第47回定期大会(9/29~30)1日目
動労千葉第47回定期大会は、9月29日、DC会館において始まった。定期大会は、北嶋副委員長の開会あいさつで始まり、関和幸執行委員の司会で進められ、まず資格審査が行われ、大会成立が宣言された。
議長団には、津田沼支部の相馬代議員、千葉機支部の大久保代議員を選出し、議事が進められた。
スローガン案の提起に続き、執行委員長あいさつが行われた(別掲)。
来賓あいさつでは、最初に三里塚反対同盟から萩原富夫さんが、「請求異議裁判で、農地を絶対に守る決意をこめた弁論を行った。動労千葉とともに車の両輪として、成田空港の完成を阻み、戦争阻止へ闘う」と決意を語った。
葉山岳夫動労千葉弁護団長は、1047名解雇撤回の千葉県労委闘争について、「第2回調査で突如として審査を打ち切ってきた。設立委員会自身が行った不当労働行為だという事実を無視した反動的態度だ。不当労働行為闘争に絶対勝利する。1047名闘争の名に懸けて断固闘い勝利しよう」と訴えた。
動労水戸石井委員長は、「常磐線の特急車掌の一人乗務が10月20日に強行されようとしている。合理化のための安全切り捨てに職場の怒りは爆発している。10・15本社前行動を闘い常磐線全線開通阻止で闘う」と訴えた。
さらに新社会党千葉県本部鳰川書記長、動労千葉を支援する会山本事務局長、永田OB会長、家族会山田会長から挨拶を受けた。
その後経過報告に入り、一般経過報告、労働協約・協定締結報告、事業部報告、法廷闘争報告、組織・財政・規約検討委答申、会計報告、会計監査報告が行われた。
議事に移り、大会延期承認、決算承認、労働協約・協定締結承認のあと、18年度運動方針案が執行部より提起され、1日目の議事が終了した。
乗務員勤務制度改悪阻止! 組織拡大へ総力を!
結成40周年を新たな闘いの出発にしよう!
田中委員長あいさつ(要旨)
第1に、今JRの職場が激変している。分割・民営化に次ぐ労働組合破壊といってもいい。2020年に列車が止まらないようにする。それまでに憲法を改悪する。そのために組合をつぶす攻撃だ。そして3万5千人が脱退した。分割・民営化のときには国労は24万人から4万になった。組合つぶしに率先協力した東労組があったからだ。今度はその東労組までつぶそうとしている。
JRは、鉄道会社のあり方を覆そうとしている。鉄道業務を放棄する。運転士という考えをなくすということだ。
乗務員勤務制度改悪を東労組は、8月30日妥結した。その前日の29日秋葉原駅の全面外注化が提案された。乗務員に続き、全職場の勤務制度を見直す。「働き方改革」そのものだ。第3の分割・民営化攻撃は鉄道会社の自殺行為となる。
春闘では、3月千葉検査派出の削減にストライキで闘った。外房線を守る会を立ち上げた。エルダー協議会を結成した。1047名解雇撤回では新たな労働委員会闘争を開始した。社員代表選挙では、CTS幕張事業所で関副委員長が代表になった。
安倍政権の改憲攻撃は、クーデターに等しい攻撃だ。労働運動が力を取り戻さなければならない。UAゼンセンを通して、安倍政権は連合を改憲・戦争を支持する労働組合に変えようとしている。
来年3月ダイ改では、乗務員勤務制度改悪阻止へ、絶対反対で闘う。大量退職を迎えるが前を向いて進もう、何としても組織拡大をかちとろう。動労千葉の40年間の闘いは立派に通用する。全てを組織拡大に向け闘おう。
11月労働者集会へ1万人結集を実現しよう。結成40周年を迎え、新しい闘いに立ちあがろう。