第2の分割・民営化攻撃粉砕! 10・1ストライキへ!第44回定期大会(9/26~27)1日目

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動労千葉第44回定期大会は、9月26日、DC会館において始まった。
定期大会は、繁沢副委員長の開会あいさつで始まり、資格審査が行われ、大会成立が宣言された。議長団には、千葉転支部の高澤代議員、銚子支部の関根代議員を選出し、議事が進められた。
スローガン案の提起に続き、執行委員長あいさつが行われた。
来賓あいさつでは、最初に三里塚反対同盟の萩原富夫さんが、闘争50年目を迎えた三里塚闘争は、その大半を動労千葉と共に闘ってきた、市東さんの農地とりあげ反対5万人署名への協力と10・11集会への結集を訴えた。動労千葉弁護団からは鈴木達夫弁護士が、今の戦争法案反対のうねりの根底には動労千葉の分割・民営化反対のストがある。それが改憲・戦争への道を阻み、不当労働行為を認定せざるを得なかった最高裁の決定があると解き明かした。さらに動労水戸石井委員長、動労神奈川の仲間、支援する会山本事務局長、永田OB会長、山田家族会会長、動労千葉議員団の中村俊六郎氏から挨拶を受けた。
その後経過報告に入り、一般経過報告、労働協約・協定締結報告、事業部報告、法廷闘争報告、会計報告、会計監査報告が行われた。
議事では、大会延期承認、決算承認、労働協約・協定締結承認のあと、15年度運動方針案、予算案が執行部より提起され、組織・財政・規約検討委の答申が行われ1日目の議事が終了した。
大会後の会食には、CTSの仲間が大挙参加し全体と合流した。「動労千葉の一員として全力で頑張る」との決意表明に会場は大いに沸き立った。


田中委員長あいさつ(要旨)

組織拡大に全組合員の総決起を!

 今大会がどういう状況にあるのか、安倍政権は戦争法案を強行した。労働者が衝突を始めた、こういう状況のなかで動労千葉が何をなすのかが問われている。
外注化から3年、10・1ストライキに向け起ち上がるなかで今大会が開催されている。3年経った出向者を戻さない。また、出向解除の名のもとに余剰人員化をしていく攻撃だ。第二の分割・民営化を粉砕しないといけない。
今年は分割・民営化と30年にわたる闘いの節目にあたる、原点にかかわる時だ。30年前の望洋荘の大会でストに立ち上がる方針を決定した。第一波ストは何を生み出したのか。かち取るべき課題の第一は、これ以上分割・民営化を継続させないということだ。最高裁の上告棄却は、反動決定ではあるが、分割・民営化の根幹が不当労働行為だということを確定させた。
9月9日、東日本に採用手続きをやり直せとの申し入れを行った。これを拠点にして闘いを継続しよう。
第二の課題は、戦争法案が強行成立した。戦後の歴史の大きな転換点だ。集団的自衛権の行使の前にやったことは武器輸出三原則をなくすことだった。資本のための戦争だということだ。安倍政権がやろうとしていることは全部破産している。社会の崩壊が戦争を生み出している。労働者が生きていけない現実、闘う労働組合が生産点から力を持たなければいけない。
また、改悪された派遣法では3年ごとに職を失う。総非正規職化だ。中曽根以来の労働運動の再編が狙われ、連合を分裂させろと言っている。産業報国会化が目論まれている。分割・民営化ストがそれを30年阻んできた。
第3の課題は、第二の分割・民営化攻撃との闘いだ。JR体制は崩壊している。JR北海道、四国、貨物の危機、第三セクターもそうだ。分割・民営化の破綻が表れている。
攻撃の核心は、「外注革命」だ。駅の外注化が進められている。東京では秋葉原駅の外注化まで狙っている。駅は全部切り離し、別会社にしようとしている。そうなれば新採が入らない、グループ会社の大再編、下請けの雇用破壊が始まる。これを止める闘いは外注化阻止闘争にある。検修職場では、われわれの闘いによって10年も外注化が遅れている。
今年CTSで組織拡大が始まった。もっと押し広げよう。外注化によって事故が続発している。外注化粉砕へ10・1ストに起ち上がろう。
大量退職が始まる。65歳まで働ける労働条件の確立へ闘おう。
そして、最大の課題は、組織拡大だ。この一点に全組合員の総決起をかちとろう。
動労総連合を全国に、動労千葉が本気で組織拡大をかちとる時が来ている。

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