検修構内の全面外注化攻撃許すな 

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用動労千葉
国鉄千葉動力車労働組合 〒260-0017 千葉市中央区要町2番8号(DC会館)
千葉2935·2939番 電話」(鉄電) 1 (公) 043(222)7207番 FAX 043(224)7197番 LL 2000.9.18 No5196
3 2 車両の解放·連結 整備(作業ダイヤ単位での委託) 運転、入出区、出区点検 · 入区 1 運転区所·駅構内での入換· 誘 道 業 務·
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◎構内入換業務
その他車両の消耗品取替え
事故復旧に関する業務
ATC·ATSの特性検査
車輪転削
としている。
(ユニット単位での委託が基本)
1 従来型車両の交番検査
◎車両検修業務 て次の項目があげられている。 提案では『委託可能とする業務」とし
等しい、全面的な外注化攻撃だ。 修職場をそっくり売り渡してしまうに 検修·構内関係の提案は、まさに検
(新系列車両を含む)
検修区の大再編!
【裏面に提案資料)
的な外注化攻撃が本格的にはじまろう
とワンセットになった鉄道業務の全面 大合理化提案を行った。「シニア協定」
関係と設備関係の大幅な外注化を含む
JR東日本は9月13日、検修·構内
輸送混乱時など、ひとつ間違えれば本 いわば心臓部と言ってもいい業務だ。 ることだ。「計画」と言えば、検修区の 画業務まで外注化してしまうとしてい さらに、とくに異常なのは、構内計 くらも発生しなものになるだろう。 れが強行されたら、業務量としてはい いう趣旨で調査を行っており、もしこ 期の検査を6日~10周期に延伸すると とは言え、会社は現在72時間(3日)周
また仕業検査については直営で残す
てしまうということだ。
注化できると言っている) 程度になっ 番検査、臨検(しかし消耗品交換は外 直、技管、仕業検査、新系列車両の交
れた場合、検修区で残るのは、検修当 攻撃と言うべきものだ。これが実施さ
これは検修区の業務の全面的な外注化 しかし内容を見れば明らかなとおり、
全面的な外注化! ひとつの業務をJRの社員と関連会社
査は直営で残すとしている。 内運転業務は改めて切り離し、仕業検 業パートごと(交検はユニットごと)に でるたびにその人数を見ながら、各作
融合化が進められてきた仕業検査と構 業務の外注化計画に伴って、これまで なお会社は、この構内運転や入出区
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油器の取扱い等 その他ポイント清掃、自動給
構内計画業務
Rにとってはまさに濡れ手栗となる。 働者を確保することができるなど、J もこのような超低賃金でベテランの労 すことができることになるのだ。しか の三分の一程度の人件費で業務をこな
つまり会社にとっては、JRの社員
りにすれば10万円そこそこであろう。 ディアサービスなどは13万円だ。手取
金はわずか14万円である。ちなみにメ 今回の委託先になる千葉車両整備の賃 ルが延命するために、高齢者の雇用延
社の求人票が明らかにされているが、
実際、「シニア制度」に基づく関連会
の削減にある。
この大合理化の狙いは、総額人件費 う一項目がワンセットで盛り込まれて
:
総額人件費の削減
めようとしているのである。 みにしつつ、逐次全面的な外注化を進 の社員が入りみだれて行うような仕組
用したOBを当てていくというのだ。 逐次外注化し、そこに関連会社が再雇
つまり簡単に言えば、定年退職者が
するというものである。
受け入れ能力、等を見ながら逐次実施 どころか、保線、信号·通信、電気、
(3) 車両投入計画、(4) グループ会社の 全に途絶えることになる。JRは検修
( シニア社員の規模、(2) 要員事情、 してしまった場合、技術力の継承は完
しかも提案された外注化の方法は、
全力で闘いへ19·26集会に結集を! 化攻撃は貫徹できるはずのないものだ。 まきおこれば、こんな理不尽な大合理 を展開する決意だ。職場からの闘いが われわれは組織の総力をあげた闘い
東労組を解体しよう。
たのである。今こそ怒りの声をあげ、 者の権利·労働条件を会社に売り渡し
長のみならず、JRに働く全ての労働
東労組は、JR東日本において革マ
でに容認し、丸呑みしているのだ。
いる。東労組は事実上今回の提案をす
への業務委託を着実に推進する」とい
ニア協定」には、「労使は関連会社等 より一層鮮明になったと言える。「シ 協定」裏切り妥結のもつ重大な意味は
この提案により、東労組の「シニア
東労組の裏切り!
層ガタガタになることは明らかだ。
今問題視されている異常時の対応も一 系統が大混乱をきたすことも必至だ。 い会社となるだろう。また、指揮命令
電力系統等、何ひとつ技術力をもたな
題は深刻だ。実際こんな外注化を強行 安全の危機はどうなるのか、という問
東労組の大裏切りに怒りの声を 外注化攻撃許すな
異常な外注化手法 売り渡してしまった場合、運転保安や
修·構内の全面的
ることは目に見えている。 JRの社員を指示するという実態にな
は、関連会社の社員が助役を指示し、 こんなことをすれば、輸送混乱時など ば、助役でもできる者はいない状態で、 するパートである。現場の実態を見れ
い業務であり、最も技術力と経験を要
線も含めて大混乱させてしまいかねな これが今回の提案の本質であり、
·構内業務をはじめ、あらゆる業務を ばかりではない。このような形で検修
大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
この外注化提案がはらむ問題はそれ
問題は噴出する!
り方は断じて許すことができない。
「シニア協定」の本質だ。こんな汚いや
グループ会社と一体となった業務体制の構築(運輸車両関係)
9/13 JR東日本 の提案
平成12年9月
1 基本的な考え方
運輸車両関係の社員は、ノウハウ·資格として運転士は動力車操縦者免許の 国家資格を有し、車掌は営業制度の知識、接客に関する幅広いノウハウを持っ ている。また、車両職は車両メンテナンスに関する広範な技術等を有している が、特に運転士や車両職についてはシニア社員のウエイトが高くなっている。 一方、現在、技術革新された新車の投入を重点的に進めてきたところである が、当分は新系列車両と従来型車両が混在することから、新しい保全技術や従 来から培われてきた技術·技能を両立しながら、それぞれに応じた適切な車両 メンテナンス体制を構築することが重要な課題となっている。
以上のような世代交代、技術革新等の大きな環境変化を踏まえつつ、今後、 急激に増大するこれらノウハウ·資格を持ったシニアに、より相応しい雇用の 場の確保と併せて、効率的な作業体制とするため、

