いまこそ改憲阻止へ!
|
デモの先頭に立つ呼びかけ人
|
540名の参加で会場は満杯となった
|
5月19日、東京・社会文化会館において、とめよう戦争への道! 百万人署名運動の「いまこそ改憲阻止へ! 5・19全国集会」が開催され540名が参加した。
集会は、よびかけ人の一人、岩井健作牧師の沖縄・辺野古基地建設の「事前調査」に海上自衛隊を投入した暴挙を弾劾した開会あいさつで始まった。
「民衆の警察化」が始まっている
「9条改憲阻止の会」の蔵田計成氏、参議院議員の近藤正道氏の連帯あいさつをうけ、発言にたった上原公子前国立市長は、国会は右よりに傾いており、これを正すのは世論の力であるとし、国民保護法が「国民保護訓練」と称して「防災訓練とリンクしてやれ」という自治体への指示など、戦争法を活かすために使われている実態を暴き、また、すでに町田市などで行われている民間交番の設置、交番を120数ヶ所廃止して民間に貸すという警察の方針は、「民衆の警察化」=自警団を組織し、現代の隣組をつくる試みが行われていることを暴露し弾劾した。
「いかなる目的、利得を求めて日本に侵攻してくるのか」─北朝鮮脅威の大ウソ
「朝鮮有事と9条改憲」と題してジャーナリストの梅田正己氏が講演を行った。梅田氏は、北朝鮮を脅威とする排外的なキャンペーンが自衛隊の戦略転換に使われた過程を明らかにし、そもそも歴史的にも北朝鮮とアメリカは未だ戦争関係にあることをはっきりさせ、北朝鮮が「いかなる目的で、いかなる利得を求めて、日本に侵攻してくるのか」が欠落したまま作られた自衛隊の共同作戦の荒唐無稽さを暴いた。そして、憲法と自衛隊の関係について、9条2項「陸海空軍その他の戦力はこれを保持しない」が自衛隊の海外派兵にとって最大の障壁となっていることを突破するために9条2項の破棄、集団的自衛権の行使をうたう改憲が狙われていることを明らかにした。
9条改憲阻止へ再出発を
裁判員制度はいらない!大運動の佐藤和利弁護士の6・29集会アピールをはさんで、基調提起にたった小田原紀雄事務局次長は、97年、日米新安保ガイドラインと有事立法に反対して結成されてから10年を迎えようとする百万人署名運動を総括し、本日を9条改憲阻止への再出発のときとしようと提起。具体的には、①学習会をやり、政治討論を組織しよう。②既存の連絡会を再組織しよう。③反戦・反基地闘争の高揚から改憲阻止運動を展望しよう。④格差社会に怒り、労働者とともに闘おう。⑤9条改憲反対百万人署名の飛躍的拡大を。⑤改憲阻止運動の広範な統一戦線を組織しよう、と方針提起を行った。
全国各地の5つの地域連絡会から報告とアピールののち、集会の最後に西川重則事務局長は、「改憲に向かって地方自治体に焦点があてられてくる。改憲阻止に向けて全国各地で連絡会をつくっていくことに全力投球しよう。また、国際連帯の闘いも重要だ。議会ではなく、民衆のみが戦争をとめることができる。」とまとめを行った。集会後、国会周辺に向かってデモにたちあがった。 デモの先頭に立つよびかけ人 540名の参加で会場は満杯となった 改憲阻止! 倒せ安倍 倒せ御手洗! 労働者の団結で革命やろう!
6・9 ワーカーズ アクションin渋谷
■6月9日(土)14時
■東京・代々木公園(山手線原宿駅トホ8分)
主催/ワーカーズアクション実行委員会