12月16日 、民主労総が韓国で今年4回目のゼネストに立ち上がった。動労千葉、動労千葉国際連帯委員会の呼びかけで韓国大使館抗議行動と民主労総ゼネスト連帯集会が取り組まれた。
午後1時すぎ、港区南麻布にある韓国大使館に約60人が抗議・申し入れ行動を行った。
①韓国2000万労働者の声を聞け! 労働改悪5法案立法を即刻撤回せよ!
②ハンサンギュン民主労総委員長を即刻釈放せよ!
③民主労総に対する労働弾圧、公安弾圧をやめよ!
④11・14民衆総決起に対する暴力鎮圧、ペクナムギ農民への殺人行為に謝罪し、責任者を処罰せよ!」
昼の韓国大使館抗議行動に続き、午後6時半から民主労総ゼネスト連帯集会が渋谷の代々木公園ケヤキ並木で行われた。動労千葉から中村 仁執行委員が発言にたった。韓国大使館抗議行動を報告し、「動労千葉は来春闘を組織拡大をかけて闘う。ゼネストに連帯して闘おう」と訴えた。
集会後、渋谷の街に向かってデモが出発。デモ隊は180人に膨れ上がった。
金属労組15万人を先頭にゼネスト突入
12月16日、民主労総は「労働改悪阻止!公安弾圧粉砕!」を掲げ、国家権力の総力をあげた弾圧にもかかわらず、ゼネスト闘争を貫徹した。
ハンサンギュン委員長は獄中から、「組合員が敗北主義を克服し、労働者階級のもつ力を信じ、団結するならば必ず勝利できる」と檄を飛ばし、「民主労総80 万の全員がハンサンギュンだ」と叫んで決起しているのだ。とくに現代自動車、起亜自動車、韓国GMの3大自動車労組がこぞって、生産ラインを完全に止める ストに突入したのをはじめ、金属労組15万のゼネスト闘争への決起は決定的だ。
ウルサンで現代自動車支部先頭に5千人が集会・デモ
16日午後、ソウルをはじめ全国12ヵ所で開催されたゼネスト大会では、この日を突破口に年末から年明けにかけ、第二波・第三波のさらに強力なゼネスト を組織していくことが決意された。政府与党がパククネの号令のもと、1月8日を会期末とする臨時国会で労働改悪5大法案の強行突破を狙っていることへの実 力阻止宣言だ。
ソウル集会でチェジョンジン首席副委員長が委員長代行として発言
追い詰められたパククネ政権は、かつての軍事独裁政権が発動した騒擾罪を適用し、民主労総の組織的壊滅に政権の延命をかけて襲いかかっている。
韓国の仲間の闘いに応え、民営化・外注化を粉砕し、日本での組織拡大と労働運動の復権へ全力で闘おう。