幕張構内事故に対する出勤停止15日の重処分を満腔の怒りで弾劾する
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不当処分弾劾!処分された仲間を守りぬくぞ! 反合・運転保安闘争に勝利するぞ! |
9月29日、JR千葉支社は、幕張構内脱線事故に関して、当該組合員に対して出勤停止15日の重処分を発令してきた。業務上発生した事故に対する処分としては、これまでにない極めて重い処分であり、絶対に許すことはできない。この重処分は、組合側が求めた安全対策を全て拒否し、そのために脱線事故が発生したという現実の中で、本来会社が生うべき責任を全て現場で働く労働者に押しつけようとするものだ。あらためてはっきりさせなければならない。全ての責任は、営利を優先し、安全対策を講じなかった会社にある。当該の組合員を守りぬき、処分粉砕、反合・運転保安確立へ闘いぬこう!
幕張構内脱線事故に対する出勤停止15日の重処分は絶対に認めることはできない。
幕張車両センターの構内は、保安装置もほとんど設置されておらず、車両の入換については運転士の注意力だけで作業が行われてきた。こうした状況に対して幕張車両センターでは、3年前の労働安全衛生委員会において、南引き揚げ線が危険箇所であることからATS設置要求が組合側から出されていた。しかし、経費をかけたくないという会社の意識から、労働安全衛生委員会の議事録からは組合要求であったATS設置の項目は削除され、現場からの要求そのものがなかったという形で握りつぶされていたことが明らかになっている。しかもこの件では、千葉支社は、労働安全衛生委員会で議論された事実を認め、さらに南引き揚げ線が「要注意箇所であった」と認めざるを得なかったのだ。
そして、幕張構内脱線事故後の団交で千葉支社は、ATSーP直下地上子の設置等を明らかにしてきた。これ自体、事故の責任が会社にあることを認めたと同じことだ。
本来会社が生うべき責任を現場の労働者に押しつけるJRの安全無視の姿勢を絶対に許すことはできない。
仲間を守りぬき、処分粉砕へ闘おう
一方、千葉支社は、幕張構内事故後の団交で表明したATSーPの設置時期については今年度内に実施したいとの考え方を示してきた。設置箇所は数カ所として具体的な箇所は明言していないが番線を束ねる要衝に設置するとしている。一方、「日1」と管理者の責任分担のあり方については未だに不明確で、この間では仕業検査切れの特急列車を出区させてしまうという事態まで発生しており、これ自体責任区分が不明確なまま業務が行われている証拠だ。
こうした中、出勤停止15日の重処分が出されたという意味は極めて重大だ。この処分を契機にあらためて幕張支部に対する攻撃が強まることも予想される。
新たな組織破壊攻撃を打ち破るために団結を強化し、現場からの闘う組織体制をつくりあげよう!
幕張構内事故への重処分粉砕!反合・運転保安確立!組織強化・拡大へ闘いぬこう!
暫定滑走路「北延伸」阻止!
憲法改悪絶対反対!市東さんの農地を守ろう!
10・8全国総決起集会
日 時 2006年10月8日 (日) 12時から
場 所 成田市東峰・反対同盟員所有地
主 催 三里塚芝山連合空港反対同盟
※北延伸と農地取り上げ攻撃阻止へ、全支部から結集しよう!