習志野電車区廃止粉砕に向け、千葉支社に撤回を申し入れ(10/20)

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習志野電車区廃止攻撃粉砕に向けて、千葉支社に提案の撤回を申し入れ(10/20)

本日、国交省、中労委、千葉支社にスト通知

 動労千葉は、千葉支社が9月9日に提案してきた習志野電車区廃止攻撃に対して、第32回定期大会の闘う方針に基づき、下記のとおり解明要求を行うとともに提案の撤回を求めて、10月20日、申第2号による申し入れを行った。
 そして、本日(21日)、国土交通省、中央労働委員会、そしてJR千葉支社に対して争議行為の通知を行った。これにより、11月4日以降、いつでもストライキに突入できる状況となった。
 各支部は、本申し入れの内容について組合員との意思統一を図るとともに、習志野電車区廃止攻撃粉砕に向けた万全の闘争体制を構築しよう。

【解明要求】

1.今回の習志野電車区廃止等の提案は、「メンテナンス近代化(第Ⅲ期)計画」に基づき首都圏の検修基地の大再編を行おうとするものであるが、2005年度末までに予定されている同計画の千葉支社における全体像を次の点について具体的に明らかにされたい。

 (1) 大量退職時代を迎えている検修職場の要員展望について、次の点を明らかにされたい。
① 各区毎の標準数及び現在員数について。
② 今後5年間の各年毎の60歳到達者数について。
③ 検修職場への今後の新規採用(社会人採用等を含む)計 画について。
④ 大量退職に伴い検修要員が急減する状況に対して、いかに対応しようとしているのか、支社の考え方について。
⑤ パート変更等に伴う見習が、年間何人工分発生しているのか、各区毎の実績について。

 (2) 「メンテナンス近代化(第Ⅲ期)計画」では、「要員効果」について、新保全効果で△60名、新車投入効果で△240名、(2001年~2005年)、同△80名及び△220名(2006年~)としているが、千葉支社ではどの程度の要員削減を見込んでいるのか。

 (3) 今後の千葉支社への新系列車両の投入計画について。

 (4) その他、「メンテナンス近代化(第Ⅲ期)計画」中で出されている検修職場での設備投資計画、効率化施策等の具体的内容について。

 (5) 「保全一元化」により支社管内各区所での業務のあり方、区所の位置づけ等がどのように変化するのか、具体的内容について。

 (6) 区所の組織及び機能を「車両センター」に統一するとしているが、千葉支社における時期及び今後の計画等について。

 (7) 「ライフサイクルの考え方」について、人事交流の規模、時期、人選の基準、交流箇所等、支社の考え方について。

 (8) 約100名と言われている鎌倉総合車両所の工場機能廃止に伴う周辺支社への人事異動について、受入人数等、千葉支社の考え方について。

 (9) 「電子技術センター」「新保全センター」を新設するとしているが、新設時期及び目的等について。
2.会社は、今回の「メンテナンス近代化(第Ⅲ期)計画」のみならず、2000年9月には「検修・構内業務の委託」に関する提案を行ってきているが、今時提案との関係も含めて、検修業務の委託計画についてどのように考えているのか、千葉支社の見解を明らかにされたい。
また、「メンテナンス近代化(第3期)計画」、業務委託を含めた、千葉支社における今後の検修基地のあり方及び検 修業務の将来展望等について、千葉支社の考え方を明らかにされたい。

3.「車両移管に伴う習志野電車区廃止等及び京葉電車区体制強化」について、次の点について明らかにされたい。

 (1) 「習志野電車区の廃止」について。
① 習志野電車区を廃止する理由について。
② 習志野電車区廃止に向けた今後の具体的な計画について。
③ 検修庫、庁舎等施設の利用についてどのように考えているのか。
④ 異動の基本的な考え方。

 (2) 「習志野運輸区への検修業務の移管」について。
① 移管となる業務の具体的内容及び標準数の根拠について。
② 総武緩行線の異常時対応、とくに209系、231系車両の故障・事故復旧等への対応についてどのように考えているのか。
③ 車輪転削業務を「2004年3月まで暫定的に実施する」としている理由について。
④ 予備品等の配備規模及び応急措置対応の考え方について。

 (3) 「京葉電車区への車両移管等」について
① 豊田電車区から車両を移管する理由について。
② 移管に伴う今後の具体的計画について。
③ 標準数(車両職55名、管理9名)の具体的根拠について。
 ④ 交番検査等の具体的な作業体制をどのように考えているのか。

 (4) 幕張電車区について
① 鎌倉総合車両所に217系車両を移管する理由及び時期について。
② 幕張電車区の検修区としての将来展望をどのように考えているのか。
③ 183系車両の新系列車両への置き換え計画について。
④ 職場では、田町電車区から特急車両を幕張電車区に移管するとの噂が出ているが、千葉支社の考え方について。

 (5) 幕張電車区木更津支区について、検修区としての将来展望をどのように考えているのか、新車投入計画等も含めて明らかにされたい。

 (6) 千葉支社管内の各検査派出の位置づけ及び将来展望についてどのように考えているのか明らかにされたい。

4.提案時に千葉支社は、習志野電車区廃止に伴う車両職等の異動について「幕張電車区、京葉電車区も含めて行う」と回答しているが、どのような目的、基準に基づいて、どの程度の 異動を行おうと考えているのか、具体的に明らかにされたい。

5.「運輸関係事務センター」について、新設の時期及び要員 規模、業務内容等について明らかにされたい。

【基本要求】

1.今回の習志野電車区廃止提案については、検修業務の技術力継承及び列車の安全確保に関する考え方を根底から破壊し、さらに労働者の働く場を奪うものであり絶対に認めることはできないことから、直ちに計画を撤回すること。

2.鉄道固有の技術力を維持継承し、運転保安を確立する観点から、検修・構内業務のこれ以上の委託拡大は行わないこと。

3.「運輸関係事務センター」設置計画を中止すること。

-以上-
大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
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