8月12日、曳舟文化センターにおいて「『国益』と『排外』に憲法は屈するのか? 改憲発議を阻もう! 8.12労働者市民のつどい」が425名の結集で開催された。
メイン企画として半田滋さん(東京新聞論説兼編集委員)の講演「先制攻撃できる自衛隊」。森川文人弁護士が実行委員会からのアピール。恒例のコメディアンの松元ヒロさんによるコント「なんでもアリで安倍政権?」で会場はおおいに沸いた。
民主労総ソウル地域本部から、ヨンスノク首席副本部長、キムスニ組織局長の2名が来日。
集会会場前で、ヨンスノク首席副本部長が、「平和の少女像」で、パフォーマンスを行った。「NO安倍!」「労働者は一つ!」と、真実の声が広がった。 |
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ヨンスノク首席副本部長が「国際連帯で戦争止めよう」とアピール(要旨別掲)。動労千葉から田中委員長、星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議、教育労働者、学生からの発言があった。
最後に、「どのように安倍政権が分断しようとも、私たち労働者が国際的に団結をして戦争を止める、これが今日の結論だ」と8・12集会宣言が読み上げられ、採択された。
韓国労働者と団結して共に安倍政権を打倒へ! 11月国際連帯の労働者総決起集会へ!
「私たちの手で平和の時代を」 (要旨)
ヨンスノク首席副本部長
朝鮮半島と日本に、非核、平和の確立のために大きな連帯と闘争を発展させていかなければなりません。私たちはすでに戦争、侵略、その代償が何であるかをよく知っています。
大韓民国国民たちにとっては、植民地支配の傷と苦痛が、その代を引き継いでいます。私の父方の祖父も徴用工として強制動員され、炭鉱でつらい時間を経験した事実を知るようになって3年経ちました。つい最近ようやくその惨状についての話を父がしてくれました。心がとても痛み、悲しく思いました。このような痛みは、私個人だけの問題ではありません。現在の韓国国民の大多数の先祖がこのような苦痛を経験し、家族たちにさえ話せなかった恨(ハン)が宿る悲しみの歴史なのです。「日本軍慰安婦」と「強制徴用」の問題は、決して過去のことではなく、必ず解決しなければならない今日の課題なのです。
安倍晋三とその政権は、人権と戦争の問題において、野蛮な姿を示しています。戦争を伴う外交を行う安倍を強く糾弾しましょう。軍国主義、覇権主義、帝国主義、日本国内の極右勢力に対して、日本、韓国の民衆が頑強であり、断固とした形相で団結し結束すれば、必ず勝利すると確信します!
最近広がっている最悪の日韓関係を正しい韓日関係に発展させていくことができるように私たちは共に努力しなければなりません。民主労総ソウル本部は、日本、韓国の労働者民衆と、連帯、団結して最後まで共に進むでしょう。万国の労働者は一つです。私たちの手で平和の時代を切り開いていきましょう!
「徴用工」問題のポイント①1965年の「日韓基本条約」は、朴正煕(パクチョンヒ)軍事独裁政権との間で締結されたもの。 ②個人の損害賠償請求権は国家間の協定によって消滅させることはできない。これは、国際法上の常識。日本政府も認めてきた。(91年8月27日、外務省・柳井条約局長の国会答弁) ③なによりも、対立しているのは政府・資本(両国の支配階級)であり、日韓の労働者・民衆ではないこと。 |
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