怒り心頭だ!
◎銚子支部 関根支部長
地上勤の人はいつでもトイレに行けるが乗務員は行けない。遠藤区長は、どうして社員を守れないんだ。怒り心頭だ。みんなそう思っている。マスコミが騒いだから処分するのか。「2、3日したら乗務に復帰させる」と担当助役は言っていたではないか。若い乗務員は萎縮している。管理者として現場を守れよ! これ以上の犠牲者を出さないためには我々は声を上げた。 断固として闘う。
◎木更津支部 山中支部長
久留里線の駅にはトイレのない駅がほとんど。乗務前は水を控え、切羽詰まって運転している。なのに運転士を辱めるようなことをするのか。
◎千葉転支部 関書記長
DL指名スト大変お世話になった。彼も駆けつけてきてくれた。乗務員が置かれた現実への怒りで処分撤回・乗務復帰まで闘う。
トイレに行ったら顔写真撮られた
◎津田沼支部 相馬支部長
習志野運輸区では、津田沼から千葉、そして三鷹、中野へ2時間40分乗りっぱなし行路がある。先日初めて指令に連絡し、中野駅でトイレに行った。駅では「運転士がトイレのため・・」と放送した。そしたらお客に顔写真を撮られた。これが今の現実だ。
◎千葉機支部 梶ヶ谷副支部長
貨物では3時間もトイレなしで運転する。指令に連絡すればかまわないと言うが、列車を止めると近辺の列車はすべて止まって大事になる。だから乗務員用のトイレは必要なんだ。組合が要求しているのに、それを怠った会社が、彼を重い処分にするのは絶対に許すことはできない。
◎動労水戸 国分副委員長
こんな重処分してよくなるのか。「締め付けが厳しくなった。あんなことをしたら大変なことになる」と思うだけだ。 水戸支社でも「居眠り運転をしていた」とテレビに報道され、現在も乗務を下ろされている。スマホなどが発達して乗務員が24時間365日、衆人監視にさらされている。このプレッシャーは大変だ。
今回の処分は、銚子運輸区だけの問題ではない。世界中の運輸労働者が注目している。本当に恥ずかしいのは千葉支社だ!
運転士袋叩きして問題は解決するのか
◎田中委員長
「気をつけよう」と運転士の誰だって思っている。それを処分し、出向で駅で清掃させる…なんでこんな仕打ちを受けなければならないのか。人間として扱われていないのだ。女性の乗務員にとってはもっと深刻だ。乗務前には怖くて水の飲めない食事もできない。運転士袋叩きして問題は解決するのか。なぜ報道されたことが処分や強制出向の理由になるのか。経営幹部の自己保身、責任逃れのためだけに運転士を袋叩きをしている。通報した人も、注意喚起をしただけで処分は望んでいないと言っていた。これが社会の常識的意見ではないのか。
尼崎事故を引き起こした問題と根っこは同じだ。人格・人権を否定する締め付けへの恐怖が、107名の生命を奪う最悪の事態を引き起こした。いまJRがやっていることは全く同じだ。直ちに処分撤回し強制出向の通知を撤回せよ! 運転士が人間らしく乗務できる条件を整える、これがJRのやるべきことだ。
◎支援する会 山本事務局長
絶対に許さない! 信用失墜だと! ふざけるのもいい加減にしろ! 動労千葉がトイレを設置を要求していたのに、JRは無視し続けた。これこそ信用失墜ではない。ネットに書き込まれた意見の9割以上は、「同情する」「気持ちはわかる」「よくやった」との評価だ。海外でも「遅らせないために当たり前のことをやった。だから日本の列車は時間通り走っているのだ」と。
処分撤回・乗務復帰まで共に闘うことを宣言する。