東労組は修正提案における機動班業務の直営化に対して、交渉における「成果」だと言ってあたかも出向にいった場合、戻る場所を確保したかのように言っている。
しかし、機動班の直営化はあくまで10月1日実施における対象業務から外したにすぎない。動労千葉の交渉のなかで会社は、「将来にわたって委託しないわけではない」と明言している。東労組の宣伝を信じ、ひとたび10月1日実施を許したら段階的に機動班は3年後に委託、機能保全は5年後には委託と突き進むことは明白だ。
東労組の交渉のなかで会社は、機能保全や技管についても「グループ会社の中に内在する」といっている。直営で残すのであればこのような言い方は絶対しないはずだ。その時には千葉派出も西船派出も直営で残るはずがない。本区の業務が無くなるのに派出を直営で残す必然性が無くなるのは当然の成り行きではないか。
外注化で戻る場所があるとかという議論に矮小化してはいけない。構内運転士はどうなるのか。仮に戻れるとしたって構内業務は今回の提案時点ですでに全て外注対象だ。交渉の中で会社は「若い人には、技術管理もあるし、工場(大宮)もある」という。現実問題構内運転士をやっている者がそのような業務をなぜしなくてはならないのか。また、現場で東労組の役員はCTSへの転籍はないという。だけど、会社が「外注化の将来像はJR社員のCTSへの転籍です」なんて言うわけがない。そんなことを言おうものなら現場から反乱が起きるに決まっているからだ。
労働組合であるならば、会社の将来にわたっての狙いを的確につかみ、労働者に不利益がともなうのであれば反対の立場をとることが本来あるべき姿ではないのか。
今なら外注化を止められる。
後になって後悔しても始まらない。
動労千葉に加入して共に闘おう!
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