第55回定期大会 1日目

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国鉄闘争勝利!労組なき社会化と対決し、団結強化と組織拡大へ!
「反戦」を労働組合の第一の任務に!戦争を止め社会を変えよう!

9月28日、DC会館において開催された第55回動労千葉定期大会初日。佐藤執行委員の開会あいさつで始まり、佐野書記次長の司会で進められた。まず資格審査が行われ、大会成立が宣言された。議長団に、津田沼支部の相馬代議員、木更津支部の小柴代議員を選出し、議事が進められた。

スローガン案提起に続き、執行委員長あいさつが行われた。関委員長は、戦争に突き進む情勢、大きな歴史の分岐点にたって、絶対に戦争を阻止すること、改めて外注化阻止、1047解雇撤回・国鉄闘争勝利へ、新たな動労千葉へ団結強化と組織拡大をかちとることを熱く訴えた(別掲)。

来賓あいさつでは、三里塚反対同盟・萩原富夫さん、久留里線と地域を守る会・三浦代表、社会民主党千葉県連合・原田幹事長、動労総連合水戸・石井書記長、動労千葉を支援する会・織田事務局次長、動労千葉OB会・永田会長、動労千葉家族会・佐藤会長からあいさつを受けた。

動労千葉を支援する会の織田事務局次長よりドイツ訪問のプレゼント

三里塚反対同盟・萩原さんは、命を守る労働組合の闘いと共に、成田軍事空港を絶対に許さないために市東さんの農地強奪阻止の控訴審を東京高裁で国鉄1047名解雇撤回の闘いと一体で闘うと決意を語り、労農連帯をさらに発展させ、10・12三里塚全国集会への参加を訴えた。久留里線の会の三浦代表は、なにがなんでもバス転換=廃線にしようとするJRと君津市長に対して、署名運動で大きな声をあげようと訴えた。

その後経過報告に入り、一般経過報告、事業部報告、法対報告、労働協約・協定締結報告、組織・財政・規約検討員会答申、会計報告、会計監査報告が行われた。議事に移り、大会延期承認、決算承認、労働協約・協定締結承認のあと、25年度運動方針案(とりまく情勢)が執行部より提起され、一日目の議事を終了した。

委員長あいさつ(要旨)

本定期大会は、今後の動労千葉にとって非常に大きな転換の過程で開かれています。ウクライナ戦争は激しさを増し、ガザ虐殺が止むことなくつづけられています。日米は自らの延命をかけて中国を叩きつぶす侵略戦争に突き進んでいます。

何より支配の危機にあるのは日本です。選挙では参政党に注目が集まりましたが、現れたのは本来この社会に対する積もりに積もった怒りです。求められているのはこの社会の根底的な変革です。労働者階級の闘いの力、階級的な労働運動を甦らせることが何より求められています。「反戦」を労働組合の第一の任務に掲げ、階級的労働運動の再生をかちとりましょう。

11月集会が切り開いてきた最大の地平は、1989年における日本労働運動の敗北に抗して、全国の仲間たちと共に日本労働運動の変革、階級的労働運動の建設という大テーマを真っ向から掲げて、四半世紀を超える組織化を継続してきたことです。この闘いを一歩も後退させることはできません。

今の時代に動労千葉として果たす役割があります。動労本部からの分離・独立戦争を闘いぬき、国鉄分割・民営化という国家をあげた攻撃に真っ向から立ち向かって団結を守りぬき、JR体制下でも多くの解雇者をだしながら外注化阻止闘争や1047名解雇撤回闘争を闘いぬいてきました。こうした闘いへの確信と、動労千葉の誇りを胸に、改めて闘いにたちあがりましょう。

1047名解雇撤回闘争=国鉄闘争の勝利は改めて決定的です。9月19日の国鉄1047名解雇撤回の東京高裁第1回裁判では、当初の警備法廷指定を撤回させ、大法廷での開催を実現し、さらに「1回結審」の策動を打ち破る大きな勝利をかちとりました。今年は分割・民営化に対して、私たちが渾身のストにたちあがってから40年を迎えます。われわれは国家権力の総力を挙げた労組解体攻撃に真正面から立ち向かい、団結を守り抜いてきました。日本労働運動史を画する地平です。
JR東の大再編攻撃は、民営化や外注化によって自らが生み出した矛盾と危機に突き動かされたもので、矛盾だらけです。それを究極の形で示したのが、6月に幕張車両センターで再び現場の仲間が犠牲にされた、労災死亡事故です。

闘いの最大の焦点は、現業部門の最後的な切り捨てと全面的な外注化、分社化・転籍攻撃との対決です。とりわけ検修業務の全面的外注化です。書記長をはじめJR採用の4名は、全員がこの攻撃の当該です。ここで全力で反撃をつくりだしましょう。そうした闘いの中でこそ、組織拡大の展望も切り開くことができます。

断固闘いを貫くために、組織拡大を実現するために、新たな組織体制の確立しましょう。大会の成功に向け、活発な討議をお願いします。

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