動労千葉
国鉄千葉動力車労働組合
〒260 千葉市中央区要町2番8号(動力車会館) 電話{(鉄電) (公) 千葉 2935 · 2936番 043 (222) 7207番 No. 4387
96.5.1
職場討議用 第5回支部代表者会議開催(4/25)
鉄
. 1.1
国鉄闘争の全国的高揚へ! : : 77 .
A!
:
–
9 6年夏季物販闘争が出発点
ーーーー
国の機関である労働委員会が一 までの政府·運輸省の態度は、 の態度とは全く違う答弁だ。今 る。この答弁は、今までの政府
を確認じた。
場だ」という答弁を行なってい とはやるけれども、そういう立 を避けたい。できるかぎりのこ
中の問題であるので、コメント 問題)については、裁判で係争 の国会で「その件(一〇四七名 権が発足した。橋本は、一月末 ところが、今年の一月に橋本政 九五年に入っても続いていた。 に入るという大きな動きがあり、
〇四七名問題について話し合い 円訴訟」を取り下げ、国労と一 が、九四年一二月に「二〇二億
政権のもと亀井(静) 運輸大臣
度が変化したことである。村山 てきている。第一は、政府の態
今年に入って様々な動きがで
二億訴訟」取下以前に
政府の対応が、「三◯
闘争勝利べ起ち上がろう。
.
·の組合員が職場で討議し、国鉄 あいさつ要旨を掲載する。全て
「討議用として 、、 中野委員長の ついての意思統一に向けた職場
た、われわれをとりまく情勢に 今号は、国鉄闘争を中心にし
物販闘争を全力で取り組むこと
連休明けから始まる九六年夏季
鉄闘争の全国的高揚に向けて、 一を行なうとともに、当面、国
事業団闘争勝利に向けた意思統 働委員会で不当労働行為という
をめぐる状況、解雇撤回·清算
·〇年目=「平成九年度問題」
、攻撃の本質、国鉄分割、民営化
った新たな動労千葉、国労破壊
JRー』及総連革マル一体とな
第五回支部代表者会議を開催し、
八時より、動力車会館において、
って動労千葉はや四明と五日、一
1
事業団が抱える二八兆円の累積 選挙がらみもあり、ここで清算 が五%にアップする問題、次期 いう問題、来年四月から消費税 専問題で予算が通っていないと らない時期に入っているが、住 って大蔵省と折衝しなければな
予算に向けて各省庁が原案を作 とになる。そうなると、来年度 来年 (九七年)三月末というこ
来分割·民営化一〇年というと 1年先送りしていることだ。本
に解決すればいい」と、問題を 「平成九年度中 (九八年三月末)
していないが、この間の特徴は、 ;ついても、動きがまだはっきり 一方、「平成九年度問題」に –
ー二八兆円問題を先送り
「平成九年度問題」=1
ことが出されている。 が座り、松田が社長留任という
名誉会長に、新会長には山之内
のように、住田が会長を退いて ことだ。結果としては新聞報道
わたって会談をしているという
長、が橋本総理大臣と長時間に
JR東日本の住田会長と松田社 もう一つは、三月の段階で、
前の対応に戻ったということだ。 「二〇二億円訴訟」取り下げ以
それが、今度の橋本答弁は、
という形で喧嘩をしていた。
政府はこれに口出しをするな、
をつけるという立場を主張し、 認定を受ても、全て裁判で決着
心にしたJR各社は、いかに労
これに対してJR東日本を中
ならない、というものだった。
労使の話合いで解決しなければ
着をつけるということではなく、 基づいて解決したい。裁判で決
定の判断を下した以上、これに
:
:
れるのは本州三社だけで、残り まれたJR七社の内、採算を取
四社は全部赤字だ。とくに貨物
しかも、分割·民営化じて生
れば解決するのかというと、解 じかじさきの問題は先送りす 上回る累積債務問題課 住専問題をはるかに とだ。 題」を一年先送りじたというこ ない問題として』平成九年度問
.
