第56回定期委員会開催

6419

館山・木更津両支部を全支部の闘いで守りぬこう!
第56回定期委員会開催(2/18)

館山・木更津両支部を全支部の闘いで守りぬこう!

 07春闘勝利!館山運転区?木更津支区廃止絶対反対を中心とした当面する取り組みを確認する、第56回定期委員会が2月18日、DC会館において開催された。
 定期委員会は、議長に千葉転支部・石渡委員を選出。続いて、本部・田中委員長があいさつを行なったあと(要旨別掲)、来賓として、四選を目指す水野勝浦市議、結成20周年を迎える家族会・佐藤会長よりあいさつを受けた。
 経過報告?当面する取り組み?暫定予算案を提起したあと、一括して質疑に入り・・・

質疑で出された主な事項!

※先月末から抗議行動を行い、休日勤務拒否を貫いている。2月4日の街宣から区長抗議集会が組織の力となった。これからも抗議行動を展開し、場合によっては戦術拡大で取り組んでいく。この1ヵ月間全力で闘っていきたい(館山)
※木更津運輸区新設を前提とした、内勤の入替業務を本線運転士に行なわせるための、推進運転や交番検査線への入線、A・B線入替に関する訓練を、定例訓練の中で行なってきている。当局は当初、この1回の訓練で終わりにしようとしていた節が見られる。運転保安上問題が多いことなど、各乗務員の追及により押し込んでいる。支部として、特に内勤と事務の処遇が最大の課題だと考えている。また検修の詰所について、会社側がはじめに言っていた内容と違う。残された1ヵ月間、館山支部と連携を深めて最先頭で闘っていきたい(木更津)
※車両技術分科会は、2月10日、第18回定期委員会を開催してきた。その中で113系国府津転配車など車両の老朽化が激しく、現場に部品がないため廃車から流用したり、大宮まで部品を取りにいっている。気動車もそうだが、早急に分科として実態調査を行い、こうした体制そのものを打開していきたいと考えている(車両技術分科)
※士職登用問題と並んで不当労働行為根絶に向けた闘いの一環として、2等級、3等級の昇進差別問題がある。今回の試験での結果内容などについてどうなっているのか?(木更津)
※幕張構内事故からもうすぐ1年になろうとしている。それを踏まえて、ATS?SN保安装置の設置について、いまだ見えてこない現状がある。早急な対応を求めたい。また、構内では、南引き上げ線、西引き上げ線のストップに対する保安装置が設置されていない。対策を講じることが重要だ(幕張)
※貨物ベア・ゼロ打破に向けて、本線運転士もストに入れるべきだ。新小岩では、地域闘争として、東部地区労働者決起集会を主催し、葛飾支援協春闘討論集会に参加している(新小岩)
※水野選対では、後援会組織を強くしていきたい。四度、市議会に送り出し、組織内・水野候補に安心して暮らせる地域づくりをしてもらいたい(いすみ)
 等々の質疑応答の中から、組織の最大の攻防戦となる木更津運輸区新設攻撃粉砕に向けた、具体的な闘いの展開が全体で確認された。1ヵ月間の闘いに火の玉となって邁進しよう!

(田中委員長あいさつ要旨)

 館山・木更津廃止という組織破壊攻撃の最中での定期委員会の開催。両支部を全支部の闘いで守り抜くことが、最大の、唯一の課題ではないかと考える。配転を前提とした事前通知は3月上旬と目される以上、特にこの2週間あまりの闘いが一切を決める。内房線沿線ではJRが孤立している。館山市長でさえ内房線切り捨てに反対し、街宣行動では市民が口々に憤りを発している。市場原理で洗っていく攻撃に対して、いかに地域の怒りが深く、変革を求めているのか、その中心になるのが何なのか、それが労働組合だ。卑劣な組織破壊の実態が士職10名の準備運輸区への発令に鮮明に出ている。館山の平成採運転士の希望調査では、この希望はダメだとして、「木更津運輸区希望」にしてしまった。館山廃止攻撃の本質は何なのか、怒りを新たにしなければならない。
 経営的合理性があるのか?館山から便乗、千葉への便乗など問題にしなければならない。終点が君津なんだと言うことだ。この攻撃に勝つ道は、今まで以上の強い団結だ。休勤拒否から団交の推移によっては非協力闘争の拡大となる。3月4日の春闘勝利総決起集会から、不当な事前通知が強行された場合には指名ストに突入する。そして3月18日には全組合員をあげたストを構える。分割・民営化以降最大の組織破壊攻撃だ。07春闘情勢だが、JR東日本は期末手当まで決めてしまいたいと言ってきている。これは賃金交渉をする意思がないということだ。御手洗ビジョンが言う「希望の国、日本」には、結果の平等は求められないとさえ言っている。戦後はじめて出来たのが労働三権だ。そして教基法?憲法が制定された。賃労働と資本が社会の土台だ。こういう時代だからこそ一切のカギを労働組合が握っている。第二の分割・民営化の新段階は、分民矛盾の爆発的噴出にある。駅業務の全面外注化、ライフサイクル、安全の崩壊、これが資本の本質だ。いい民営化など無い。2・16集会は動労千葉を排除して行なわれた。こんなことで1047名闘争を壊していいのか?シニア制度から業務の全面的外注化との対決によって、外注化がストップした。そして強制配転者が現場に戻った。だからこそ幕張構内事故も闘えた。この2年間で60Kmを越えるレール交換を実現した。全組合員の結集した団結が、決断できる力を本部に与えてくれたからこそ出来た。館山・木更津廃止反対、組織拡大の二つが闘いの課題だ。

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
タイトルとURLをコピーしました