小集団活動=ただ働きは違法行為だ!強制をやめろ!人事評価の対象にするな!残業代を支払え!

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「カイゼン」活動に残業代!

トヨタ自動車は、6月1日から「カイゼン」活動について、残業代を全額支払うことを決めたという。
「カイゼン」活動とは、JR的に言えば「小集団活動」のことだ。一般的には「QCサークル活動」と言われている。QCはクオリティー・コントロール(品 質管理)の略。トヨタは「カイゼン」を「カンバン」方式とともに「トヨタ生産方式の核をなす考え方」と位置づけて、「自主的活動」の名の下に、労働者に時 間外のただ働きを強制し続けてきた。しかもトヨタ方式は、労働者を搾り取る都合のいい方法として世界に「輸出」され、「KAIZEN」という言葉で世界各 地で通用するようにまでなっている。

トヨタ「カイゼン」は業務

残業代を支払うことになったきっかけは、昨年12月に出された名古屋地裁の判決だった。この判決は、愛知県豊田市の堤工場で働いてい た30歳の労働者が急死したのは過労死だったと認定するとともに、「QC活動はあくまでも自主的活動」とするトヨタ側の主張を斥けて、QC活動の時間も 「使用者の支配下における業務」と明確に判示したのである。
新聞報道によれは「QC活動の成果が人事評価の対象にされている実態があり、社員やその家族から『事実上強制された業務』との声が上がっていた」という。

トヨタより酷いJRの実態

JRの職場でも、人事評価の対象にされていることも含め、小集団活動の実態は全く同じだ。むしろトヨタよりもっと酷いと言っていいか もしれない。トヨタでは「QC活動を支援する」という名目で、月2時間までは残業代を支払っていたというのである。JRの場合はそんなことすらない。全て 「ただ働き」「サービス残業」だ。
さらにトヨタでは、「自主的活動」というタテマエを維持するために、93年以降は業務とは無関係なテーマを取り上げることも認め、「パチンコ必勝法」と か「禁煙方法」などというQCサークルも生まれていたという。JRではこんなことは絶対認められない。トヨタ以上に業務そのものなのが実態である。

「小集団」の強制をやめろ!

JRがやってきた小集団活動が違法行為以外の何ものでもなかったことがはっきりしたのだ。
そもそも小集団活動は、労働者を資本の論理に取り込み、企業意識を植えつけて団結を破壊するためのものだ。競争に駆り立てて労働者同士を蹴落とし合わせるために考えだされたものだ。小集団活動など拒否し、団結して闘おう。
JRは直ちに小集団活動の強制をやめろ!
小集団活動を昇進試験など人事評価の対象にするな!
組合所属による昇進差別などは言うまでもなく論外だ。直ちにやめろ!
勤務時間外の業務に対しては残業代を支払え!

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