新年のあいさつ 内房線,外房線.久留里線と地域を守る会

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久留里線・久留里~上総亀山間の廃止を止めよう!
内房線と地域を守る会 代表 梅 澤 和 子

明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
内房線と地域を守る会は、内房線のダイヤ改正で特急の廃止に続いて、館山から東京への平日の特別快速が廃止されるなどの事態を受けて、2017年5月に結成し、今年で8年目を迎えます。
この間、廃止された特急の復活やワンマン運転の中止、安全対策等を求めて国土交通省やJR東日本千葉支社への要請行動を行ってきました。
JR東日本は、2022年7月からローカル線の赤字額について毎年公表し、千葉県内では、内房線の館山~安房鴨川間をはじめ、久留里線・外房線・鹿島線の4区間が含まれています。
この内、久留里線の久留里~上総亀山間に関しては交通検討会議の報告を受けてJR東日本が昨年11月27日に久留里線の一部区間の廃線を提案しました。私たちは、この廃線提案には全く道理がないと考え、外房線と地域を守る会及び久留里線と地域を守る会と協力して運動することを決定し、12月20日、君津市長に対して廃止提案を受け入れないことを求めて要請行動を行ってきました。
今年は、内房、外房、久留里の三つの守る会がともに地域の多くの方々と協力して久留里線の一部区間の廃止を何としても止めるために運動を進めて行きたいと思います。よろしくお願いします。

廃線攻撃に地域をあげて取り組む!
外房線と地域を守る会 会長 早 川 隆 雄

動労千葉の皆様には常日頃から全面的にご支援いただき、心から感謝しているところです。24年3月のダイヤ改正で外房線は土日の特急5本が削減されました。これに対し、夷隅郡市2市2町と鴨川市は、削減の見直しを求めて要望、決議を行いました。
私たち「外房線と地域を守る会」は、その前段からこれらの自治体との情報交換を行い、地域をあげて鉄道と地域を守る取り組みを進めてきました。しかし、JRは「赤字ローカル線」のダイヤ改悪、路線の廃止の姿勢を強めています。その先端が久留里線廃止の問題です。私たちは久留里線問題は内房線、外房線を含めた房総全体の問題だと考え、廃止反対をともに取り組んできました。地域の高校生、大学生、高齢者や病院に通う患者さん等の足が奪われることは容認できません。本来公共機関である鉄道は赤字分門には黒字部門で補って運営するべきところ、これを切り捨てるのはあるべき鉄道の姿勢とは思えません。
私たちは、鉄道の利便性と安全の確保を求め、廃線攻撃に対して地域をあげて地道に、粘り強く取り組むつもりです。ともに頑張りましょう。

決意を込めて久留里線廃線攻撃にたちむかう!
久留里線と地域を守る会 代表 三 浦 久 吉

JR東日本千葉支社は、昨年11月27日の記者会見で「久留里線の久留里駅~上総亀山駅間の鉄道を廃止してバスなどの新しい交通体系にする」と発表しました。その上で「バス運行は現在の鉄道の本数1日8・5往復以上を確保し、地域住民の利便性を向上させる」などといっています。同区間の1日平均乗車人数は64人で、100円の収入に対して1万3580円の経費がかかっている、ともいっています。鉄道以上の運行本数でバスを走らせれば赤字がさらに拡大することは必至で、それを理由にしてバス路線も廃止になることは明らかです。 さらにバスの運転手不足や乗車人員の減少で全国的にもバス路線の廃止が各地で相次いでいます。
私たちは、JRの詭弁とごまかしを沿線の皆さんに暴露し、なんとしても久留里線の廃止を阻止する決意です。一方、自衛隊や軍事物資の輸送に必要な鉄道路線は、いかに赤字が大きくても廃止の対象とはしていません。
政府は、大増税をもって5年間で43兆円を投入して大軍拡を図り、沖縄や南西諸島を軍事拠点化するなど中国との戦争体制を築きつつあります。 まさにローカル線の廃止=地方の切り捨て攻撃は、戦争体制の構築の一環であると位置づけ、全国のローカル線廃止攻撃と闘う皆さんと一体となって闘う決意です。

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