日刊 品動労千葉 NooDle Winn
国鉄千葉動力車労働組合 〒260 千葉市中央区要町 2番8号(動力車会館) 電話{(鉄電) 千葉 2935 · 2936番 043 (222) 7207番
96.4.26 No. 4385
幕張電車区で
有機溶剤の危険作業
からも、同じ交検庫で同時作業 その間も、現場では、塗装班
である。
となった。
安全
「腕がしびれる」
「気分が悪い」、
四月まで作業を強行し続けたの 実態の調査をすることもなく、
ら、安全上問題ない」と称して、 は、「水性ペイントだと思うか
せたのだ。
の点を問題にしたが、千葉支社
動労千葉は、団交の際に、こ
な状態になった。
·
めて、交検作業もできないよう ったコンクリートの粉がたち込
はシンナーの匂いが充満し、削 作業が始まってみると交検庫
画的にも、半年間の大作業だ。
るという大変な作業である。計 った上で上塗りをして硬化させ
し、セメントをまぜてさらに塗 ートの表面を落とし、下塗りを
たが、実際始は、まずコンクリ
当局は、簡単な作業だと称し
全く素人である検修社員にやら なく、「健康に有害な物質を含 薬剤は、水性ペイントなどでは
を「経費節減」のためだけに、 識をもった業者がやるべき作業 ペイント、硬化剤など数種類の したところ、塗装に使っている
な問題があった。本来、専門知
この作業には、そもそも重大
の塗装作業が四月二四日、中止 れていた交検庫のピット·通路 二月末から幕張電車区で行わ
から安全のウン しびれる」等の声が相次いだ。 分が悪い」「喉が痛い」「腕が をしている交検班からも、「気
水性ペイントだ
.
許すことはできない。 で済まそうというのだ。絶対に や、「申し訳なかった」の一言
け、社会的な問題になると思う
組合の指摘を無視して強行し続 であることなど、百も承知で、 と言うのだ。しかし、有機溶材
ら問題がでてくる可能性がある」 訳なかった。有機溶材だとした するに至ったのである。「申し· 社は、あわてて作業を一旦中止 ここに至ってようやく、千葉支 を求めて申し入れを行なったが、 態にふまえ、作業の即刻中止等
本部は、四月二三日、この実
で作業中止! 「緊急申し入れ」
いた有機溶材であった。 のに過ぎなかったがこれも途中
護具を着用するよう注意書のつ 巻きタオル、保護手袋」等の保 護めがね、長袖の作業衣、えり
スクヌは送気マスク、頭巾、保 とである。しかし、しかし、危
んでいる」「有機ガス用防毒マ
事態を重く見て、本部で調査
も行なわれないままであった。
要望が行なわれたが、身体検査
「身体検査をしてほしい」との
塗装班からも、区に対しては、
無視した千葉支社
人命をも
えて何とかしてくれと言う状況 うと思い、交検班全員が口を揃 んなシンナー中毒になってしま 匂いがひどくなり、これではみ Aに近付くにつれ、有機溶剤の
塗装作業開始で塗装場所が交検 た。しかし、交検Bのピットの るので、交検班はガマンしてい 意でもない作業をやらされてい っている。「当初、塗装班は本
り前だ。
現場の組合員は次のように言
い」との声が続出するのは当た をつく。現場から「気持ちが悪
に有機溶剤の匂いが充満し、鼻 状態である。そして交検庫全体 防護マスクひとつ無し、という
業をさせられている交検班は、 しかも、同じ交検庫で同時作
で交換されている。
当初支給品は単なる防塵用のも
されていない。また、マスクも、 険性等についての教育は一言も
とを百も承知していたというこ
体に有害な危険作業であったこ それ自体、区当局は、作業が人 ぎ服、ゴーグル等が支給された。 には、マスク、使い捨てのつな
この作業にあたって、塗装班
具ひとつ無し!
交検班には保護
30
厳しく追及されなければならな
っていた区·支社当局の責任は、 この作業を計画し、監督にあた
であったことを物語っている。 われずに闇雲に始められた作業 についての判断など、全く行な ている。これ自体が、安全衛生
い」なる理由で、現在延期され
が、「回答の準備が間に合わな
渉は、四月二六日に設定された
この申し入れに基づく団体交
各支部から結集を。
※中野委員長の証言です。 集合 千葉地裁一階ロビー 五月一〇日(金) 一三時三〇分 ●九〇·ミスト損賠公判
たのである。
れが現在のJRの現実である。 もぬけてしまっているのだ。こ 最も重要なことが頭の片隅から
切に優先するあまり、安全など 雲に急がされる。労務対策を一 首席助役を先頭に作業だけが闇 に無視される。区当局は、行方 声をあげ、必死で訴えても完全 回答し、現場の労働者がいくら 交でウソをついて、問題ないと 瞭然である。しかし、当局は団
げられた塗料の缶を見れば一目
は、幕張電車区交検庫に積み上
作業が人体に有害であること
全は二の次!
労働者の命や安
体が全く変えられてしまってい 要されるなど、作業のあり方自
げろ」と、土·日の出勤まで強
幕張に来て以降は、「早く仕上 と言っていたのが、行方助役が ないので、急がずにやってくれ」
上がりの時期を制約する訳では
区当局も、当初は、
作業が行なわれていた。
の片隅にもおくことなく、突貫
で動員して、安全のことなど頭
機動班や転削班、はては助役ま
班に指定された者のみならず、 席助役が陣頭指揮を取り、塗装
「特に仕
遅れにクレームをつけ、行方首
しかも間、区当局は、作業の
1 11
新たな10万人合理化粉砕! 労働運動の新たな潮流めざし全国へはばたこう!
