第41回定期大会2日目 0・1外注化阻止へ!スト権確立 

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10・1外注化阻止へ!スト権確立 

第41回定期大会2日目

大会2日目は、最初に予算案の提起から始まった。その後、質疑応答が行われ多くの代議員から方針案をめぐる意見が出された。本部答弁と委員長の総括答弁が行われ(要旨別掲)、方針案・予算案が全体の拍手で確認された。長田書記長が最後に11月集会への総結集を訴えた。スト権投票は、100%で批准された。その後、各種委員の選出、大会宣言が採択された。最後に大竹副委員長が閉会あいさつを行い、組合歌合唱、委員長の団結ガンバローで終了した。


スト権投票を行う代議員。100%で批准された

【出された主な意見】
■5月19日に佐倉運輸区に銚子から8名、千葉転から5名が配転され、佐倉支部が生まれた。佐倉支部を最強の支部にする。外注化は他人事ではない。12名の女性車掌がきたが、整備できていない所の泊勤務は勤務変更になる。外注化阻止へ共に頑張る。(佐倉)
■銚子の現場では出向の説明がない。駅への配転者7名は駅から下りる車両センターが無くなる。四街道駅の塩漬けを何とかしてほしい。運輸区化の攻撃とどう闘うのか。(銚子)
■組織拡大をかちとりたい。事前通知が出されたが、なかなか難しい。平成採も動揺している。先に出た方が早く戻れると思っている。「動労千葉は協定がないから帰れない」といっているが、出向差止裁判に勝利しよう。勝てば外注化が止められる。JRに戻すために闘う。絶対に止められる。終わりではない。これからが本当の闘いだ。(幕張)
■ 外注化反対。10・1が強行されたらCTSの仕事の中身が分からない。何が偽装請負になるのか分からない。はっきりしてほしい(津田沼)。
■佐倉運輸区ができて支部長が強制配転された。運転区は千葉だけになった。運輸区構想はどうなっているのか。外注化も乗務員にとって切実な問題。乗務を下りるときは会社を辞めなければならない。ここは頑張らなければならない。(千葉転)
■貨物は賃金が13年ベアゼロ、ボーナスも下がり、年収が下がっている。55歳では賃金が70%になる。60歳ではさらに低賃金になる。年金が出なくなったら貨物会社はどう考えているのか。(千葉機)
■外注化の正念場がきた。10・1粉砕へ全力で闘う。10月以降の方針は偽装を摘発し、あいまいにしない。これまではできたがこれからは出来ない。派出、信号等を元に戻さないといけない。(車両・技術分科)
■外注化問題では、6名のうち2名が本体に残り、4人が出向。同じ場所で分けられる。説明会に支社とCTSから数名来たが、拒否で帰った。新型の気動車はワンマン仕様になっている。久留里線は駅員がいる駅が2駅で、車掌もいなくなると乗務員の負担が重くなる。(木更津)
■130系の気動車が3両来た。指導も受けていない。CTSに出向になった場合、車両の指導は誰がやるのか、また車両が平場では見られない。その対応はどうなるのか。(木更津)
■仕業検査はCTSでは教わっていない。やらなくて良いのか。(幕張)
■ライフサイクルで駅に配転されている。新人事・賃金制度の変更で主務職が出来た。駅に来ていいポジションを取ろうとしている。ライフサイクルでも「早く行けば早く帰れる」、「管理者にくっつけば帰れる」と思っている。会社をよく思っていない者もいる。組織拡大を頑張りたい。駅の設備がひどい。(津田沼)
■これまで国労で最後まで闘おうと思っていた。修禅寺大会にも行った。全て執行部に反対でやってきた。平成採を獲得する上での闘う方針が無い組合では拡大できない。ストに入ったら会社は出したかったが出来なかった。闘う方針があれば、1人では限りがあるが仲間を作ってやれば闘うことが出来る。みんないっていることは正しいと思っている。(京葉)
■派出で説明を拒否して闘っている。矛盾を暴き出して闘おう。(鴨川)
■(いすみ)エルダーが10名いるが、今度3名が退職してしまうが、これまでのように闘う。


田中委員長総括答弁(要旨) 

攻防の焦点―外注化問題に絞って答弁する。今の状態で外注化などできるはずがない。10月1日以降、委託業務に基づいて仕事をするというが、いま出向者に明らかにされているのは、構内運転、仕業、検査など、一般的なことだけだ。具体的な中身は何もわかっていない。別会社に行かされるにも係わらず、どこに何時に出勤するのか、どこで着替えるのかさえわからない。これまでの経験に基づいて勝手に仕事してくれると思っている。10月1日以降、徹底的な職場抵抗闘争をつくっていく新たな闘いに入る。CTSには、何の経験も蓄積もない。
外注化攻撃になぜ立ち向かってきたのか、今こそもう一回原点に返らなければならない。これを認めたら労働者の未来がうち砕かれると、シニア制度のとき、80名もの対象者との厳しい討論を通して、12年間外注化阻止を貫いてきた。単に青年労働者の未来の問題というだけでなく、われわれの年代にとっても、本線でハンドルを握っている人が身体をこわしても降りるところがない。また、尼崎事故のような安全の問題がかかった問題だ。いまJR東日本管内各地で総反乱が起きている。外注化の本質はみんながわかっている。ただ、見たくないと思っているから東労組のウソとペテンに乗っかっている。この一週間、組織拡大に向かって全力で闘いぬく。
さらに外注化は組合員の間を分断する攻撃だ。出向に行かされる人と残る人、また検修職場と運転職場、こうしたことを打破し、新たな闘いに入ろう。軸は職場の抵抗闘争だ。
出向差し止め裁判について、今は仮処分の段階だが、同時に出向差し止め訴訟を起こした。争われるのは出向そのものの是非―業務上の必要性があるのか、そしてこれが偽装請負だったら出向そのものも偽装請負になる。そうした判例もある。
出向・転籍・非正規職化攻撃は、労働運動全体の権利の核心問題だ。労働組合がこういうことに立ち向かえるのだと実証する闘いだ。また出向先の組織化など、新たな労働組合のあり方の提起ともなる。この闘いの中で本格的な組織拡大をかちとるため、全組合員の総決起をお願いしたい。

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