第53回定期大会2日目 大会決定!11・19労働者集会に総力結集を!

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 大会2日目は、予算案の提起から議事が再開され、大会方針に対する質疑応答が行われた。
途中で、かけつけた久留里線と地域を守る会・動労千葉OBで解雇者でもある桜澤明美さんより「ローカル線廃止と戦争問題は一体の攻撃。絶対反対しかない」という鮮明な挨拶を受けた。
質疑応答ののち、本部答弁と委員長の総括答弁が行われ、23年度方針案・予算案・スローガン案が全体の拍手で確認された。スト権投票は、100%で批准された。新役員の信任投票では全員が信任された。
関和幸さん、渡辺靖正さんから退任のあいさつが行われた後、各種委員の選出、大会宣言が採択された。最後に佐藤副委員長が閉会あいさつを行い、組合歌合唱、関委員長の団結ガンバローで終了した。

【出された主な意見】
● 千葉機関区の今後の要員の展望は?  仕業緩和として特にトイレ問題がある。トイレ休憩を入れてほしい。仮眠室のシーツ交換は、夜中に個人でやっているが緩和されないのか。 ダブル仕業の解消を。(千葉機)
●津田沼事業所では、要員が非常に逼迫している。来年1月からエルダー退職が続く。エルダーがいなければ仕事は回らない。随時募集をかけても人が集まらない。転勤や助勤もどこも人がいない。そのため職場はギクシャクしている。
・今の職場代表は会社側の人間で、公約はほとんどやっていない。団交で要員問題、時給、嘔吐手当問題の追及を。
・パートの人も「JRの天下りだけが高給をとって私たちの賃金は上がらない」といっている。離職も広がり会社としても破たんしている。(津田沼)
●新たなシニア組合員制度で65歳以降も組合員になって支えてもらえるとありがたい。支部内でも周知したい。 組織拡大の実現を。(幕張)
●次期ダイ改でどうなるかという話もあった鴨川派出の見習いを始めている。幕張本区から人を出すと、要員が足らなくなる。(幕張)
●支部が少数になるときの対応が必要。「その他時間」で予備が発生した場合、駅の椅子等の消毒をやらせることがある。どう対応するか。(佐倉)
●JESSの大里さんが雇い止めになった。CTSが動労千葉の継続雇用を拒んでいることに忖度したのではないか。支部としても頭にきている。契約社員・パートは簡単に切られている。(銚子)
●今度のダイ改では、人数が足らなくなる。他区では65歳以降でも残っているが、千葉機は話も来ない。65歳以降も働く気はあるがどうなるのか。(乗務員分科/千葉機)
・列車の側灯破損が多い。予備がなくなって、別車両のものを使ったりしている。傷からして沿線の木が当たって割れているようだ。伐採に幕張からも検修の人間が行かされている。安全に関わる問題だ。(車技分科)
●久留里線廃線化の問題が重要だ。3月26日に守る会の結成総会が開催され、5月に千葉支社に署名と申し入れを提出した。6~7月に住民説明会が行われたが、廃線反対の声が圧倒的だった。8月27日には久留里線・内房線・外房線の3団体共同で、講演集会を開いた。廃線化の突破口に位置づけられていることがわかった。私たちにとっても職場を奪われる攻撃だ。JRは「IT企業」化や分割・民営化による利益優先しか考えていない。久留里線廃線を許さず、存続に向けて頑張りたい。(木更津)
●新入社員が上回りに入っても、1年たつと構内に行ってしまう。去年入った4人共もう構内に行ってしまった。常に要員が足りない。構内からの助勤で数は揃えても見習いから始まる。せめて2年位いてから構内に行ってくれれば仕事を覚えられる。
・密閉状態のNBの仕事が暑くてたまらない。4両とNBが入ると仕事が本当にきつい。暑さ対策と要員を増やせ。(幕張)

関委員長総括答弁(要旨)
来年で結成45周年を迎える。
分離・独立、分割・民営化、運転区・運輸区廃止、シニア制度攻撃、外注化、融合化などとずっと闘ってきた。こういう闘いを継続するために組織を残していきたい。JR採につなげていきたい。そのために本日の大会を持って、シニア組合員を制度を正式に決定したい。65歳以降の雇用は追求するが、雇用されなくてもお願いしたい。
あらためて11・19労働者集会に総結集をお願いしたい。戦争を止めるには労働組合しかない。労働組合こそ反戦の砦だ。日比谷野音を満杯にしよう!
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