戦争について考える②

3409

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SOEMU
昌動労千菜
国鉄千葉動力車労働組合
〒280 千葉市要町2番8号(動力車会館)
(鉄電)千葉 2935 · 2936 番
電話
(公)
千葉(22) 7207番
91.6. 13
No.
3409
NC
·仕方ないで
子供たちを戦場に送れるか
1.
.
7
店4 1354 (2)
社党若手議員

までもなく、複雑であい予
2. 社会的現実とは、言う
においてだけとらえられる
うにすでに与えられた過去
らない。「現実」がこのよ
屈伏せよと言うことに他な
ということは、既成事実に
コールなのだ。現実的たれ、
のではなく、既成事実とイ
は、未来に向かって考える
と言われるとき、この国で
しかし、「現実的であれ」
造られていくもののはずだ。
ると同時に、これから日々
すでに与えられたものであ
(2) 「現実」とは、本来、
社会党に現実的対応求める
アクション·ニュー·デモクラシー
「現実路線」へ新組織
って造られている。しかし、
盾したさまざまな動きによ
方向だけずっ現実的 ?!
支配階級が望ましい
か。
伏からぬけだせるのだろう
ったらこの既成事実への屈
へ ···· いったいどこまで行
方なしに自衛隊を海外派兵
なしに再軍備し、今度は仕
に戦争放棄した日本は仕方
になるのである。仕方なし
すべてが「仕方のないこと」
のない過去なのだ。つまり
に、「現実」はいつも仕方
ら仕方がない」というょう
めに転化する。「現実だか
とき、それは簡単にあきら
労働組合は、何のために

「戦争」について
★ 6·23反戦闘争に向けて ★
若えるピ
から仕方ない」というのな
はなかったのか。「現実だ
るのが、労働組合の原点で
なるために、社会を変革す
ほんとうに社会の主人公と
の現実を打開し、労働者が
はいかない」と言い、“ 教
た以上、その国策に従って
慢のならないような労働者
するしほおっておくわけに
去られようとしている。我
存在しているのかすら忘れ
しては、この(日·独·伊)
証言している。「私個人と
「東京裁判」で次のように
本帝国政府の首脳どもは、
だろうか。
争につき進んだ、当時の日
ところで、凶暴な侵略戦
しかし、今現実に進行し
までこんなことを続けるの
まった。われわれは、いつ
衛隊派兵までいきついてし
繰り返しながら、ついに自
現実 ···· と、無限に後退を
しかない」と。現実、現実、
いう現実の前には和解する
ことだが、分割·民営化と
の解雇は、たしかにひどい
同じである。「清算事業団
うと言うのだ。国労だって
スローガンも、もうやめよ
れに課せられた従来の習慣
え子を戦場に送るな!”の
努力するというのがわれわ
が、「現実に自衛隊は存在
要ない。日教組委員長まで
ら、労働組合なんかもう必
穿竹組合は必要な人
じめてしまったのである。
としての戦争に突き進みは
今また「仕方のない現実」
違うだろうか。われわれは、
ていることはこれとどこが
首相) ····
だったというのだ。
のも、「仕方のない現実」
のアジア民衆を殺りくした
というのだ。結局二千万人
ない現実」におし流された
下まですべてが、「仕方の
を失う思いがする。上から
か! これを聴くべき言葉
いったいこれはなんなの
生き方であります」(小磯
であり、また尊重せらるる
がいやしくも決せられまし
議論といたしまして、国策
自分の意見は意見、議論は
れ日本人の行き方として、
ました。しかし ···· われわ
75
「社会党も現実路線に転換
国際貢献は現実の要請だ」
ものは認めるしかない」「
「自衛隊も現実に存在する
という言葉である。いわく、
非難は、「現実的でない」
に、最も頻繁に向けられる
PKOに反対するわれわれ
今、自衛隊の海外派兵や

1
とこまで続く
トリックではないのか。
、いか、戦争へ向から論理の
し、これこそ落し穴ではな
部ですらおお流行だ。しか
でなく、「労働運動」の内
などからあびせられるだけ
反対し、自衛隊の派兵に反
らした言葉が最近は自民党
労働運動の産業報国会化に
実の労働者の要求を」ーこ
せよ」「平和運動よりも現
「現実的であれ」の落し穴
った方向だけが「現実的」と
ない、支配階級の意向に沿
される。結局なんのことは
な「現実論」 をふりまいて
「非現実的」のらく印を押
しまい、うんざりするよう
対し、等々の動きはすべて
合」までもが、取り込まれて
調される。戦争反対を唱え、
現実の一つの側面だけが強
多元的な動きは無視され、
言われるときはたいてい、
「現実を直視しろ」などと
「仕方ない」というのなう
.
スコミや、そして「労働組
ない。にもかかわらず、マ
が「現実」の一面に他なら
を選ぶのか、そのどちらも
か、仕方ない という立場
戦争反対の立場を選ぶの
言われるだけのこ とだ。
(東郷外相)「私は反対し
は甚だ簡単ではありません」
以上は、これを変えること
策が一旦既成事実になった
·すなわち前に決まった政
はなり行きがあります 。··
りましたが、すべて物事に
私の個人的意見は反対であ
思います」(木戸首相) 「
に拒否することは困難だと
の問題としてはこれを絶対
れまして 、···· そこで現実
非常に問題の研究が続けら
しかしながら、五相会議で
同盟に反対でありました。
90年代の勝利へ、新たな10年を切りひらこう!
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