ない分割·民営化失敗 政治体制が揺るぎかね
ざるを得ない。
間違っていたということになら て強行された分割·民営化が、
の長期債務を解決する」と称し これらの問題も含めて、「国鉄 ご残り政策にとって、決定的な問
う間に三〇兆円になってしまう。 になり、そうなると、あっとい になってしまうということであ
円を清算事業団に持たせること へのJRの「持参金」約八千億 なことにでもなったら、ごれら
合するごとになると、厚生年金
済年金が来年には厚生年金と統
になっている。しかも、鉄道共 それが今や二七兆を超える金額
億円の累積債務を持たせたが、 当時、清算事業団に二五兆五千 るということだ。分割·民営化 ってきたことが全て破綻してい ということは、この一〇年間や
減少するどころか増加している
ず清算事業団の累積債務問題が、
一〇年目に突入したにも関わら とくに、分割·民営化体制が
させなければならない。 めて闘いのスタンスをはっきり
も、こういう政治の動きを見極
争を闘う当該の勤労千葉として 総合的に判断すると、国鉄闘
る。
分割 · 民営化は破綻
「長期債務解決」
ことになったと見ることができ うことも含めて一年先送りする 問題が本質的には解決不能だと とにもなり、また、二六兆円の の責任という問題も出てくるこ
に当時の政権党であった自民党
債務問題が出た場合、否応無し
9224
形相で決着をうけなければなら
だから、権力の側も、必死の
題になってしまうのだ。ごい り、今の政府や独占資本の生き
も含めて全ての問題がやり直し
化が破綻し、見直しというよう 中、もしここで国鉄分割·民営
山積している。こうした状況の など、行革·規制緩和の問題が
殊法人(道路公団など)の問題 するリストラ問題、政府関係特
あり、そして、地方自治体に対
営化問題やNTTの分割問題が があった。そして今、郵政の民
評を解散に追い込むことに狙い には、国鉄労働運動を潰して総
れてきた。とくに、国鉄の場合 電公社、専売公社)が民営化さ
撃が始まり、三公社(国鉄、電
八〇年代に入って臨調行革攻
問題になってくる。
*れは政治体制が揺るぎかねない ういうことなのかというと、そ を、権力者の側から見た場合ど
:“これらの解決不能という状況 必至という状況になっている。
らは、構造的問題も抱えて、赤字 なっている。しかし、貨物会社
る方法はない」という答申を行 除いて日本の物流問題を解決す
貨物は決定的に重要だ、これを 策審議会」の答申では、「鉄道 る。九一年に出された「運輸政
会社の問題は、深刻になってい
:
.
: :
1 :
1 !
新たな10万人合理化粉砕! 労働運動の新たな潮流めざし全国へはばたこう!
のが当然だ。
兆円が覆いかぶされば、日本の ということになる。ここに二八 まり、「世界一の財政赤字国」
明らかだ。
ると、アメリカよりも高い。つ “は、て入あたりの金額で比較す 二五1兆円といわれるが、これ
日本の国債発行残高は、現在
を直撃する問題だ。
ムどころか、国家財政そのもの 国鉄の長期債務は、金融システ
て防ごうというものだ。しかし、 破綻を防ぐために税金を投入し
住専処理は、金融システムの エアリング論」を展開したり、 なんとかしてくれと「ワークシ
財政を直撃することになる。
この長期債務の問題は、国の てJRの先兵をかって出るから
二八兆が国家財政直撃
「世界一の財政赤字」
:
そう簡単に解決できないことは いう金額が出てくるわけだから、 よりはるかに大きな二八兆円と しかし、住専の六八五〇億円
いう意見が渦巻いている。 いるJR三社に負担させようと
填しようという意見、儲かって
生利子については政府予算で補
替えるという意見や、今後の発 では、長期債務を、全て国債に
