幕張支部配転差別事件第1回審問開かれる(12/4)

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幕張支部配転差別事件第1回審問開かれる(12/4

会社による不当な審査委員交替要求を弾劾する

過去に動労千葉の事件を担当したとして、審問の直前に交替要求の上申書を提出

組合側は、断固として抗議

 12月4日、10時から、千葉県地方労働委員会において、「幕張支部配転差別事件」の第1回審問が行われ、田中委員長が承認として出席した。
 しかし、この審問の直前の11月28日、突如として会社側が、「本件審査委員の交替を求める」として上申書を提出してきた。理由は、審査委員が過去に動労千葉の事件(運転士登用差別事件など)を担当していたから、中立性、公正性、公平性が確保できないというものだ。
 本件幕張支部配転差別事件は、4月25日に申し立てられ、任期により本件の審査委員が7月に就任して以降5ヶ月以上も経過しており、審査委員のことは当然分かっているはずだ。しかも10月28日には第1回調査が行われて、審査委員及び組合側、会社側がそれぞれ出席して顔を合わせているのであって、会社側が審査委員のことを知らないということはあり得ないことだ。
 しかも会社側は、過去に動労千葉の事件を担当したことを理由に挙げているが、審査委員は就任する時点で過去の事件の担当を辞任しているのだ。また、本件配転事件とは実質的な利害関係など全くないことも明らかであって、会社側の審査委員交替の要求は、理由がないのだ。
 審問の直前になってこのような不当な申請を行うということ自体、本件審問の遅延を図ろうとするものであり、こうした会社側の姿勢の中にこそ不当労働行為意思を率直に表しているということだ。

 第1回審問期日は、1月21日に延期

 動労千葉弁護団及び田中委員長からは、審査委員の交替は必要ないこと及び会社側の対応に対して断固とした抗議を行うとともに、審問を速やかに行うことを求めてきた。
 最終的には審査委員の判断により、今回の審問については次回に延期し、この間に労働委員会としての判断を検討することとなった。
  会社側の不当な審査委員の交替要求を弾劾し、幕張支部配転差別事件に勝利しよう。

【次回審問予定】

と き 1月21日 10時から
ところ 千葉地労委
内 容 田中委員長の証言


 99・4不当家宅捜索国賠請求事件第6回公判行われる(11/28)

 田中委員長が千葉県警による家宅捜索の不当性を証言

 11月28日、千葉地方裁判所において、千葉県警による99年4月及び11月の不当な家宅捜索に対する国家賠償を求めた事件の第6回公判が行われ、組合側証人として田中委員長が出廷し、本件家宅捜索の不当性を明らかにした。

監視や捜索を徹底的に弾劾

 証言ではまず、この間千葉県警の捜索担当者である伊藤和久証人、星野文男証人(両名とも公安三課警部警部 当時)が、動力車会館に対して日常的に監視していることについて、警察という法を守るべき権力機構が労働組合活動を監視するということ自体あってはならないこと、労働組合が歴史的で幾多の苦難を乗り越えて今の社会的位置を築いてきたもので、これを弾圧する国の姿勢こそ弾劾されるべきであること、労働者の権利の維持・向上を図るものであり、法律上も強く保護されていること、「過激派」というレッテルを貼ることによってあらゆる弾圧が行われかねない危険性などを訴えた。 また、千葉県が、動力車会館に出入りしているという者の中に、家族会の役員や組合員の家族までもが含まれていることについて弾劾するとともに、このような主張を行う千葉県の主張を弾劾した。
 そして、本件の捜索に関しては、捜査員自体が最初から「メモ」を用意して押収すべき機関誌等の刊行物を探していること、捜索といっても段ボール箱などは開けもせず、結局嫌がらせの捜索であったこと、、捜索当日の午後には乗務員分科会定期委員会が開催される予定であったが、捜索のために十分な準備ができない等の損害が発生したことなどを証言した。
 次回は、2月27日、13時30分から、田中委員長に対する千葉県側の反対尋問が行われる予定。 傍聴に結集しよう!

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
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