木更津支部第29回定期大会

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運輸区新設攻撃との対決へ闘争宣言発す!

木更津支部第29回定期大会が、11月25日、木更津市・「たく」において開催され、第二の分割・民営化攻撃の新段階とも言うべき、来年三月のダイ改での木更津支区廃止、館山運転区廃止ー木更津運輸区新設攻撃との対決に向け、組織の総力をあげて闘いぬくことが満場一致確認された。

団結を柱としたこの一年間の闘い

大会は、岡田委員を議長に選出した後、冒頭、佐野支部長が登壇し、「この一年間の闘い、とりわけ06春闘を団結して闘いぬいてきた。スト破りが起こってしまったが組合員の団結で打ち破ってきた。結果こそ出ていないが、組織拡大を目標にして頑張ってきた成果が少しずつ出てきたと感じている。3月決戦に向けて、組合員一丸となって闘っていきたい。そのためにも多くの意見を結集して、この大会を成功させ、闘争宣言の場としたい」と力強く決意を述べた。 続いて、来賓として、本部・田中委員長よりあいさつを受け、①教基法単独採決によって、憲法改悪に手が着いた。前文がついた法律は憲法と二つしかない、日教組と自治労を解体することが参院選の焦点だと公言している。②国労の包括和解とは、70件に及ぶ不当労働行為を一括して引き下ろしたと言うことだ。また今後、JR東と総合労働協約を結ぼうとしている。これは国労が鉄産労になるということだ。③国労の包括和解と表裏一体のものとして、これまでのレベルを越えた第二の分・民攻撃が新段階に入ってきている。大規模な駅の外注化、「ライクサイクル」提案は、分・民が破綻していることを示すとともに、労働者のロボット化ー運転士の外注化、そして運転士保有会社を作ろうという構想までが出てくることを意味している。④攻撃の本質は、労働者の団結を破壊すると言うことだ。運輸区新設との闘いは、組織攻防戦であり、絶対反対を貫き通す。そして安全の崩壊に対して立ち向かう。以上の4点を中心として情勢と闘いへの提起を受けた。
大会は状勢報告から方針(案)までの提起を一括して受け、質疑応答に入った。

質疑で出された主な意見

① 現在、木更津では、DL業務-気動車回送、工臨などを行っている。平成採の労働者が担当しているが、組合員の中にも資格を持っている人が何人かいる。今後、DLで使うという考えをもっているのか?また運輸区移行後の込み運用など、このままDCだけでやっていけるのか?内勤について変わってくるのかどうか?
② 来年1月段階でのイベント-SL列車について、現場で聞いても何も出てこない。SL仕業について募集している噂を聞いているが、状況はどうなのか?
③ 12月16日に予定されている、館山支部との交流会には、運輸区新設攻撃との対決という意味からも最大限で臨んでいきたい。
④ 来年始まるとされている駅外注化の対象、1日の乗降2万人以下ということだが、駅にも組合員がいる。「ライフサイクル」提案と会わせて、内容、状況について聞きたい。
⑤ 国労の包括和解ということだが、1047名-国労と国労闘争団の関係はどうなっているのか?
⑥ スト破り糾弾行動を春闘以降続けてきたが、今後の若林問題についてどう進めていくのか?
⑦ 訓練での「知しつ度」診断について、指導員にその権限があるのかを含めて、対応を考えるべきだ。
⑧ 内房線に導入された211系車両について、五両編成と短くて不評が出ている。また、車両の振動が大きいようだ。
⑨ シニア訓練が実施されたが、区長の点数かせぎに過ぎないものと感じている。他区での状況などについて聞きたい。
等々の意見が出され、活発なと討論の中から、木更津支部の団結が更に強化されたものと確信する。

怒りをもって糾弾行動を継続しよう!組織の総力をあげた07年決戦に起とう!

質疑の最後には、佐野支部長より、「スト破りの意味について全組合員が再確認してもらいたい。若林が、仕業ダイヤに+一山行ったこと。怒りをもって糾弾行動を継続しなければならない。創意工夫をした体制づくりをしていきたい。07春闘は運輸区新設との闘いとなる」と全組合員に訴えた。
この年末から来春は、木更津支部の存亡をかけたい一大決戦となる。総力決戦に向けた大会宣言を採択し、全組合員が一丸となって闘いぬくことを確認して、大会は成功裏に終了した。

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