ブルがはじけた今、運輸省の中 言っていい。頼みの綱だったバ
に回すためにそのままにしたと
住専の母体銀行や財政投融資金 年一兆円を超える膨大な利息を、
しかし、国鉄の場合には、毎
けると、最低限利息は停止する 動労千葉や国労を潰す攻撃を行 者は、八五年から八七年の間で いということだ。 政府·権力
だ。普通、企業が破産宣告を受 分にもならなかったということ を売却しても、結果的には利息 団地下鉄の株、JR東日本の株
たために、ここれまでに土地や営 に利息の問題を棚上げしなかっ
兆円問題も、分割·民営化の時
決のしようがない。例えば二八
:
s+
:
過程でなにが起こるのかという 一年先送りされたことで、この
さて、「平成九年度問題」が
得ない。
とになる。
違う組織破壞攻撃
今までのスタイルと
ろ」という人事だということだ。 連革マルに「もう一度やってみ
今回の松田社長留任は、JR総 を行なってきたのだ。そして、 するなど、必死になって巻返し 国労解体をJR東労組の方針に
た。しかし、松崎は必死になっ
い、切り捨てられようとしてい
R総連革マルはもう使い道がな
っているという状況の中で、3 るわけで、国労や動労千葉が残
動労千葉を潰すということにあ マルの本来の「任務」は、国労、
感に反応してきた。JR総連革 れに対してJR総連革マルは敏
に少しは方向が変わったが、こ て話合いで解決するという方向 訴訟」を取り下げ、国労を含め 九四年一二月に「二〇二億円
注するという方向に行かざるを こが合理化できるかというと、
に対する組織解体攻撃に力を傾 で働く労働者––国労や動労千葉 たことを考えると、結局はJR
年間も闘い続けている。こうし さらに一〇四七名が延々と一〇
なったが結局は残ってしまい、
転嫁する方向に動かざるを得な
あと、もう一度労働者に犠牲を
題に直面してどうするのかとい 政府·権力者は、こうした問
財政は大変な危機に直面するこ
ているのだから、この活動家の 動家がベンディングに収容され いる。その国労を支えている活 万人以上が東京地本に集中して のか。国労三万という場合、一
を攻撃している。
る。
この攻撃は何を意味している って国労の八王子ベンディング した革マルで、これが先頭にな
学から国鉄に入社したれっきと 事課の人間で、これは、東洋大 が、東京地域本社の百瀬とう人
出ている。この処分を出したの 一名が減給という処分が三月に
名いるが、一四名が出勤停止、
内八王子のベンディングに一五 部が国労の活動家である。その やっていたが、区長が自ら脱退 したのである。今までも陰では
ベンディング要員がいるが、全
現在、東京管内で三五〇名の
に勝負をかけるということにな
廃止型の組織攻撃をかけ、そこ を一掃するために、勝浦運転区
もう一つは、国労、動労千葉
いうのが現状だ。 残っているのは、非現業だけと などほとんど人がいない状況で、 乗務員や施設、電気、そして駅 それは非現業しか残っていない。
しかし、東日本の中で、あとど
では七千人体制と言っている。 制」に下方修正している。貨物
われてきたが、今は「四万人体
道部門を五万人体制にすると言 これまでJR東日本では、鉄
っているという感じがある。 行き着くところまでいってしま
りとあらゆる合理化を強行し、 乗勤、駅の自動改札化など、あ R総連革マルを先頭にして、動 った」と言っているように、了 「効率化はやるだけやってしま
JRは、東日本社長·松田が
ことが問題になってくる。
ればならない。
の近道がある。国労や動労千葉 運動を本格的に再生させる一番 ている。国鉄闘争の中に、労働 争をめぐる新たな攻防が始まっ われる時代背景の中で、国鉄闘
「大失業と戦争の時代」とい 争を訴え、勝利しよう 九六夏季物販で国鉄闘
