新執行体制を決定!
大会二日目は、2015年度予算案の提案から始まり、その後、大会方針に対する質疑が行われた。
代議員からの質問・意見と本部からの答弁、委員長の総括答弁が行われ、15年度方針案、予算案、スローガン案が全体の拍手で承認され、スト権投票は、100%で批准された。
新役員が選管から発表され、直ちに信任投票が行われ、全員が信任された。そして各種委員の選出、大会宣言が採択された。
新旧役員あいさつでは、退任した役員を代表して君塚特別執行委員があいさつを行った。
新役員には、関道利副委員長、川崎昌浩書記長、渡辺靖正、佐藤正和、北嶋、木科の各執行委員が選出され、山田護、北村の各特別執行委員がそれぞれ指名され、あいさつを行った。
最後に組合歌合唱、田中委員長の団結ガンバローで第44回定期大会は終了した。
出された主な意見
◎旭駅の委託提案が出されているが組合員の意向を汲んで対応してほしい。
◎最高裁の決定が出されたが、2名の争議団員と解雇者がいるが十分な対応を。
◎車両の取り替え計画はどうなっているのか。17年度から工臨がDE10から気動車に代わると言われているが、教育・訓練はどうなるのか。
◎外注化が3年経って矛盾と弊害が吹き出している。業務の委託で故障に直接対応できない。責任の所在が不明確だ。外注化の全体の動向はどう動いているのか。
◎機関車に冷房を入れてもらいたい。千葉の持ち物ではないからできないと言っている。体調が悪くなる人も出ている、大きな事故につながる前に対応を。
◎1日のストライキへの激励行動をよろしくお願いします。青年部がJRに戻され、くやしい思いがある。組合差別で動労千葉だけ返している。派出への配属も含めて要求しており、最優先でやってほしい。
◎ワンマン乗務中に学生が後部運転台の前面にぶら下がっていた。車掌がいれば起きなかった。南線のワンマン化が言われている。ワンマン運転は危険だ。
9月3日に館山地域集会を開催する。
◎大量退職を迎えてエルダー社員の出向先、行き先を会社はどう確保しようとしているのか。エルダーの希望は把握し、高齢者対策の会議は毎年やってもらいたい。
◎前照灯が切れていたり、モニターが故障したまま走っている時がある。委託の基準はどうなっているのか。自動連結器のカバーが開いたままになっていたが、雨の中で運転すると事故につながる。
◎プロパーが3名仕上がり、要員がだぶつく状況だが今後どうなるのか。
◎鹿島線のワンマン運転に向けた調査が行われている。タブレットの取扱いで出先点呼などについてどう考えているのか。
◎貨物は55歳で賃金3割カットになるが、2~3年でほとんどが55歳になる。なんとかしてほしい。
乗務がきつくなり、降りたくても降りる所がない、65歳まで本線を乗務するのはきつい。高齢者対が必要だ。
◎11月に千葉運転区から千葉運輸区に移行するとしているが、ユニットだと寝る時間がないなかで引っ越しをするようになるその対応を。
◎本社交渉で、高齢者対策の話しで体調不良と仕事の因果関係は無いと言っている。怒りでいっぱいだ。本社、支社に強く申し入れを。
田中委員長総括答弁
勝負の時が来ている。安全、エルダーの雇用先、JRの現場は矛盾のルツボだ。乗務中に脳梗塞になる、降りる場所がない。乗務を降りたい人はいっぱいい る。この現実は外注化によってつくられた。かつては55歳を過ぎて本線に乗っていなかった。外注化し高齢者対策に手をうたない。
解雇撤回闘争では上告を棄却した。不当労働行為はあったが、解雇を撤回しない。動労千葉の団結の原点は40名の解雇者だ。闘いは終わっていない。
外注化について、青年部組合員1名から仕事を奪って、出向を解除した。外注化は粉砕しなければいけない。今外注化の焦点は駅と関連会社だ。15年間血を 流しながら闘ってきて、外注化を止めてきた。JRは外注化が決定的に遅れている。動労千葉と動労総連合の力だ。10・1ストから闘いを始めよう。駅の外注 化について他の組合は教えようとしない。怒りがわき上がるからだ。
千葉運転区廃止、運輸区化では支社は「そのまま移動するから組織破壊はしない」と言っている。しかし、運輸区化が完成するまでの2年間大量退職がはじま り、南線や鹿島線のワンマン化になれば、行路全体も変わってくる。11・1は第二の分割・民営化との闘いの初戦、腹を固めて闘いに起ち上がろう。
これから何が起こるのか、千数百万が非正規になり、派遣切りがおこる。戦争法案への怒りの声が爆発する。EUでは400万の移民が押し寄せている。
国鉄闘争の旗を降ろさず、労働者の決起をつくりだそう。11月労働者集会を本気になってつくりだそう。
JRとCTSを貫く組織拡大をやりぬこう。