに「もうからない路線の列車は手抜きをしろ」と指示していたことが二十八日までの図労北陸地本
石川県松任市ハツ矢町、JR西日本金沢支 社松任工場(柳沢毅工場長)の現場監督の工場助役が、列車の修理作
列車修理「手を抜け」
赤字路線に危険な指令
ねいに仕事をしていたら、予
同工場は、主に北陸地方の
の作業を続けたという。
JR西日本の
工場助役
の話 どんな路線でも乗客の
川村孝次郎 · 同地本書記長
むを得ない」と話している。
化するのは民間会社としてや
一十一日に社員三人が作業をし|う。社員らは「余りにも傷み|ている。採算性の悪いローカ
ばいいかは現場責任者に任せ
ではなく、どの程度までやれ
とは違い事故につながるもの
などは、エンジンやブレーキ
ている。
は思わない。車体の外板部分
「で、「特に問題のある発言と
助役の手抜き指示を認めた上
これに対し、柳沢工場長は
棄する姿勢の表れだと思う。
目を向けるあまり公共性を放
は、分割·民営後、収益性に
備面で差をつけるという発言
線と能登線の列車について手 の話 幹線とローカル線に整
抜きを強要されたもの、とみ
げるための経費)が悪い七尾
不十分な整備や合
余部鉄橋事故をひ
がっているなら、恐ろしい。
もうけようという考え方が広
が生かされず、整備工場でも
きおこした。「手抜
理化が日航機事故、
ーホールの結果だという教訓
日航機事故が不十分なオーバ
ルポライターの鎌田慧さん
は営業保数(百円の利益をあ 差別するものだ。
三百人に減員された。同地本 るあまり、赤字ローカル線を」
一五十人から、今年四月には約 |動かし、採算を上げようとす
き指示の暴 言許すな。
「手抜き」強要を追及された現場責任
余部の二の舞だ
「手抜き」は、日航機、
作業を続行したのである。
局の「手抜き」強要を拒否し、通常通り
達は「余りにも傷みが激しい」ため、当
この当局の暴言に対して作業していた人
吐き、「手抜き」を強要したというのだ。
き上がらない。手抜きをしろ」と暴言を
に仕事をしていたら予定の修理日数でで
たことに対して現場の助役が「ていねい
いために作業が十一日まで延びてしまっ
予定であったものが、車体の腐食がひど
において、当初十日までの三日間で行う
るディーゼル車の点検、整備の補修作業
松任工場で始まった七尾線、能登線を走
日付の毎日新聞によると、六月八日から
よって明らかになったもので、六月二九
今回の問題は、国労北陸地本の調査に
腐食がひどく作業延長
.
するのみである。
ている。
·
体制を絶対に許すことはできない。粉砕
めには人命をも無視する「分割·民営化」
われわれは、このように「黒字」のた
こしかねないということを大いに物語っ
当局の暴言は、ゆくゆく大事故をひきお
ってひきおこされたものである。
これを思うと、今回の西日本会社での
検整備が完全にできなくなったことによ
く会社、当局の人減らし合理化により点
年十二月の余部鉄橋事故などは、まさし
一九八五年八月の日航機墜落事故、昨
許すことはできない。
命を一切無視する、というのだ。絶対に
「黒字」のためには運転保安や乗客の生
言を戒めるどころか、逆に開き直り、
会社としてやむを得ない」と、助役の暴
列車の外観の修理を簡略化するのは民間
とは思わない。採算性の悪いローカル線
全組合員·家族の強固な団結で組織破壊攻撃を粉砕せよ!
☆☆☆☆
民営化」体制は粉砕しなければならない。
者である工場長は「特に問題のある発言
命を一切無視しょうというのだ。こんなことは絶対に許せない。こんな「分割·
ていたことが明らかになった。(6.29毎日)「黒字」のためには運転保安や人
作業に際し、「もうからない路線の列車は手抜きをしろ」と現場の助役が指示し
振ってまかり通っている。西日本会社の金沢支社松任工場において、列車の修理
166
知勤労千葉
87. 6. 30
cc
6
3
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いま、「新会社」では、「黒字のためならなんでもやれ」という風潮が大手を
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2
No. 2589
(鉄電)二九三五~六·(公衆)〇四七二(2)七二〇七
千葉市要町二–八(動力車会館)
国鉄千葉動力車労働組合
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