しなければならない。 支部·本部が一丸となって反撃
劣な攻撃だ。こうした攻撃に、
格や生きざまをも潰すような卑 のレベルを越えて、労働者の人 大きなエスカレートだ。今まで
届けを出して強要するなどは、
脱退届けを手渡して脱退を強要 化から一〇年経って、状況が熟
連への加盟届けと動労千葉への と言って、区長の小関がJR総
件は動労千葉をやめることだ」
への転換教育をさせる、その条 を希望していたところ、「EC
われてきている。
区長面談でECへの転換教育
の違う攻撃が木更津などで行な
月中旬頃から今までどスタイル
動労千葉に対しても、この三
ということをしっかりとみなけ
運転区廃止型の組織破壊攻撃だ ことだ。これは、明らかに勝浦
にして襲いかかってくるという いて、JR東労組革マルを先頭 動労千葉の解体ということにつ
で成し遂げられなかった国労、 こういうように、至るところ
あると思われる。
削くということに相当の狙いが ある。これも、国労東京の力を を「支社」化するという話しが
.。
域本社を分割して横浜と八王子
·; また、今年の一〇月、東京地
拠点を潰そうという攻撃なのだ。
が出発点になる。
ルグ要請に応えてやりきること 当面、夏季物販を、全国のオ
きる。
·· ·
託した攻撃をはね返すことがで とでJRとJR総連革マルが結
今、ここでしっかり対抗するこ 者としての強さを持っている。
き物は何もないかわりに、労働 わけではない。しかし、失うべ
らけだ。われわれも矛盾がない しかし、万全ではないし矛盾だ
か。敵の側も必死だけれども、 したということではないだろう
そういう点では、分割·民営
やりきろう。
的に重要な闘いになる。全力で を訴え、勝利に導くために決定
全国の労働者に国鉄闘争の現状
とくに、九六年夏季物販は、
色々なことをやっていきたい。 は、夏季物販などを武器にじで るかが焦点になる。そのために 参加できるような闘いをどう創
旦事がおこれば全国の労働者が
ト的手口を熟知し、注目し、“一 革マルの果たしているファシス とになり、この中でのJR総連
働者がJR東日本に注目するこ
始まるということだ。全国の労 のと同じような攻防がこれから 年代の日本の労働運動を決めた 方で起こった三池闘争が、六〇
る。
ひらたく言えば、九州の一地
いう認識をもつことが大切であ
の今後を決める重要な決戦だと
国鉄闘争は、日本の労働者階級
定的に重要な意味をもっている。 が存在し、闘っていることが決
.
** : .
国鉄千葉動力車労働組合
〒260 千葉市中央区要町2番8号(動力車会館) 電話{(鉄電) (公) 千葉 2935 · 2936番 043 (222) 7207番 No. 4387
96.5.1
職場討議用 第5回支部代表者会議開催(4/25)
鉄
. 1.1
国鉄闘争の全国的高揚へ! : : 77 .
A!
:
–
9 6年夏季物販闘争が出発点
ーーーー
国の機関である労働委員会が一 までの政府·運輸省の態度は、 の態度とは全く違う答弁だ。今 る。この答弁は、今までの政府
を確認じた。
場だ」という答弁を行なってい とはやるけれども、そういう立 を避けたい。できるかぎりのこ
中の問題であるので、コメント 問題)については、裁判で係争 の国会で「その件(一〇四七名 権が発足した。橋本は、一月末 ところが、今年の一月に橋本政 九五年に入っても続いていた。 に入るという大きな動きがあり、
〇四七名問題について話し合い 円訴訟」を取り下げ、国労と一 が、九四年一二月に「二〇二億
政権のもと亀井(静) 運輸大臣
度が変化したことである。村山 てきている。第一は、政府の態
今年に入って様々な動きがで
二億訴訟」取下以前に
政府の対応が、「三◯
闘争勝利べ起ち上がろう。
.