(1) 安全の確保
(2) (2) 健康確保と働きがいの創出
(3) サービス水準の維持向上及び収入の確保
(4) 業務に必要な技術力の確保
(5) 「委託先となるグループ会社等と鉄道業務遂行上の関係」の明確化
を考慮しつつ、ぎょう♥
○車両検修業務 ○構内入換業務 の一部をグループ会社(整備会社)に委託可能な業務とし、グループー体と
なった業務体制を構築する。
業務委託にあたっては、 (1) シニア社員の規模 (2) 要員事情 (3) 車両の投入計画 (4) グループ会社の受け入れ能力 などを総合的に勘案し、地方において逐次実施することとする。
2 委託可能とする業務 (1) 車両検修業務 1 交番検査業務
在来線の従来型車両の交番検査を整備会社に委託する。なお、電車の交
1
番検査については、ユニット単位の委託を基本とする。(※ 従来型車両: 209系以降の新系列電車を除く車両)
また、新系列電車及び新幹線電車については、直営を主体として実施す
る。
2) 在来線車両の車輪削正業務及びその附帯業務を整備会社に委託する。
車輪削正業務
3. ATC · ATS特性検査業務 ATC特性検査及びATS特性検査業務を整備会社に委託する。
4 事故復旧に関する業務 事故復旧に関する業務を整備会社に委託する。
5 その他(消耗品取替え 等)
車両の消耗品取替え等の業務を整備会社に委託する。
(2) 構内入換業務
1 入換業務 .
運転関係区所及び駅構内における車両の運転操縦業務(駅との入出区を 含む) と出区点検·入区整備(留置手配)業務を整備会社に委託する。 なお、作業ダイヤ単位での委託を基本とする。

2 誘導業務
運転関係区所及び駅構内における車両の誘導業務を整備会社に委託す る。
3 車両の解放·連結に伴う業務 運転関係区所及び駅構内における車両の解放及び連結作業を整備会社 に委託する。
4 構内計画業務
運転関係区所構内の構内計画業務を整備会社に委託する。 5 その他構内に係わる業務 運転関係区所構内のポイント等の清掃業務、自動給油器の取扱い、 カンテラの取扱い及びポイントの手回し鎖錠等の業務を整備会社に委託 する。
3 引取検査の見直し
引取検査については、書面により行なう。
4 実施時期
平成13年4月1日以降とし、具体的には各支社において計画する。
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