8月15日、日本の敗戦(終戦)記念日は、8月6日のヒロシマ、9日のナガサキとひとつになって、72年たったいまも決して忘れることができない日です。「戦争は絶対に起こしてはならない、許してはならない」と決意し、日本の労働者階級が新たな闘いを開始した出発点の日です。
安倍は、「今秋の臨時国会に自民党の改憲案を憲法審査会に提出し、来年1月からの臨時国会で改憲を『発議』して、来年中に『国民投票』に持ち込む」と言っています。安保・戦争法、共謀罪の強行から、「2020年新憲法施行」、2018~19年天皇代替わりと、20年東京オリンピックをテコに労働運動・反戦運動を弾圧して、改憲・戦争国家化をなしとげよういうのです。これとの闘いをめぐって1年1年、1日1日が真剣勝負です。
8月15日東京・四谷区民ホールにて「許すな改憲!大行動」と「8・15集会実行委員会」共催による「改憲・戦争、絶対に許さない8・15集会」が開催されました。
はじめに、韓国・民主労総の闘いと8・6ヒロシマ闘争を記録したDVDの上映。9日に逝去された三里塚芝山連合空港反対同盟の北原鉱治事務局長を悼み、参加者全員で黙?をおこないました。
主催者あいさつは、動労千葉顧問弁護団長の葉山岳夫弁護士、「改めて問う―戦争は国会から始まる」と題し、平和遺族会全国連絡会代表の西川重則さんが基調報告を行いました。続いて「反2020年東京オリンピック宣言」と題して、一橋大大学院教授の鵜飼哲さんが講演、「オリンピックに正面から反対することなくして改憲阻止はできない」。コメディアンの松元ヒロさんのコント、「ウソつきは政治家の始まり」、会場は大爆笑。
民主労総ソウル地域本部から全国公務員労組ヨンドンポ支部のチミンス支部長(発言別掲)、動労千葉田中委員長が11・5改憲阻止1万人大行進を、青年・学生の決意表明、動労総連合出向無効裁判の森川文人弁護士がまとめを提起、改憲阻止へ「民衆総行動」をつくりだすことを全体で確認し、決意と熱気あふれる集会として大成功しました。
民主労総ソウル本部から
全国公務員労組ヨンドンポ支部
チミンス支部長
今日の8・15集会に招請して下さりどうもありがとうございます。
韓国は、1700万の広場に燃え上がったロウソクの力で、パククネ大統領を弾劾させ、ムンジェイン大統領を新しく選出しました。今私たちは、この10年間右派政権が台無しにしてしまった積弊を清算しなければなりません。彼らは、私たちの労組を貴族労組と呼びながら、虎視耽々と内部分裂させ、韓国労働者の代表労働組合である私たち民主労総の闘争路線の破壊を企らんでいます。私たち労組はこれに屈せず、闘争の手綱を引いて、去る6月30日全国から集まった数万の労働者と連帯して社会的ゼネストを行いました。これを通じて民主労総が国民と共にいることを社会全体にくまなく知らせ、力強い社会的呼応を得ました。また最低賃金を昨年に比べ、史上最高の上昇率の16.4%引き上げに寄与しましたが、労働者民衆がより良い暮らしができるように苛烈な闘争を継続します。
私たちは、動労千葉が国鉄分割・民営化反対、民営化・非正規職化絶対反対を闘っていることを知っています。動労千葉は農民と連帯して三里塚空港反対闘争を50年間も闘い続けてきました。今後も私たち民主労総と動労千葉は変わらぬ連帯で共に進みましょう。