·の組合員が職場で討議し、国鉄 あいさつ要旨を掲載する。全て
「討議用として 、、 中野委員長の ついての意思統一に向けた職場
た、われわれをとりまく情勢に 今号は、国鉄闘争を中心にし
物販闘争を全力で取り組むこと
連休明けから始まる九六年夏季
鉄闘争の全国的高揚に向けて、 一を行なうとともに、当面、国
事業団闘争勝利に向けた意思統 働委員会で不当労働行為という
をめぐる状況、解雇撤回·清算
·〇年目=「平成九年度問題」
、攻撃の本質、国鉄分割、民営化
った新たな動労千葉、国労破壊
JRー』及総連革マル一体とな
第五回支部代表者会議を開催し、
八時より、動力車会館において、
って動労千葉はや四明と五日、一
1
事業団が抱える二八兆円の累積 選挙がらみもあり、ここで清算 が五%にアップする問題、次期 いう問題、来年四月から消費税 専問題で予算が通っていないと らない時期に入っているが、住 って大蔵省と折衝しなければな
予算に向けて各省庁が原案を作 とになる。そうなると、来年度 来年 (九七年)三月末というこ
来分割·民営化一〇年というと 1年先送りしていることだ。本
に解決すればいい」と、問題を 「平成九年度中 (九八年三月末)
していないが、この間の特徴は、 ;ついても、動きがまだはっきり 一方、「平成九年度問題」に –
ー二八兆円問題を先送り
「平成九年度問題」=1
ことが出されている。 が座り、松田が社長留任という
名誉会長に、新会長には山之内
のように、住田が会長を退いて ことだ。結果としては新聞報道
わたって会談をしているという
長、が橋本総理大臣と長時間に
JR東日本の住田会長と松田社 もう一つは、三月の段階で、
前の対応に戻ったということだ。 「二〇二億円訴訟」取り下げ以
それが、今度の橋本答弁は、
という形で喧嘩をしていた。
政府はこれに口出しをするな、
をつけるという立場を主張し、 認定を受ても、全て裁判で決着
心にしたJR各社は、いかに労
これに対してJR東日本を中
ならない、というものだった。
労使の話合いで解決しなければ
着をつけるということではなく、 基づいて解決したい。裁判で決
定の判断を下した以上、これに
:
:
れるのは本州三社だけで、残り まれたJR七社の内、採算を取
四社は全部赤字だ。とくに貨物
しかも、分割·民営化じて生
れば解決するのかというと、解 じかじさきの問題は先送りす 上回る累積債務問題課 住専問題をはるかに とだ。 題」を一年先送りじたというこ ない問題として』平成九年度問
.
ない分割·民営化失敗 政治体制が揺るぎかね
ざるを得ない。
間違っていたということになら て強行された分割·民営化が、
の長期債務を解決する」と称し これらの問題も含めて、「国鉄 ご残り政策にとって、決定的な問
う間に三〇兆円になってしまう。 になり、そうなると、あっとい になってしまうということであ
円を清算事業団に持たせること へのJRの「持参金」約八千億 なことにでもなったら、ごれら
合するごとになると、厚生年金
済年金が来年には厚生年金と統
になっている。しかも、鉄道共 それが今や二七兆を超える金額
億円の累積債務を持たせたが、 当時、清算事業団に二五兆五千 るということだ。分割·民営化 ってきたことが全て破綻してい ということは、この一〇年間や
減少するどころか増加している
ず清算事業団の累積債務問題が、
一〇年目に突入したにも関わら とくに、分割·民営化体制が
させなければならない。 めて闘いのスタンスをはっきり
も、こういう政治の動きを見極
争を闘う当該の勤労千葉として 総合的に判断すると、国鉄闘
る。
分割 · 民営化は破綻
「長期債務解決」
ことになったと見ることができ うことも含めて一年先送りする 問題が本質的には解決不能だと とにもなり、また、二六兆円の の責任という問題も出てくるこ
に当時の政権党であった自民党
債務問題が出た場合、否応無し
9224
形相で決着をうけなければなら
だから、権力の側も、必死の
題になってしまうのだ。ごい り、今の政府や独占資本の生き
も含めて全ての問題がやり直し
化が破綻し、見直しというよう 中、もしここで国鉄分割·民営
山積している。こうした状況の など、行革·規制緩和の問題が
殊法人(道路公団など)の問題 するリストラ問題、政府関係特
あり、そして、地方自治体に対
営化問題やNTTの分割問題が があった。そして今、郵政の民
評を解散に追い込むことに狙い には、国鉄労働運動を潰して総
れてきた。とくに、国鉄の場合 電公社、専売公社)が民営化さ
撃が始まり、三公社(国鉄、電
八〇年代に入って臨調行革攻
問題になってくる。
*れは政治体制が揺るぎかねない ういうことなのかというと、そ を、権力者の側から見た場合ど
:“これらの解決不能という状況 必至という状況になっている。
らは、構造的問題も抱えて、赤字 なっている。しかし、貨物会社
る方法はない」という答申を行 除いて日本の物流問題を解決す
貨物は決定的に重要だ、これを 策審議会」の答申では、「鉄道 る。九一年に出された「運輸政
会社の問題は、深刻になってい
:
.
