声を上げよう!
JR東は「鉄道一本足からの脱却」を呼号し、IT企業化にのめり込んでいます。一億枚に達しようとするスイカなどを使って「広域デジタル経済圏」をつくり、その起点として「JREバンク」を立ち上げるなどと言い出しました。
その一方で、乗務員の労働そのものが、業務融合・統括センター化などを通して片手間化され破壊されようとしています。安全の崩壊も不可避になります。
職場からこのような制度そのものを撤回させる声を上げて行こう。
戦争国会!
6月21日に閉会した今国会はまさに「戦争国会」でした。入管法の改悪、防衛産業支援法、大軍拡の財源確保法、マイナンバー法は、保険証廃止やカードの利用拡大など法律の可決が暴力的に進められました。
マイナンバーは「現代の赤紙」です。国民の資産も情報も全て国が把握して、軍拡のための税金を取り立て、兵隊にする人員を調達していくためのものです。自治体の自衛隊への名簿提出、戦争国家化を許してはなりません。
11月1万人結集へ!
今年の11月労働者集会は、19日・日曜日、日比谷野外音楽堂で開催されます。集会の性格について4つの方向性をうちだしています。
1.戦争に反対し
2.新自由主義を終わらせる力を持った労働者の闘いをつくり上げることを目指し
3.日本労働運動再生に向けてあらゆる労働者の怒りの声を結集する場として
4.労働者の国際連帯闘争として
コロナ禍をのりこえて、ウクライナ反戦と相まって全世界で労働者が起ちあがっています。日本の労働者も無縁であるはずがありません。
動労千葉は、外注化阻止闘争で「子や孫の世代を非正規職ばかりの世の中にしてはならない」と決起しました。今や「子や孫を戦場に送らない」ということが切実に求められる情勢です。
定期委員会の大成功をかちとり、11月へ進撃しよう!
6/18国鉄集会への連帯メッセージ(抜粋)
チェミョンホ(韓国・全国鉄道労働組合委員長)
韓日国際連帯20周年を迎え、動労千葉の同志たちと日本の闘う同志たちにあいさつを送ることができ光栄に思います。
私は鉄道労組ソウル本部長だった去る2月、動労千葉を訪問し、交流した経験があります。そしてその時、同志たちの闘う気運を受け止めながら韓国に戻り、労働組合の委員長に当選しました。当時、集会に共に参加し、日本の労働者の闘いとJRの構造調整の状況など、多くを知ることができました。
日本の鉄道が1987年分割・民営化され、その過程で1047名の解雇者が発生したと聞いています。36年経ちました。このような長い歳月を絶え間なく解雇撤回闘争を継続して来た結果、ついにその解雇が国家的不当労働行為であったことを認めさせる成果を得た同志たちに尊敬の拍手を送ります。
同志の皆さん!資本主義社会である日本と韓国において、労働者の状況はさして変わりないと思います。労働者を弾圧するために、建設労組を標的にし、その結果ヤンフェドン烈士が焚身による抵抗を行いました。これは明白にユンソンニョル政権が死に追いやったものです。
韓国の労働者たちは、民主労総を中心にゼネスト闘争を準備しています。われわれ鉄道労組も、高速鉄道分割を固定化し、鉄道を民営化しようとするユンソンニョル政権に対し、ストライキ闘争準備の最中にあります。
休む間もなく闘う日本の同志の皆さん! われわれは、〝粘り強い者は勝利する〟という信念があります。私は、皆さんの粘り強い闘いは必ず勝利すると信じます。「闘う労働組合と労働運動を再生させ、JR東日本の構造調整を粉砕し、軍事力強化に反対」する闘争で必ず勝利するでしょう。1047名の完全な解雇撤回も同志たちの闘いで成し遂げられると信じます。同志たちの闘いを支持し、共に連帯します。同志たちの健勝を祈ります。 トゥジェン!
*他に、民主労総ソウル本部キムジノク本部長、鉄道労組合ソウル地本、中国鉄道労働者連合会から連帯メッセージをいただいた。