第37回動労総連合定期全国大会を開催(4/23)

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戦争情勢-JR大再編攻撃と闘い、組織拡大へ総決起を!

動労総連合・水戸が結成、新たに加盟


動労総連合は、4月23日、千葉市・DC会館において、第37回定期全国大会を開催し、戦争情勢と真正面から闘い、JRの大再編攻撃にストライキで対決し、組織拡大に向けて全組合員が総決起する闘いの方針を満場一致で確立した。

大会は、大竹中執の開会あいさつで始まり、議長に高澤代議員(千葉)を選出して議事が進められた。

冒頭、あいさつに立った田中執行委員長(千葉)は、「動労水戸の脱退を乗り越え、動労総連合・水戸を結成した水戸の仲間たちに敬意を表したい。台湾ー中国をめぐる戦争情勢が一段と切迫している。6兆円を超える戦争予算が成立するなど歴史の転換点にある。一方、世界中にインフレが拡大し、米では二つの銀行が破綻し危機の連鎖が続いている。23春闘では、岸田や日経連が「賃上げ」を発言し、連合は一言も発せずに完全に崩壊した。しかし、こうした時代こそチャンスだ。世界では労働者がストライキとデモで闘っている。動労千葉のストでの実感は、今、社会全体がストライキを支持している空気がある。可能性は開かれている。JRでは、東日本の統括センター化、西日本の統括本部、カンパニー化による大再編攻撃、国と一体でローカル線廃線攻撃が始まろうとしている。しかし、これは分割・民営化や外注化攻撃の破綻を示している。新自由主義の破綻が戦争に行き着こうとしている。労働組合の力が試される時代だ。力をひとつに束ね、職場から闘いを作り、組織拡大を実現しよう。『3労組共同アピール2023』の賛同を集め、11月集会への1万人結集へ全力で闘おう」と力強く訴えた。

100%のストライキ権と23年度新役員体制を確立

執行部から、経過報告、労働協約締結報告、決算報告、会計監査報告、22年度運動方針案、予算案等が提起され、質疑応答が行われた。

【質疑応答で出された主な意見】
◇動労総連合・水戸を結成し、動労総連合に加盟した。これからはわれわれがやりたい労働運動を行っていきたい。JRは、水戸ー土浦、いわきー原ノ町間をワンマンにしようとしており絶対反対で闘う(水戸)
◇昨年10月に続き3月4日に2回目の芸備線廃線反対闘争を闘った。5月のG7サミットは「ヒロシマの占拠」であり粉砕へ闘う(西日本)
◇構内1日勤削減で乱れると作業が回らず休憩時間の変更になる。コスト削減ー要員削減に反対し、職場代表選挙を闘う(千葉)
◇書記長の解雇撤回闘争勝利に向けて闘う。会社が雇用延長を拒否する不当な対応を行っている。勝てる展望はある(神奈川)
◇融合化に反対し、戦争情勢と闘うことが重要だ。長岡統括センターは千葉より総延長が長くなっている。運転士は、ワンマンは疲れるから乗務したくないと言っている。米坂線の廃線化を許さず闘う(新潟)
◇新幹線作業所では、作業手順がバラバラで、会社に要求を出しており、声を上げることが増えてきた(福島)

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