連休で検討できなかったから特掃再開?
現場にすべて押しつけ業務放棄するな!
CTSは5月7日、感染防止対策として中止していた特別清掃を再開した。緊急事態宣言が延長されたのに、特掃は再開? ふざけるな!
腐りきっている!
CTSは再開の理由を「緊急事態宣言の延長決定が連休中で、本社が対応できなかったから」だといっている。しかも、7日の会議でも何も決定せず、特掃が継続されている。
一番の原因と責任はJR本体にある。そのJRも、対応をまるで考えていなかったということだ。
信じがたいことだ。JRは鉄道会社なのだ。列車が動いている以上、現場労働者は感染の危険があっても出勤して働かざるを得ない。
それなのに幹部連中だけはのうのうと休んでいた。現場労働者のことを何だと思っているのか!
特掃を中止した理由から言えば、緊急事態宣言が延長されれば作業中止は継続するのが当たり前だ。
しかも、宣言延長は1週間以上前からはっきりしていた。その間、何も検討していなかったのだ。少なくとも連休前や延長決定の翌日には対応を決定しておくのが当然だ。それがJRとCTSの仕事のはずだ。
だが、幹部たちは自らの業務を放棄した。「次の対応を決定するまでは特掃を中止する」ことさえしない。
鉄道を動かすことも、現場労働者を守ることも、まるで真剣に考えていない。そして、すべてを現場労働者に押し付けている。この腐敗した姿! これがJR・CTSの実態だ。
幹部だけは感染対策
これは清掃の問題に限ったことではない。JRの感染対策は「見せかけだけ」「幹部だけ」だ。
現場労働者は、常に感染のリスクにさらされている。車両清掃は窓を閉めて「密閉」状態で作業させられている。乗務員や駅員は不特定多数の乗客と接する。待機室や乗務員詰所などでも密集が強いられている。
「持病を持っている」「高齢の家族の介護があるのに、感染したら…」――職場には不安が渦巻いている。「自分が感染することも覚悟している。家族とも話し合った」と語る乗務員もいる。
一方で、JR本体も支社などは半分ほどが自宅待機だ。所長や助役らは広い事務所に少人数で、風通しもいい部屋にいる。地区指導センターは苦しんでいる現場に出てきて助けることもしない。幹部だけは感染対策を行い、現場のことはまるで顧みない。ふざけるのもいい加減にしろ!
感染防止継続かちとろう
動労千葉は4月30日、JR千葉支社とCTSを対象にしたスト通知を厚労省に提出した。そして本日、特掃中止・自宅待機の再開を求める緊急申し入れを行った。
会社に労働者の命と健康を守るための感染対策と、生活を守らせる賃金補償を行わせるのは、労働組合と現場からの闘いの力だ。JR・CTSを追及し、特掃中止・自宅待機継続をかちとろう。すべての仲間は動労千葉に結集して闘おう!