止めたぞ根津さん解雇
やった! 解雇を止めた!
本当によかった! 都教委は根津さんを解雇することはできなかった。3月31日、都教委は「日の丸・君が代」不起立で闘う教育労働者への不当処分を通知したが、怒りの声の広がりの前に、根津さんを解雇することはできなかったのである。 根津さんは「累積加重処分」で、すでに「停職6ヵ月」の処分を受けており「次は解雇だ」と言われていた。しかし怒りの声は高まり、連日、都教委を圧倒する闘いが展開さた。「日の丸・君が代」だけで解雇したら重大な社会問題・国際問題になると見た都教委は、根津さんが着ていた「オブジェクション 日の丸・君が代」のロゴのトレーナーを問題にして解雇を強行しようとしていた。しかし、それも怒りの炎にさらに油を注ぐことになった。
不屈の闘いがつくった団結
この大きな勝利は、何よりも、一人の労働者として、クビをかけてこの社会のあり方に立ち向かい続けた根津さんの生きざまが生み出したものだ。その不屈の意志が全国の労働者の心を打ち、国際的に波紋を広げ、マスコミも大きく取り上げざるを得ない状況をつくりだした。たった一人の絶対反対の闘いが巨大な団結を生み出して、石原を追いつめたのだ。 その一方で、「新銀行東京」の破たんに示されるように、やりたい放題を続けてきた石原都政は足元からガタガタ崩れはじめた。根津さんの決起は「原則を曲げずに闘えばかてる」ことを、われわれに鮮明に示してくれた。
われわれも続こう!
1047名闘争でも同じことが問われている。われわれもこの闘いに続こう。労働者の団結した力を信じず、資本との闘いを忘れ、ただ政府・国土交通省に懇願を繰り返すようなことを続けたら、屈辱的に敗北の道に落ちるだけだ。もう一度鮮明な旗を掲げよう。
私をクビにすることはできなかった ● 根津公子さんの発言
都教委は、私をクビにすることはできなかった。「停職6ヵ月の次はない」と言われ、階段を一段づつ登らされて死刑までいくかと思ったらそうはならなかった。停職6ヵ月は本当に不当だけど、でももし大勢の声がなかったら簡単にクビにしたはずです。それができなかったんです。 この1年、いろんな動きにみなさんが呼応してくださいました。2月からは「トレーナーで解雇されるかもしれない」(※注「オブジェクション 日の丸・君が代」のロゴのトレーナーを着ていたことが問題にされていた)という中で、連日動き続けた。12万5千筆もの署名が集まった。海外からの声もずいぶん都教委に寄せられた。そうやって動き続けたことで「クビにしたらその後が大変だ」となって、都教委はクビにすることができなかったんだと思います。 「憲法を破る」と公言する石原教育行政のもとでも、やっぱり大勢の力が動けば変えられるという希望を持ちました。午前中、都教委が処分発令書を学校に持ってきました。同僚の一人が「私たちにできることは何かある?」と言ったんで、「一緒に処分発令書をもらいに行ってくれる?」と声をかけたら、5人が現場に来てくれた。都教委には、南大沢学園の中にも根津を支持する人たちが大勢いることがわかったと思います。 どんなに座ってもクビにならないということが今日、実証できました。「日の丸・君が代」がおかしいと思っている教員がみんな起立しなかったら、もう処分はできなくなるということが明確になりました。みなさん、一緒に動きましょう。そして「10・23通達」をなくしましょう。とにかく今日はうれしさいっぱいです。
●激励の声!
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根津さんと日本の先生方の勝利を聞いてどんなにうれしかったか言葉では言い表わせません! 根津さん!貴方の勇敢さは私たちを鼓舞激励し、貴方の闘いは国際連帯運動を発展させてきました。これは二重の勝利です。 一人の人間としてそこまで自らの意志を貫き、多くのものを獲得できたことに、本当に感激しています。私たちは強い絆で結ばれた仲間(シスター)です。平和と正義の追求が私たちを結びつけていることに感謝します。
ロサンゼルス統一教組 アーリーン・イノウエ
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やったー!!!!!! 何と素晴らしいニュースでしょう。根津さんと連帯して、明日は学校に「オブジェクションシャツ」を着ていきます。そしてなお、世界中の戦争屋どもプレッシャーをかけ続けなければと思っています。
ロサンゼルス統一教組 グレゴリー・ソティア
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根津公子同志が解雇されなかったとのこと、おめでとうございます。同志たちの団結した闘いの成果です。解雇を覚悟し、そのいかなる犠牲も甘受して「君が代」不起立を貫いた粘り強い闘いの成果です。同志たちの勝利を、あらためて心よりお祝いします。
韓国・全教組ソウル支部 チョヒジュ
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