改憲と戦争へ突き進む安倍政権を打倒しよう
3月1日に開催する、動労千葉第72回定期委員会の成功をかちとり、3月ダイ改阻止、15春闘勝利へ闘いの方針を決定しよう。
今回の定期委員会は決定的に重要な委員会である。安倍政権は、「イスラム国」による二人の人質を犠牲にし、その事をもって中東への戦争に積極的に加担しようとしている。昨年の集団的自衛権行使容認の閣議決定を実際に行おうとしている。日本の労働者を戦争に巻き込み、日本資本主義の生き残りのために戦争にうって出ようとしているのだ。改憲と戦争に突き進む安倍政権打倒へ労働者の総決起を勝ち取らなければならない。
JRは、この安倍政権と一体となって地方切り捨て、労働者の非正規職化に向かって突き進んでいる。
千葉支社における特急列車の廃止・削減は、特急列車の削減で終わらない。ローカル線切り捨ての政策を加速させ、地方都市消滅へ向かって住民が生きられない状況が生み出されようとしている。
県内の住民と一体となって特急列車の廃止、削減反対、ローカル線切り捨て反対の闘いを巻き起こそう。
定期委員会で勝ち取るべき課題
第一に、15春闘勝利、3月ダイ改阻止へ全力を挙げて闘いに起ち上がることである。
15春闘の最大の課題を組織破壊攻撃粉砕、組織拡大春闘と位置づけてJRとCTSにおける組織拡大を実現する事である。
貨物では、諸手当の廃止の攻撃が実質的な賃下げ攻撃として開始された。攻撃は諸手当の廃止に止まらない。貨物の矛盾は国鉄分割・民営化にある。貨物の賃下げ攻撃粉砕、大幅賃上げ獲得をめざして全力で闘いの体制を築き上げよう。
ローカル線切り捨て、特急列車の廃止・削減に対して、地方の怒りの声を結集し、その先頭に立って闘いをつくりあげよう。銚子、館山における地域集会の成功をかちとろう。3月ダイ改阻止へストライキを含む闘いを配置し、特急列車の廃止反対、大幅賃上げをかちとろう。
第二は、1047名の解雇撤回、最高裁での勝利判決獲得へさらに闘いを強化しなければならない。不当解雇から28年を経た2・15の国鉄闘争労働者集会は全国10カ所で開催された。東京で開催された集会には630人が結集し、大成功を勝ち取った。28年の闘いは、JRへの採用過程で何があったのかを暴き出し、新自由主義の攻撃と対決する闘いとして確立された。10万筆署名運動は、自分たちの闘いとして全国で取り組まれている。10万筆を集めきり、最高裁での勝利判決をかちとろう。
第三は、外注化粉砕へさらに闘いを強化しなければならない。外注化粉砕の最大の課題は、JRーCTSにおける組織拡大を何としても実現することだ。JR東日本は、大量退職問題を逆手にとって、際限の無い外注化攻撃に突き進んでいる。駅での外注化は、昨年1年だけでも15駅に及び、157駅中、63駅がCTSの委託駅になっている。
大量退職は、労働組合への組織破壊攻撃と相まって職場では「去るも地獄、残るも地獄」の状況が作り出されようとしている。
われわれは、「外注化粉砕、定年延長を」「組織破壊攻撃を粉砕し、65歳まで働き続けることの出来る労働条件をかちとろう」をスローガンに闘いに起ち上がろう。
第四に、この15春闘の闘いの過程で何としても組織拡大をかちとろう。外注化攻撃と大量退職問題は、職場の状況を一変させる。この攻撃に東労組から国労まで全く対応できない。分割・民営化の時のように東労組や日貨労は会社の手先となって生き残ろうとしている。本格的な組織拡大を実現し、第二の分割・民営化攻撃を粉砕しよう。
定期委員会の成功をかちとろう。
第72回定期員会
日時 3月1日 13時
場所 DC会館大会議室
① 第43回定期大会以降の総括について
② 15春闘勝利、1047名解雇撤回、業務外注化粉砕、3月ダイ改阻止に向けた当面するとりくみについて
③ 15年度暫定予算について