第46回定期大会(9/9~10)1日目/「水平分業」―分社化・転籍攻撃許すな!

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「水平分業」―分社化・転籍攻撃許すな!

ストライキと組織拡大で「第3の分割・民営化」攻撃を粉砕しよう!

第46回定期大会(9/9~10)1日目

 

 動労千葉第46回定期大会は、9月9日、DC会館において始まった。

 定期大会は、大竹副委員長の開会あいさつで始まり、渡辺執行委員の司会で進められ、まず資格審査が行われ、大会成立が宣言された。議長団には、千葉機支部の梶ヶ谷代議員、佐倉支部の力根代議員を選出し、議事が進められた。
 スローガン案の提起に続き、執行委員長あいさつが行われた(別掲)。
 来賓あいさつでは、最初に三里塚反対同盟から伊藤信晴さんが、反対同盟の空港周辺地域への働きかけと一体となって空港機能強化策に対する騒音下の住民の怒りが高まり闘いが始まっていることが報告された。そして先月逝去された北原鉱治事務局長の遺志を継いで闘う決意を表明され、10月8日、市東さんの農地強奪粉砕に向け三里塚現地総決起集会への結集を訴えた。
 次に動労水戸石井委員長は、「水戸では、本線運転士の入出区業務を水戸鉄道サービス(MTS)に委託するとの話が出ている。また、常磐線の竜田―富岡駅間を10月21日に開通しようとしている。9月23日いわきでの抗議行動に立ち上がる」ことを訴えた。
 さらにス労自主長谷川副委員長、船橋二和病院労組飯田委員長、動労千葉を支援する会山本事務局長、永田OB会長から挨拶を受けた。
 その後経過報告に入り、一般経過報告、労働協約・協定締結報告、事業部報告、法廷闘争報告、組織・財政・規約検討委答申、会計報告、会計監査報告が行われた。
 議事に移り、大会延期承認、決算承認、労働協約・協定締結承認のあと、17年度運動方針案、規約改正案が執行部より提起され、1日目の議事が終了した。

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改憲・戦争阻止! 組織拡大へ総力を!

田中委員長あいさつ(要旨)

 1年間団結を守って闘った組合員へ敬意を表します。
 春闘ストでは動労千葉らしく胸を張って闘い抜くことができた。分割・民営化以来の最大の再編が始まった。内房線の「系統分離」。木更津、鴨川支部を中心に地域を巻き込んだ闘いがおきた。「内房線と地域を守る会」が結成された。署名が地域のあらゆる所に置かれる状況が生み出された。
 新自由主義が社会を壊している。労働組合と結合して社会を動かす時代が始まった。動労千葉がこれまで言ってきたような時代になった。
 雇用のあり方が抜本的に変わろうとしている。非正規職は5年以上は無期に転換しなければならない。東大では非常勤がクビになろうとしている。首切りの嵐が始まる。CTSでは、8月に無期雇用転換の通知があった。昨年からの闘いの中から全員無期を勝ち取った。この成果を全体へ押し広げていこう。
 安倍政権は、2020年までに改憲を施行するとしている。戦争法―共謀罪に続いて、今秋には改憲案を提出しようとしている。
 改憲を許さないことが労働運動の絶対の課題だった。改憲攻撃の始まりが国鉄分割・民営化だった。これと抗する国鉄闘争が闘いぬかれてきたから30年間改憲できない力関係をつくった。
 地方切り捨てで毎年500校の小中学校が廃校になる。JRはその先兵となって地方鉄道の切り捨て・廃線化を推進している。社会が総崩れし、資本だけが生き延びようとしている。来年4月には無期雇用が450万人、クビになるか、あるいは最低賃金の正規労働者が生み出されるという現実だ。
 第3の分割・民営化攻撃は、これまでと全く次元の違う段階に入る。別会社に分社化・転籍、営業は分社化。乗務手当廃止は決定している。運転士、車掌は将棋の駒のように扱われる。
 シニア制度で東労組が推進して外注化を強行しようとした。しかし、動労千葉の闘いで17年間外注化は進まなかった。
 何をなすべきかを討論することが今大会の課題だ。動労千葉の力を発揮する時だ。この困難を切り開く組織拡大に総決起しよう。

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