清算事業団闘争勝利の展望

4462

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日刊 易動労千葉 Winn
国鉄千葉動力車労働組合
〒260 千葉市中央区要町2番8号(動力車会館)
電話{(鉄電) (公)
千葉 2935 · 2936番
043 (222) 7207番 96.9.9 No. 4462
岐路に立つ国鉄闘争と
清算 事業 団闘 争 勝利 の 展望!
は、ある意味では改革法との闘い の根拠であり、この十年間の闘い 不当労働行為を可能ならしめたそ ある。つまり改革法こそ、国家的
場を吹き荒れることになったので なり、未曽有の不当労働行為が職
〇万人の労働者の首切りが可能と
だからこそ、わずか数年の間に二 道をたどることはできない。
って一切の責任は消えてしまう。 国鉄がJRになれば、その日をも
くったことにある。何をやっても、 しないように、巧妙な仕掛けをつ
JRには不当労働行為の責任が及」 JR社員を「新規採用」と定め、 された。改革法の最大の核心は、
鉄改革法二三条によって不当解雇 なく、一〇四七名の仲間たちは国
かねない態度決定だ。言うまでも 国鉄闘争の原点の放棄につながり る」としたことである。これは、
のは、「『改革法』を …… 承認す 問題点として指摘せざるを得ない
この態度表明の何よりも大きな 改革法を…承認
なう。
申し立て等の取り下げを行
が明確になれば、ただちに
事件について、和解の方向 三、不採用及び配属事件等全
労使関係の構築を図る。
二、国労は、健全かつ正常な
に寄与する。
業としてのJR各社の発展
承認するとともに、基幹産
づいて推移している現状を 一、国労は、「改革法」に基
各社に申し入れた。
態度を決定し、八月三〇日、JR
れた臨時中央執行委員会で、次の
国労本部は、八月二六日に開か
·労働行為の取り下げではなく、危 な労使関係」をつくる道は、不当
在も全く変わっていない。「正常 た攻撃であった。その意図は、現 を解体することを最大の目的とし 国労をはじめとした闘う労働組合
そもそも、分割·民営化攻撃は、
き起こされた。われわれは、同じ
を奪った三川鉱の大爆発事故がひ 結果、一瞬にして四五八人の生命
なく、
は止まず、職場闘争が根絶された 西日本·東海·九州·四国は「拒 を見れば、政府の手に一切を委ね たと言われている。こうした状況
手段を選ばぬ差別·切り崩し攻撃 あった。しかも、闘争終決後も、
旦撤回上一カ月後の自主退職」で 紙委任した結果は、「指名解雇一
三池闘争のときも、中労委に白
だと言わざるを得ない。
である。
に裸で身を投げだすに等しいこと 事件を取り下げるのは、猛獣の前
った時点で、全ての不当労働行為
「和解の方向が明確」にな
「全面解決すれば」では
り下げを行なう、としていること になれば」い ただちに全事件の取
二点目は、「和解の方向が明確
全事件の取下げ
労に全面的な屈服を迫っている。
どこまで踏み込めるのか」と、国 基本は改革法を認めることだ」 まっているのでは前進はない」 推移している現状を認めるにとど 「 「
ない一線であるはずだ。
入れに対し、「改革法に基づいて
実際、JR西日本は、この申し
かしここは、一歩も譲ってはなら 承認する」とは言っていない。し
認する」としており、「改革法を
は、「 …… 推移している現状を承
であった。確かに国労の態度決定
·糊づくり」は、政府の手にすべて、この方針だと言わざるを得ない。
つまり、国労の言う「東日本包囲 ·本を説得させるというごとなのだ。 運輸省の手で、拒否するJR東日 臣に申し入れを行なって、政府· え、九月五日に運輸大臣、労働大 は、八月三〇日の申し入れにふま ある。国労本部の基本的な考え方
これも司法を頼りとした他力本願 なる」と主張している。しかし、 Rを驚愕させ、和解への突破口に 事件の緊急命令がでればそれがJ 争われている本州関係の採用差別
しかし、ここにも大きな問題が、 日本·北海道は拒否した。
否しない」「検討する」とし、東 た「解決」が仮に実現するとして
、に対するJR各社の対応は分裂し、
説明している。実際、申し入れ の取り下げという条件をつきつけ
·日本は、国労の申し入れに対し、
東日本包囲網をつくるのが目的一 、JR連合との統一、3全紛争事案
「これは路線転換ではない。JR
国労本部は、この方針について、 :に解決を求めているとは思えない」 「こんな意見がでるようでは真剣
「東日本包囲網」
政府依存の
くることは間違いない。
資本の側は、無限の屈服を迫って
どう喝を加えている。ここでも、
々の気持ちである」と、居丈高な いいのか。真意に疑義があるのが我
るが、具体的に信用し期待してい
「『会社の発展に寄存する』とあ
とんど困難になる。実際、JR西
キをはじめ、職場からの闘いはほ うに表明してしまえば、ストライ
吹き荒れている。しかし、このよ 現在、職場では、大合理化攻撃が 寄与する」と表明したことである。
三点目は、「JR各社の発展に
会社発展に寄与
こかである。”
働行為と闘う以外ないことは明ら
機にたつ丁R体制と闘い、不当労
明らかだ。
また国労は、「現在行政訴訟で
決とはほど遠いものになることは も、それは、われわれの求める解
と国労を叱責し、1白紙委任、2
ダルが取りたい」との発言に対し、
れは中途半端な解決ではなく金メ
争団の代表からだされた「われわ
井労働大臣も、国労全国大会で闘
労働大臣である。しかし、その永 な動きをしたのは、社民党·永井
さらに、この過程で最も積極的
ったことは間違いない。
マルを国労にけしかける方針をと だからこそ、もう一度東労組·革
して認識され続けているのである。 国鉄労働運動解体は、基本政策と
拡大にもかかわらず、国労解体-
政府だ。敵の内部の深刻な矛盾の
崎体制の続投を決定したのも、現
輸大臣だ。株主総会で、松田–松
橋本首相は分割·民営化当時の運 の矛盾は拡大している。しかし、
府とJRとJR総連·革マルの間
純な疑問にぶつかる。確かに、政
省は国労の味方なのか、という単 ここでも、果たして政府·運輸
言わざるを得ない。
を委ねた他力本願の方針であると
== 新たな10万人合理化粉砕! 労働運動の新たな潮流めざし全国へはばたこう!
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