シニア制度−検修・構内外注化阻止へ
幕張支部定期大会開催
幕張支部は第24回定期大会を11月22日、DC会館で開催した。
大会は40名をこえる組合員と田中新委員長をはじめ本部三役と中野常任顧問が来賓として参加し、小沢書記長の開会あいさつで始まり、大会議長に酒井さんを選出して進められた。
支部長あいさつでは山田支部長が、「今度のダイ改で仕業検査延伸で8名の要員削減がされる。会社は、勤務配置表は25日まで出せないと言っている。 シニア制度で浅野さん、三平さん、羽鳥さんが退職になった。シニア制度で脱退者がでているが脱退者に対してこれからもオルグしていきたい。外注化ではこの脱退者が協力したら許さない体制を作っていきたい。こうした中で岸さんが動労千葉に加入してくれた。外注化阻止へ活発な討論をお願いします」とあいさつした。
来賓あいさつでは、最初に田中委員長が「30回大会で委員長になった。団結を大事にして全力で新しい動労千葉を作っていきたい。いま、労働組合、労働者の存在価値が問われている。毎日、首切り、賃下げの話がでている。NTTでは11万人の転籍、首切りの攻撃がかけられている。また、政府は『解雇ルールの法制化』を言い出している。年金の切り下げなど労働者は最悪の無権利状態に置かれている。
保守部門の外注化はこの11・12月で、7割8割が強制出向に出されている。3年経っても戻ってくる職場はない。また、JRは検修の新体制を考えていて、新系列の交番検査をなくすことを考えている。第二の分割・民営化とも言うべき保守部門の外注化をこの2〜3年の性根をすえた闘いで絶対に粉砕しよう。
戦争が始まっている。参戦三法案が成立し、自衛隊が出兵している。日本は戦争をする国になった。今度の戦争の本質は、自国の権益を守るために侵略戦争にうって出ているということだ。幕張支部は動労千葉の最大支部として最先頭で闘ってほしい」とあいさつした。
続いて中村書記長が「時代は戦争に突入している。動労千葉が一丸となって闘っていくために新しい世代を引っ張っていきたい。検修外注化が強行されれば運転保安が崩される。合理化では安全は守れない。検修合理化に断固反対して闘っていく」とあいさつした。
中野常任顧問は、「鉄道に入って本部の役員を28年、青年部からだと40年無事終えることが出来た。大変な時期になった新体制をバックアップしていきたい。10年前から言ってきた『大失業と戦争の時代』が来ている。所詮労働者は労働者で団結して闘う以外に生きていけない存在だ。戦後最悪の労働条件、無権利状態に置かれている。皆さんと共に田中体制を支えていきたい」とあいさつした。
その後支部執行部から2000年度の経過報告、決算報告、2001年度の方針案、予算案が提起され質疑に入っていった。
質疑では、
○幕張には車両係がいっぱいいる。はやく車両技術係になれるように取り組んでほしい
○構内の日1は朝早めに来て日報を作っている。助役が点呼前にきて作業指示をするのはおかしいのではないか、等の意見がだされた。
また支部、本部から昇進試験については東労組を打倒することであり、受からせるような現場からの闘いを作っていくこと。 また、支部から香典返しの省略についてと支部の共済についての提案がされ、全体で確認された。
役員は本部執行委員になった長田副支部長をのぞく全員がそのまま留任となり、最後に山田支部長の団結ガンバローで支部大会を終了した。