動労千葉は、3月ダイ改の労働条件改善に向け、下記のとおりJR千葉支社に対して申10号により申し入れを行った。
今回の3月ダイ改は、現業の全職名を廃止し労働者を際限のない競争と「融合化」に駆り立てる鉄道の歴史始まって以来の大転換をなす攻撃だ。
JR民営化体制と外注化体制は全面的に破綻し崩壊しようとしている。
闘う労働組合が必要だ。
3月ダイ改阻止!職名廃止、融合化粉砕、反合・運転保安確立へストライキ体制を確立しよう。
(2022年1月21日)
3月ダイ改の労働条件等に関して、下記のとおり申し入れるので、団体交渉により誠意をもって回答すること。
記
1.業務外注化を直ちに中止し、業務と出向者を直ちにJRに戻すこと。
2.高齢者雇用安定法の改正により、70歳までの就業機会の確保が企業の努力義務となっていることから、定年延長を速やかに行なうこと。
3.3月ダイ改に関して、次のとおりとすること。
(1)内房線、外房線、鹿島線でのワンマン運転を直ちに中止すること。また、成田線で計画されているワンマン運転の拡大を撤回すること。
(2)仕業検査周期の延伸を見直すこと。
(3)融合化・職名廃止施策を中止すること。また、木更津統括センター設置を撤回すること。
(4)各専門職を養成する体制を抜本的に強化すること。
(5)乗務員の労働強化につながることから、「乗務員の業務等の見直し」を中止すること。また、業務量の示し方について、職種毎に明確な定数を示すこと。あわせて、休日勤務によらず遂行できる要員体制を確保すること。
(6)この間行ってきた獣害対策とその効果を検証し具体的に明らかにすること。
4.今後の検修業務のあり方及び要員の養成に関する考え方について明らかにすること。
5.ジョブローテーション制度を直ちに撤廃すること。
6.本線運転士の高齢者対策及び育児・介護のために、昼間帯に短時間行路を設定すること。なお、短時間行路を設定する際は、他行路の負担とならないよう行路数を増やし、それに合わせた要員の増配置を行なうこと。また、次のとおりにすること。
(1)高齢者が働き続けることができる労働条件の緩和、高齢者対策を講ずること。
とくに、本線運転士の高齢者対策を速やかに実施すること。また、検修・構内職場を運転士の高齢者対策としての位置づけをもった職場として再確立すること。
(2)外周(居住地に近い)地域に雇用の場を確保すること。
(3)身体を壊している者、介護等を抱えている者については、その条件に応じた雇用の場を確保すること。
7.列車の運転台や乗務員詰所、車両センター等に設置した監視カメラを直ちに撤去すること。
8.運転士に対する撮影や動画投稿が行われるなど、運転士は不安と緊張の中で乗務している状況にあることから、次のとおり対策を講ずること。
(1)背面からの撮影を禁止する旨を表示すること。
(2)運行の安全確保のため、運転席は客席から遮へいされた構造とすること。
それまでの間、カーテンは下げた状態を所定すること。
(3)インターネット上の不適切な映像等については、会社の責任で削除すること。
ー以 上-