東京地裁 国労採用差別事件 反動判決弾劾

4793

読み込みエラー:

PDF をダウンロード

MU
日刊 用動労千葉 JInh NOWIn IR 1
国鉄千葉動力車労働組合 〒260 千葉市中央区要町2番8号(動力車会館) 電話
』(鉄電) 千葉 2935 ·2939番 1 (公) 043(222) 7207番 98.5.28 No. 4793
東京地裁.11都
の政治的
民事19部
反動判決を弾劾する!
は、国鉄の責任と権限で行った 判決は、「採用候補者の選定 は読むことのできない内容だ。
張している。まさに怒りなしに
に違反するとはいえない」と主 条やーLO条約、国際人権規約 結果となったとしても、憲法28 5「救済が実質的に否定される ったとしてもやむを得ない」、 が一定の制約を受ける結果にな る」、4「不当労働行為の救済 な同一性があるのかも疑問であ 3「国鉄とJRとの間に実質的 地位にあったとは言えない」、 立場は、設立委員の補助機関の 2「職員の採用に関する国鉄の
JR)が負うべきものではない」
きものであって、設立委員(= としての責任は、国鉄が負うべ があったとしても、その使用者 1「採用に関して不当労働行為 とくに、民事1部の判決は、
(二)
下した。
を弾劾する。
満腔の怒りを込めて、反動判決 しかもこの間、民事1部は、
歴史的暴挙である。われわれは、 定することができる地位にはな
ような闘いと訴えを踏みにじる 一〇四七名闘争団の血のにじむ 造する政治的反動判決であり、 当労働行為を居直り、真実を偽
この判決は、国家ぐるみの不
を全面的に取り消す反動判決を
労の訴えを却下し、中労委命令 〇四七名のJR採用を求める国
ってきた行政訴訟について、一 令をめぐって、国労とJRが争
部は、採用差別事件の中労委命
本日、東京地裁民事1部:19
(1)
と言って、や労委命令を全面的 採用を命ずることはできない」 手続きのやり直しが限度であり、 ことのできる救済措置は、採用 としながら、「中労委が命ずる 委員が責任を負うべきである」
ることなく放置したなら、設立
れを容認する意志で是正を命ず
Rの設立委員が知りながら、こ 労組合員を除外したことを、J た国鉄が組合差別の意志で、国
採用候補者の名簿作成にあたっ
一方、民事19部の判決も、「
判決を最終判決としたのである。 国労の主張を却下して、本日の
つ、JRの責任を全て否定し、 かの中間判断を行う」と称しつ 使用者としての責任を負うか否
理にも入らないまま、「JRが·
認定した不当労働行為の実態審
あうや、今度は、労働委員会が 込む手先となり、JRの拒否に
って、国労を「和解路線」に引き
政府の国労解体攻撃の窓口とな
かった」と断じたのだ。
用候補者の選定や名簿作成を決 言いくるめ、「設立委員は、採
ところが東京地裁は、黒を白と することができない事実である。
為であったことは、何人も否定
働運動解体のための不当労働行 一体となって強行した、国鉄労
も、まさに政府·国鉄·JRが 別事件は、その実体から言って 鉄総裁が就任するなど、採用差 もJRの設立委員には、杉浦国
と述べている。しかし、そもそ る権限があるに過ぎなかった」 名簿のなかから採用者を決定す
ものであり、設立委員は、その
しかし、本日の反動判決のか
反撃に起ちあがる決意である。 でも政府とJRの責任を追及し、 に、反動判決を弾劾し、あくま り、全ての労働者の未来のため
われわれは、闘いの原点に還
な攻撃である。
(四))
制定策動とも期を一にした重大 ている労基法の改悪や有事立法 かれている。今国会に上程され
そうとする橋本政府の意図が貫
し、労働者の諸権利を奪い尽く 働委員会制度と労組法をも解体
には、国鉄闘争のみならず、労
済の法理を排斥した。この判決 用者性の法理、不当労働行為救
のもとに斥け、労組法七条の使
の不当労働行為責任を一刀両断
委員会が一致して認定したJR ある。東京地裁は、全ての労働 定するに等しい重大な挑戦でも
員会制度と労組法そのものを否
また、本日の判決は、労働委
大な攻撃である。
政府と裁判所が一体となった重
答無用で臨むことを宣言した、
国鉄闘争を解体するためには問 むきだしにしたのだ。これは、
国鉄分割·民営化攻撃の本質を ら、結局、本日の判決をもって、 テンを弄して、幻想を煽りなが
的偽善である。敵は、様々なぺ 判の名にもあたいじない、政治
国家権力の意志に貫かれた、裁
–国鉄労働運動の解体に向けた
本日のふたつの判決は、国労
(三)
言いようのない判決だ。
に覆した。まさにペテンとしか
がろう。
を新たな怒りの日として起ちあ げるために闘おう。今日5·28 たって、闘う労働運動を創りあ ての労働者の怒りの声の先頭に 力を結集して起ちあがろう。全
制打倒するために、全組合員の そう。JRとJR総連の結託体 を先頭に、強固な団結を組み直
をもって、一〇四七名の闘争団 う。1年間の勝利の地平に確信
あった。闘いの原点にたち還ろ
対する回答は今日の反動判決で 橋本政府に依拠した和解路線に
橋本政府は恐れているのだ。
ない時代が到来している。
切は力関係によってしか決まら
制も矛盾を噴出させている。一
キに起ちあがっている。JR体 韓国の労働者は果敢にストライ
の民衆はスハルト体制を打倒し、 うに響いている。インドネシア 労働者の怒りの声は地鳴りのよ
できない。大失業時代が到来し、 た闘いをつぶすことなど絶対に
片の反動判決で、1年間貫かれ らない危機にあえいでいる。一 は、10年前とは比べもものにな
闘いはこれからだ。橋本政権
·民営化攻撃の原点に戻った。 に失敗し、闘いは、97年の分割 か。敵は、国鉄労働運動の解体
くなど、誰が予測しえただろう
今日まで不とう不屈の闘いが続 わめて大がかりな攻撃であった。 運動の大転換–解体を狙う、き
分割·民営化攻撃は、戦後労働
改めて言うまでまなく、国鉄
められた橋本政権の姿である。
に及ぶ不屈の闘いの前に追いつ
四七名闘争団を先頭とした1年
ら透けて見えてくるのは、一〇
新たな10万人合理化粉砕 !! 労働運動の新たな潮流めざし全国へはばたこう !!
=
タイトルとURLをコピーしました