米韓代表団歓迎11・5前夜集会
結びつく国際連帯-その団結の絆
11・6労働者集会を前にして、前日の5日、アメリカから16名、韓国からは19名の労働者が来日し、米韓代表団歓迎11・5前夜集会がDC会館において動労千葉をはじめとした多くの労働者が結集して開催された。
司会を担当した長田書記長は「11月労働者集会も国際連帯集会に発展して3年目を迎えます。日本の労働者も、皆さんの力をかりて明日の集会が活気あふれたパワフルな闘いになることを確信しました」と、熱気あふれるなか開会を宣言した。
歴史を動かすのは労働者の団結した力しかないと確信している
左からILWUローカル10ジャック・ヘイマン、動労千葉長田書記長、動労千葉田中委員長、コジョンファン民主労総ソウル地域本部長 |
続いて、田中委員長が、「韓国民主労総、そしてアメリカの労働者の皆さん、ようこそいらっしゃいました。特に韓国の労働者の皆さんはゼネストを前にした大変な状況の時に来ていただいたことに心から御礼申しあげます。またアメリカの代表団、特にノースウエストの航空整備士労組の仲間たちは、すでに80日間にわたるストライキのさなかに来ていただいたことに感謝いたします。さて日本の労働運動は非常に困難な状況にあります。しかし私たちは歴史を動かすのは労働者の団結した闘いしかないと確信しています。全世界でいま労働者がひどい状況に突き落とされています。しかし日本でも怒りの声は満ちています。私たちはまだまだ小さな力ですけれども、この声を集めて社会を変えたいと思っています。一方では戦争の危機が覆っています。もう一方では民営化の攻撃がかかっています。これを止める力は、全世界で同じ攻撃にさらされている労働者の国際的に連帯した力だと確信しています。まだ私たちの力は小さなものです。しかしそういう日米韓の団結した集会として明日の集会を成功させたいと考えます」と歓迎のあいさつを行なった。
韓国・日本・アメリカの労働運動が力を合わせて進んでいく!
参加者全員で「鉄の労働者」の律動!
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続いて、民主労総ソウル地域本部コジョンファン本部長より、「皆さんにお会いできてうれしく思います。三ヶ国語での話しとなりますが、言葉は難しくても私たち労働者としてひとつの心で、ひとつの気持ちで結びつくだろうと思います。私が3年前に動労千葉との交流で来たときに、日本にも闘う労働組合があるんだなと感動しました。しかしその時にはまだ動労千葉と民主労総との連帯という面でも、まだまだ欠けている面があるなと感じたことも事実です。しかし今日私は強く感じました。日本にも希望が見え始めた。動労千葉を中心に本当に民主労働運動が始まろうとしている。この3年間動労千葉の中野顧問、田中委員長とともに交流することを通して実に多くのことを学んできました。韓国と日本とアメリカの労働運動、左派労働運動が力を合わせて本当に民主労働運動を進めていかなければならないと思います。そしてアメリカの同志の皆さんとも、共に力を合わせて闘っていくことを誓います」とあいさつを受けた。
胸踊らせる国際連帯集会!ゼネスト支援は労働者の責務!
ストライキを闘うAMFA(ノースウエスト航空整備士労組)ローカル9Joseph Prisco委員長から連帯のあいさつ |
続いて、ジャック・ヘイマンILWUローカル10執行委員より、
「こうして韓国の仲間、動労千葉の仲間と会えることをアメリカの労働者は心よりうれしく思います。明日の集会が労働者の国際的連帯集会になることに胸を踊らせています。大事なことは韓国・民主労総の闘う仲間たちが、国際的な労働運動の最先頭に起っているということです。あなたがたのゼネストへの一票投票がぜひ成功して、ストライキの大勝利が勝ちとられることを祈っています。このストライキが実現することとなったら、血みどろの弾圧を行なっている韓国の支配者に対し闘っている韓国の労働者に、心からの支援を世界中から行なっていくこと、それが国際的な労働者の責務だと思います。いまアルゼンチンで労働者がアメリカ帝国主義と闘っているわけですが、もしブッシュがAPECで韓国に足を運べば、すさまじい反撃にあうでしょう。明日の集会は国際的労働者階級の新しい出発点として闘いとっていきたい」とあいさつが行なわれました。
交流会では、日・米・韓労働者を結びつけた闘いの絆を感じつつ、三ヶ国語を交えてそこここで歓談の輪ができた。
動労千葉の闘いの歌-前へ未来へ、韓国の闘いの鬨の声-トゥジェン、アメリカの闘いの声-ソリダリティーが、労働者の闘いは国境を越えて団結し結びつくものとなった。