定期大会の成功に向けて シリーズ5

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国鉄「分割·民営化」反対!三里塚二期工事阻止!
戦争へ直結する産業報国会化の流れに抗して闘いぬき
労働運動の帝国主義的再編許すな

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がどのように対決したのか(またし得なかったの
解体攻撃と、また、その攻撃に対して国鉄労働運動
われわれは、このような視点から国鉄労働運動
たのである。
ど今までの常識が徹底的に攻撃され手をつけられ
系、完全雇用·終身雇用制、「公共性」の考え方な
強行され、戦後の労働運動のあり方、諸権利の体
では二〇万人という戦後かつてない大量首切りが
の意図が最も典型的に示されたものである。そこ
の常識、価値感を全て覆えそうとする支配者階級
も続いている)国鉄労働運動解体攻撃は、今まで
この数年間にわたって吹き荒れた(そして現在
戦争へ突進する日帝
戦後的常識を覆し、
踏みこんできたのである。
権的な支配体制を確立する以外にないと判断し、
帝国主義的軍事力の形成と(戦争のできる)強
は、全ての犠牲を労働者人民に転嫁したうえで、
できた根拠は、国鉄労働運動解体攻撃が日帝の存
つまり、中曽根は、現下の危機を突破するために
を国防と治安に特化させようとしているのである。
えすことを柱として行きつくところは国家の機能
議会政治、諸権利 ··· )を全面的に否定し、覆
ルドである。今までの価値感(平和、民主主義、
そのものの再編·改造=スクラップ·アンド·ビ
の表明である。ここで目指されているのは、国家
さに支配者階級の側からの激しい現状変革の意思
中曽根が掲げた「戦後政治の総決算」とは、ま
者の側ではなく、支配者の側であった。
し、いち早く手を打ってきたのは残念ながら労働
ているのだ。しかし、このことを最も敏感に察知
題が否応なしに、今までどおりにはいかなくなっ
社会を構成する全ての関係、一切がっさいの問
が一気に噴き出そうとしている。
もりに積もってきた資本主義体制の根本的な矛盾
れぬ深さをもった危機である。戦後四〇年間、積
いって三たび戦争へと行きつかざるを得ない底知
などで解決のつく性格のものではない。ひと言で
る協調会議や政策的·金融的テコ入れ、為替操作
界を覆いはじめた不況の波は、何度も繰り返され
入は、急激に体制の危機をもたらしつつある。世
高度成長の終えんと長期停滞·不況の時代への突
強権的支配確立を目指す日帝· 中曽根
の先頭にたたなければならない。
変革の思想を貫く労働運動の総結集に向けて、そ
会化の危機にたつ労働運動の流れに抗して、体制
われわれは、今こそ帝国主義的再編=産業報国
ている。
の中核として、天皇制を前面に登場させようとし
者人民の闘いの拠点を叩き潰し、遂に、国民統 合
現在中曽根は、国鉄·三里塚·沖縄という労働
はっきりと認識し、その立場でハラを固めること
以上、中途半端な対応や妥協はあり得ないことを
亡をかけた国家改造攻撃の一環であり、柱である
労働運動の総決集を
体制変革の思想を貫く
できあがり、戦争へ突進するときである。
労働者が奴隷に堕し、窒息するような独裁社会が
解散)など、この全てが完成したときは、まさに
労働戦線の帝国主義的再編(全民労連結成、総評
法制定など)治安(警察権力の肥大化)、そして
(大型間接税)、諸法規(労基法改悪)、国家機密
治制度(議会制の否定、内閣機能強化)、税制
れようとしているのである。教育(臨教審)、政
ぜなら、今、国鉄を襲った事態が全社会で展開さ
か)、徹底的に総括を深めなければならない。な
その実力闘争の立場を学びとってきたからである。
め、常に支配者階級との闘いの最先端に身をおき、
奪われることなく、三里塚労農連帯の闘いをはじ
いの道を決断しえたのは、自らの足元のみに目を
また、動労千葉があらゆる困難をうち破って闘
闘いの勝利を総括できるのである。
ができたからである。そして動労千葉のみが今日、
波·二波のストライキを決断し、うちぬくことが
労働運動の総屈服状況を突き破って動労千葉が一
場と路線が労働運動にも問われているのである。
制変革の思想、帝国主義と真正面から対決する立
にさせるところから出発しなければならない。体
今までの常識や価値感が通用しえないことを明確
ことをはっきりと認識し、労働運動においても、
構想は、時代が重大な転換期にさしかかっている
は明らかである。八〇年代に通用す る労働運動の
から対決しえない労働運動が全く無力であること
このような政治反動の嵐のなかで、これと真向
全組合員·家族の強固な団結で組織破壊攻撃を粉砕せよ!
第2回定期大会の成功に向けビブ
シリーズ
可動芳千葉
OC
87. 10. 16
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No. 2679
(鉄電)二九三五~六·(公衆)〇四七二(2)七二〇七
千葉市要町二–八(動力車会館)
国鉄千葉動力車労働組合
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