と突貫作業! 「早く仕上げろ」
になった」と
国鉄千葉動力車労働組合 〒260 千葉市中央区要町 2番8号(動力車会館) 電話{(鉄電) 千葉 2935 · 2936番 043 (222) 7207番
96.4.26 No. 4385
幕張電車区で
有機溶剤の危険作業
からも、同じ交検庫で同時作業 その間も、現場では、塗装班
である。
となった。
安全
「腕がしびれる」
「気分が悪い」、
四月まで作業を強行し続けたの 実態の調査をすることもなく、
ら、安全上問題ない」と称して、 は、「水性ペイントだと思うか
せたのだ。
の点を問題にしたが、千葉支社
動労千葉は、団交の際に、こ
な状態になった。
·
めて、交検作業もできないよう ったコンクリートの粉がたち込
はシンナーの匂いが充満し、削 作業が始まってみると交検庫
画的にも、半年間の大作業だ。
るという大変な作業である。計 った上で上塗りをして硬化させ
し、セメントをまぜてさらに塗 ートの表面を落とし、下塗りを
たが、実際始は、まずコンクリ
当局は、簡単な作業だと称し
全く素人である検修社員にやら なく、「健康に有害な物質を含 薬剤は、水性ペイントなどでは
を「経費節減」のためだけに、 識をもった業者がやるべき作業 ペイント、硬化剤など数種類の したところ、塗装に使っている
な問題があった。本来、専門知
この作業には、そもそも重大
の塗装作業が四月二四日、中止 れていた交検庫のピット·通路 二月末から幕張電車区で行わ
から安全のウン しびれる」等の声が相次いだ。 分が悪い」「喉が痛い」「腕が をしている交検班からも、「気
水性ペイントだ
.
許すことはできない。 で済まそうというのだ。絶対に や、「申し訳なかった」の一言
け、社会的な問題になると思う
組合の指摘を無視して強行し続 であることなど、百も承知で、 と言うのだ。しかし、有機溶材
ら問題がでてくる可能性がある」 訳なかった。有機溶材だとした するに至ったのである。「申し· 社は、あわてて作業を一旦中止 ここに至ってようやく、千葉支 を求めて申し入れを行なったが、 態にふまえ、作業の即刻中止等
本部は、四月二三日、この実
で作業中止! 「緊急申し入れ」
いた有機溶材であった。 のに過ぎなかったがこれも途中
護具を着用するよう注意書のつ 巻きタオル、保護手袋」等の保 護めがね、長袖の作業衣、えり
スクヌは送気マスク、頭巾、保 とである。しかし、しかし、危
んでいる」「有機ガス用防毒マ
事態を重く見て、本部で調査
も行なわれないままであった。
要望が行なわれたが、身体検査
「身体検査をしてほしい」との
塗装班からも、区に対しては、
無視した千葉支社
人命をも
えて何とかしてくれと言う状況 うと思い、交検班全員が口を揃 んなシンナー中毒になってしま 匂いがひどくなり、これではみ Aに近付くにつれ、有機溶剤の
塗装作業開始で塗装場所が交検 た。しかし、交検Bのピットの るので、交検班はガマンしてい 意でもない作業をやらされてい っている。「当初、塗装班は本
り前だ。
現場の組合員は次のように言
い」との声が続出するのは当た をつく。現場から「気持ちが悪
に有機溶剤の匂いが充満し、鼻 状態である。そして交検庫全体 防護マスクひとつ無し、という
業をさせられている交検班は、 しかも、同じ交検庫で同時作
で交換されている。
当初支給品は単なる防塵用のも
されていない。また、マスクも、 険性等についての教育は一言も
とを百も承知していたというこ
体に有害な危険作業であったこ それ自体、区当局は、作業が人 ぎ服、ゴーグル等が支給された。 には、マスク、使い捨てのつな
この作業にあたって、塗装班
具ひとつ無し!
交検班には保護
30
厳しく追及されなければならな
っていた区·支社当局の責任は、 この作業を計画し、監督にあた
であったことを物語っている。 われずに闇雲に始められた作業 についての判断など、全く行な ている。これ自体が、安全衛生
い」なる理由で、現在延期され
が、「回答の準備が間に合わな
渉は、四月二六日に設定された
この申し入れに基づく団体交
各支部から結集を。
※中野委員長の証言です。 集合 千葉地裁一階ロビー 五月一〇日(金) 一三時三〇分 ●九〇·ミスト損賠公判
たのである。
れが現在のJRの現実である。 もぬけてしまっているのだ。こ 最も重要なことが頭の片隅から
切に優先するあまり、安全など 雲に急がされる。労務対策を一 首席助役を先頭に作業だけが闇 に無視される。区当局は、行方 声をあげ、必死で訴えても完全 回答し、現場の労働者がいくら 交でウソをついて、問題ないと 瞭然である。しかし、当局は団
げられた塗料の缶を見れば一目
は、幕張電車区交検庫に積み上
作業が人体に有害であること
全は二の次!
労働者の命や安
体が全く変えられてしまってい 要されるなど、作業のあり方自
げろ」と、土·日の出勤まで強
幕張に来て以降は、「早く仕上 と言っていたのが、行方助役が ないので、急がずにやってくれ」
上がりの時期を制約する訳では
区当局も、当初は、
作業が行なわれていた。
の片隅にもおくことなく、突貫
で動員して、安全のことなど頭
機動班や転削班、はては助役ま
班に指定された者のみならず、 席助役が陣頭指揮を取り、塗装
「特に仕
遅れにクレームをつけ、行方首
しかも間、区当局は、作業の
1 11
新たな10万人合理化粉砕! 労働運動の新たな潮流めざし全国へはばたこう!
と突貫作業! 「早く仕上げろ」
になった」と