新規100口の会員拡大を実現
7・29支援する会総会
動労千葉を支援する総会が100名の結集で開催された
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7月29日、DC会館で、動労千葉を支援する会06年度定期総会が、100名の仲間を結集し開催された。
この1年間、支援する会は、安全闘争や幕張処分粉砕のビラ撒き街宣活動をはじめ、動労千葉の反合・運転保安闘争の支援行動を全力で行い、さらに民営化と 規制緩和攻撃に怒り起ち上がろうとしている労働者に、「動労千葉のように闘おう」と訴えてきた。そして何よりも、動労千葉を財政的に支えるために、支援基 金運動を行い、05年度は100口の会員拡大を勝ち取るという大きな成果を勝ち取っている。
今回の総会は、動労千葉と支援する会が「車の両輪」として共に闘ってきた1年であったことを全体で確認したうえで、会員拡大、そしてこの秋の11月労働者集会には、なんとしても1万人結集実現をしようと決意をうちかためるものとなった。
総会は2部構成で行われ、最初に東京北部支援する会の別所さんが開会のあいさつ。連帯のあいさつにス労自主の入江委員長。つづいて動労千葉争議団から中 村さんが、「国鉄闘争は正念場です。1047名の解雇者当該が主体となった闘いが必要」と決意をのべました。
続いて、田中委員長が「動労千葉からの提起」を行った。(下記参照)つづいて支援する会事務局長の山本さんが、新たに会員拡大をはじめとした06年度方 針案を提起し、全体で確認されました。会計報告に続いて、運輸、医療、教育、自治体等の現場で動労千葉運動を実践する仲間からの報告など、活発な討論が行 われた。
第1部の最後に、06年度の支援する会運営員を選出し、第2部の懇親会に移行し、冒頭「ヨッシーとジュゴンの家」のミニライブ演奏で全体が大盛り上が り、続いて多くの仲間が職場からの報告や決意を熱く語った。最後に長田書記長が、「幕張の処分が出たら大反撃の闘いに出る」と決意をのべ、参加した全組合 員と佐藤家族会長も決意表明。三多摩支援する会の早川さんが顔を真っ赤にして閉会のあいさつを行い、この間の木更津、銚子、房州3各支部との交流会の感動 をかたり、会員百口拡大を熱烈に訴えた。
11月1万人結集実現を
怒りと誇りを持った労働者は絶対に屈服しない
動労千葉からの提起 田中委員長
この間の支援する会の支援に対して、まず御礼を申し上げます。
今日は皆さんに一番訴えたいのは、「11月労働者集会への1万人結集を勝ち取りたい、それができなくて今の情勢に対決できるのか」、ということです。
この秋の課題は、憲法改悪の動きを絶対に阻止することです。本来、憲法の根本を変えることは、革命かクーデター以外にできないことです。改憲攻撃の根本問題は、戦後革命期に決着しなかったことを、「決着つける」ということです。
今国会で、与党が圧倒的多数なのに教基法改悪、共謀罪、国民投票法案を通せなかった。なぜか。労働者の反乱を恐れたからです。憲法を守らなければならない奴らが、憲法を変えようとしているからです。
今、フランス、韓国をはじめ全世界で労働者が起ちあがっている。労働者が時代の前面に出る時代がやってきた。必要なことは、われわれ自身の今までのあり 方を根本から変えることです。いままでの「古い体質」は闘いの発展にとって桎梏(しっこく)になっているからです。
動労千葉は、民同労働運動とは違います。なぜストライキで闘うことができたのか。「首切られても闘う」と言える団結があったからです。その団結をつくったのが、反合・運転保安闘争です。 僕らがつくろうとする団結は、「権力からどんな弾圧があろうとも首を切られようと仲間を信じて闘おう」という団結です。世話役活動で仲間をつくろうという団結では、今の時代に通用しないのです。
「事故を起こした組合員を守ろう」という反合・運転保安闘争に、今の労働組合に求められていることが全部詰まっている。 弱肉強食、安全の崩壊という民営化と規制緩和に何をもって立ち向かうのか。今の労働組合のあり方を現場から変えなければならない。 そのためには本当の労働者の団結をつくらねばならない。ではどうつくるのか。それは反合・運転保安闘争の中に凝縮されているのです。
最後に1047名闘争の現状です。今問題なのは、「政治解決路線」に国労本部だけでなく鉄建公団訴訟原告団や支援共闘会議まで巻き込まれていることで す。この本質は何か、「労働者が団結すれば巨大な力になる」ということに自信が持てないことです。だから自民党に懇願するしかない。自らは20年間も頑 張っているのに、闘いを呼びかければ労働者は必ず起ち上がる、という確信が全くないのです。国鉄闘争は大きな分岐にたっている。しかし重要なのは1047 名の闘いには無限の可能性がある。この闘いが続く限り、国鉄分割・民営化の決着はつかないし、憲法改悪をも許してないのです。
労働者は、誇りを持つことが一番大事なことです。怒りと誇りを持った労働者は絶対に屈服しない。そのことを訴えて11・5労働者集会1万人結集をなんとしても実現しましょう。