検査派出の廃止・縮小やめろ!
3月ダイ改ストを全力で闘いぬこう!
3月12日(土)13時30分
千葉商工会議所第一ホール (千葉中央ツインビル 2号館14階)
JR・CTSは3月ダイ改で銚子派出廃止・鴨川派出縮小を行うとしている。はっきりしたことは、JRからの出向は「単に労働力を提供するだけ」のものだったということだ。そして、仕業・構内業務の外注化がすべて偽装請負だったということだ。
今すぐ外注化を撤回しろ!
団交の中でJR千葉支社は「今後、銚子に行ってもらう要員を確保できるかという問題もある」と回答した。つまり、〝外注化してCTSで要員を確保できないから廃止する〟ということだ。
そもそもCTSは派出業務を行うプロパー社員をまともに養成していない。銚子派出の予備要員に入っているプロパーが1人いるだけで、鴨川派出や一宮派出には誰も行ったことがない。12年10月の外注化以降、業務を行っているのは基本的に全てJRからの出向者だ。
会社は外注化・強制出向の目的を「エルダー社員の雇用の場の確保」「技術継承」と語ってきた。だが、検査派出には技術継承の相手さえいない状態が9年以上続いているのだ。
今回の団交でCTSも、「予備も含めエルダーで対応できるから、プロパーの養成は今すぐではない」と回答している。
「エルダーがいるからプロパーを養成しなくていい」という回答だ。出向は技術継承のためではなく、JRからの「単なる労働力の提供」だったのだ。そして、エルダー社員がいる間に派出を廃止するということは、「雇用の場の確保」も真っ赤な嘘だったということだ。
出向が認められるには4要件(①雇用機会確保、②経営・技術指導、③職業能力開発、④グループ内の人事交流)のいずれかを満たす必要がある。だが、結局どの理由も嘘だった。JRのやっていることはただの「人工出し」であり違法だ。外注化は完全に偽装請負だった。すべての外注化をただちに撤回しろ!
外注化の無責任体制ゆるすな
銚子派出廃止について、JR側は「発注をやめただけ」といい、CTSは「発注がないからなくすだけ」だと回答している。これも外注化がもたらした無責任体制だ。
そもそも検査派出は、車両故障や大きな輸送障害が発生したときに真っ先にかけつけて、列車の運行を支える安全の拠点だ。「定例的な業務があれば残すが、なければなくして良い」というものではない。安全のために維持すべきものだ。
仕業検査を行わなくても入出区に伴う入換、出区点検など他の仕事はすべて残る。外注化を撤回し、JR本体で検査派出を維持すれば、エルダー社員の雇用の場も確保される。「外注化」を理由に、派出廃止の責任から逃れようという卑怯なやり方は絶対に許せない。
安全無視の派出廃止反対!
乗務員にとっても何かあった時に検査派出があれば負担も軽減される。会社は「千葉派出、幕張車両センター本区から行くことになる」というが、検査・保守体制が一気に弱体化することは明らかだ。しかも、入出区関連の業務を本線乗務員にやらせるということは、乗務員の労働強化でもある。
コスト削減を優先し安全を犠牲にして、派出を廃止するなど許すわけにはいかない。銚子派出廃止・鴨川派出縮小やめろ! すべての外注化をただちに撤回しろ! 3月ダイ改をストライキで闘いぬこう。