: :
1 :
1 !
新たな10万人合理化粉砕! 労働運動の新たな潮流めざし全国へはばたこう!
のが当然だ。
兆円が覆いかぶされば、日本の ということになる。ここに二八 まり、「世界一の財政赤字国」
明らかだ。
ると、アメリカよりも高い。つ “は、て入あたりの金額で比較す 二五1兆円といわれるが、これ
日本の国債発行残高は、現在
を直撃する問題だ。
ムどころか、国家財政そのもの 国鉄の長期債務は、金融システ
て防ごうというものだ。しかし、 破綻を防ぐために税金を投入し
住専処理は、金融システムの エアリング論」を展開したり、 なんとかしてくれと「ワークシ
財政を直撃することになる。
この長期債務の問題は、国の てJRの先兵をかって出るから
二八兆が国家財政直撃
「世界一の財政赤字」
:
そう簡単に解決できないことは いう金額が出てくるわけだから、 よりはるかに大きな二八兆円と しかし、住専の六八五〇億円
いう意見が渦巻いている。 いるJR三社に負担させようと
填しようという意見、儲かって
生利子については政府予算で補
替えるという意見や、今後の発 では、長期債務を、全て国債に
ブルがはじけた今、運輸省の中 言っていい。頼みの綱だったバ
に回すためにそのままにしたと
住専の母体銀行や財政投融資金 年一兆円を超える膨大な利息を、
しかし、国鉄の場合には、毎
けると、最低限利息は停止する 動労千葉や国労を潰す攻撃を行 者は、八五年から八七年の間で いということだ。 政府·権力
だ。普通、企業が破産宣告を受 分にもならなかったということ を売却しても、結果的には利息 団地下鉄の株、JR東日本の株
たために、ここれまでに土地や営 に利息の問題を棚上げしなかっ
兆円問題も、分割·民営化の時
決のしようがない。例えば二八
:
s+
:
過程でなにが起こるのかという 一年先送りされたことで、この
さて、「平成九年度問題」が
得ない。
とになる。
違う組織破壞攻撃
今までのスタイルと
ろ」という人事だということだ。 連革マルに「もう一度やってみ
今回の松田社長留任は、JR総 を行なってきたのだ。そして、 するなど、必死になって巻返し 国労解体をJR東労組の方針に
た。しかし、松崎は必死になっ
い、切り捨てられようとしてい
R総連革マルはもう使い道がな
っているという状況の中で、3 るわけで、国労や動労千葉が残
動労千葉を潰すということにあ マルの本来の「任務」は、国労、
感に反応してきた。JR総連革 れに対してJR総連革マルは敏
に少しは方向が変わったが、こ て話合いで解決するという方向 訴訟」を取り下げ、国労を含め 九四年一二月に「二〇二億円
注するという方向に行かざるを こが合理化できるかというと、
に対する組織解体攻撃に力を傾 で働く労働者––国労や動労千葉 たことを考えると、結局はJR
年間も闘い続けている。こうし さらに一〇四七名が延々と一〇
なったが結局は残ってしまい、
転嫁する方向に動かざるを得な
あと、もう一度労働者に犠牲を
題に直面してどうするのかとい 政府·権力者は、こうした問
財政は大変な危機に直面するこ
ているのだから、この活動家の 動家がベンディングに収容され いる。その国労を支えている活 万人以上が東京地本に集中して のか。国労三万という場合、一
を攻撃している。
る。
この攻撃は何を意味している って国労の八王子ベンディング した革マルで、これが先頭にな
学から国鉄に入社したれっきと 事課の人間で、これは、東洋大 が、東京地域本社の百瀬とう人
出ている。この処分を出したの 一名が減給という処分が三月に
名いるが、一四名が出勤停止、
内八王子のベンディングに一五 部が国労の活動家である。その やっていたが、区長が自ら脱退 したのである。今までも陰では
