検証 分民10年 シンポジウム開 報告2

3754

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日刊
動労千葉
NOODLE
WInn
T
国鉄千葉動力車労働組合
〒260 千葉市中央区要町2番8号(動力車会館)

((鉄電)
電話{(公)
千葉 2935 · 2936番
043 (222) 7207番
93.3.11
No.
3754
【81年答申】


| 【91年答申】
1
(1) 鉄道斜陽論
(2) 基本答申のみ
(1) 鉄道復権論
(2) 基本答申を含めて1
0部会が答申を出し、そ
分割·民営化の破産と
侵略鉄道政策打ち出す

のなかで国際部会一鉄道
ー交通の国際貢献一国際
協力が全体の半分を占め
る。
(3)
「社会的要請の積極
的対応」「効率性と社会
的公正(公共性)の調和
と確保」 国家のもとに
おける鉄道
(4) 「一局集中の打破ー
地方交通線の確立」
(5) 鉄道貨物復権論(ト
ラック中心からモーダル
シフトへ)
(6) 「開発途上国におけ
る鉄道の協力」植民地鉄
道政策論の展開
(3)
「効率性」「市場原
理の導入」「民間活力の
導入」「競争原理の導入

| ***
:
:
割·民営化の名のもとに、鉄道
(1 91年答申の特徴は、分
おりですが、その核心点は、
運政審答申との違いは別表のと
営化の出発点となった八一年の
を出した。一〇年前、分割·民
載する。
(4) 地方交通線の切り捨


(5)
鉄道貨物安楽死論
国内鉄道に関する答

運政審は、九一年六月に答申
議会答申批判の報告の概要を掲
報告のあった九一年運輸政策審
センター事務局員·中田氏より
七五一号に引き続き、労組交流
ものとしてあった。今号は、三
闘いの展望を指し示す有意義な
を問うシンポジウムは、今後の
二· 二八分割 · 民営化一〇年
:
:
いうことが、強調されています。
めて再編しなければならないと
道輸送体系を国家のもとに、改
どと称しながら、国内交通ー鉄
いることです。
「社会的要請の積極的対応」な
率性と社会的公正の調和と確保」
そして、結論としては、「効
あり、述べられていることは、
鉄道政策」ともいうべきもので
度の転換なのです。
民営化政策の全面否定、一八〇
その内容は、「新たな植民地
もうひとつは、国家の下に鉄道
述べられていることは、分割·
が打ち出されていることなど、
送への転換 (モーダルシフト)
の危機がうたわれ、鉄道貨物輸
いること、トラック中心の物流
方交通線の確立が打ち出されて
とに対し、一局集中の打破と地
なまでに進行させてしまったこ
が、地方の過疎化と荒廃が極端
特に、地方交通線の切り捨て
認め、その破産を自ら宣言して
まったことを政策的失敗として
輸送網体系をズタズタにしてし
〇年代の交通政策の基本的課
は、「二一世紀に向けての九
を受て出される。今回の答申
その答申は運輸大臣の諮問
り、資本家·学者で構成され
!」は、運輸省の諮問機関であ
「運輸政策審議会 (運政審)
運輸政策審議会答申とは、
【解説】
:
別の交通ー鉄道政策をつくり、
支援するやり方から国別·分野
資源をよこせ」「要請を受けて
「資金がなければ、その代替に
i
!
i
:
これも、
りではなく、経営に責任をもつ」
天と地ほどの差がある。ここに
なりません。
「これからは、資金·技術ばか
いなかったことです。
八一年答申では全く触れられて
られていることです。これは、
鉄道の「国際協力政策」が述べ
南アジアや東欧諸国への交通ー
とは、答申の約半分を使って東
( しかし、より特徴的なこ
化論」とは全く反対の主張に他
ないと称して強行された「民営
争原理」を導入しなければなら
「民間活力」や「市場原理·競
「効率化」のために、
った斉藤英四郎である。
委員会々長、前経団連会長だ
政審の会長は、(JR) 設立
が出された。また、現在の運
問を受け、九一年六月に答申
八九年一一月運輸大臣より諮
運輸政策審議会答申批判
年代の交通政策」と題され、
題への対応について」「九〇
「分割·民営化10年を問うシンポジウム」報告の
1
:
i
を終わっていきます。
あるということを結論にして話
の闘いを推し進めて行く必要が
着目して分割·民営化体制打倒
盾はいっぱいある。この矛盾は、
うということですから、この矛
網を再編してアジアへ乗り出そ
営化してしまったということ、
りません。ひとつは、分割·民
そんなにうまく行くものじゃあ
ているのです。しかし、それは
げ、この一〇年間でやろうとし
道建設ということを大々的に掲
申というのは、やはり植民地鉄
(3) 最後に、九一年運政審答
推進する先兵となっています。
などと、この植民地鉄道政策を
「カンボジアに機関車を送ろう」
鉄道安全会議」を開催したり、
に、当局と一体となって「国際
東欧の鉄道権益を確保するため
そして、JR総連·革マルは、
なりません。
連動した鉄道政策の大転換に他
これは、PKO自衛隊派兵と
建設したのと全く同じ論理です。
国·東南アジアに植民地鉄道を
かつて日本帝国主義が朝鮮·中
とは、「満鉄」 「泰緬鉄道」等
するものです。言われているこ
として、鉄道の進出を図ろうと
え、支配するための決定的手段
ける」等、アジアの権益を押さ
的広がりのなかで捉え、位置付
支援だったが、これからは地域
換する」「これまでは点と線の
それを実現していくやり方に転
·
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反合·運転保安確立! 反戦·反核を担う労働運動を!
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