ベンディング要員がいるが、全
現在、東京管内で三五〇名の
に勝負をかけるということにな
廃止型の組織攻撃をかけ、そこ を一掃するために、勝浦運転区
もう一つは、国労、動労千葉
いうのが現状だ。 残っているのは、非現業だけと などほとんど人がいない状況で、 乗務員や施設、電気、そして駅 それは非現業しか残っていない。
しかし、東日本の中で、あとど
では七千人体制と言っている。 制」に下方修正している。貨物
われてきたが、今は「四万人体
道部門を五万人体制にすると言 これまでJR東日本では、鉄
っているという感じがある。 行き着くところまでいってしま
りとあらゆる合理化を強行し、 乗勤、駅の自動改札化など、あ R総連革マルを先頭にして、動 った」と言っているように、了 「効率化はやるだけやってしま
JRは、東日本社長·松田が
ことが問題になってくる。
ればならない。
の近道がある。国労や動労千葉 運動を本格的に再生させる一番 ている。国鉄闘争の中に、労働 争をめぐる新たな攻防が始まっ われる時代背景の中で、国鉄闘
「大失業と戦争の時代」とい 争を訴え、勝利しよう 九六夏季物販で国鉄闘
しなければならない。 支部·本部が一丸となって反撃
劣な攻撃だ。こうした攻撃に、
格や生きざまをも潰すような卑 のレベルを越えて、労働者の人 大きなエスカレートだ。今まで
届けを出して強要するなどは、
脱退届けを手渡して脱退を強要 化から一〇年経って、状況が熟
連への加盟届けと動労千葉への と言って、区長の小関がJR総
件は動労千葉をやめることだ」
への転換教育をさせる、その条 を希望していたところ、「EC
われてきている。
区長面談でECへの転換教育
の違う攻撃が木更津などで行な
月中旬頃から今までどスタイル
動労千葉に対しても、この三
ということをしっかりとみなけ
運転区廃止型の組織破壊攻撃だ ことだ。これは、明らかに勝浦
にして襲いかかってくるという いて、JR東労組革マルを先頭 動労千葉の解体ということにつ
で成し遂げられなかった国労、 こういうように、至るところ
あると思われる。
削くということに相当の狙いが ある。これも、国労東京の力を を「支社」化するという話しが
.。
域本社を分割して横浜と八王子
·; また、今年の一〇月、東京地
拠点を潰そうという攻撃なのだ。
が出発点になる。
ルグ要請に応えてやりきること 当面、夏季物販を、全国のオ
きる。
·· ·
託した攻撃をはね返すことがで とでJRとJR総連革マルが結
今、ここでしっかり対抗するこ 者としての強さを持っている。
き物は何もないかわりに、労働 わけではない。しかし、失うべ
らけだ。われわれも矛盾がない しかし、万全ではないし矛盾だ
か。敵の側も必死だけれども、 したということではないだろう
そういう点では、分割·民営
やりきろう。
的に重要な闘いになる。全力で を訴え、勝利に導くために決定
全国の労働者に国鉄闘争の現状
とくに、九六年夏季物販は、
色々なことをやっていきたい。 は、夏季物販などを武器にじで るかが焦点になる。そのために 参加できるような闘いをどう創
旦事がおこれば全国の労働者が
ト的手口を熟知し、注目し、“一 革マルの果たしているファシス とになり、この中でのJR総連
働者がJR東日本に注目するこ
始まるということだ。全国の労 のと同じような攻防がこれから 年代の日本の労働運動を決めた 方で起こった三池闘争が、六〇
る。
ひらたく言えば、九州の一地
いう認識をもつことが大切であ
の今後を決める重要な決戦だと
国鉄闘争は、日本の労働者階級
定的に重要な意味をもっている。 が存在し、闘っていることが決
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