団結固め一日も早くシニア制度をなくそう!
JR東日本は、年金制度の改悪を逆手にとって「年金が満額くるようになるまで働かざるを得ない」という現状につけこんで、こともあろうに検修構内外注化とワンセットにした『シニア協定』を押しつけてきた。そして、これを結ばなければ再雇用の機会を提供しないという卑劣な攻撃を加えてきたのである。
これに対し、先輩である(S16年生)浅野さん、三平さん、羽鳥さんをはじめとして、伊藤さん、斎藤さん、前田さん、後藤さんが『シニア制度』を弾劾し、「再雇用からの排除攻撃は許さない」と、厳然と地労委闘争に立ち上がり、昨年七月十九日、千葉地労委に於いて重大な勝利命令を勝ち取った。 再度、命令の主文(要約)を見てみよう。
① JR東日本は、動労千葉に所属する者に対し、申し込みの機会の提供、申し込みの受理、面接、指導及び職業紹介を行なうにあたり、同組合に所属していることを理由に差別してはならない。
② JR東日本は、申立人浅野修一、三平薫、羽鳥喬、伊藤詔一、斎藤勇、前田八束及び後藤光良に対し、再雇用の機会を提供する制度に準じて再雇用の機会の提供を行なわなければならない。
というものである。闘えば勝利の道は開ける。そのことを先輩のたたかいは、指し示してくれたのである。
この闘いと一体となって、幕張支部全組合員は、外注化阻止の反撃を強め、千葉支社だけが外注化提案できない状況を創り出してきた。こうした教訓をしっかりと確認し、団結を更に固めて突き進むなら、シニア制度撤廃、外注化阻止の展望も大きく切り開かれることは必至である。
「S18年生まれの9名の奮闘と怒り」
昨年の地労委闘争の勝利と共に、シニア制度三年目となるS18年生まれの九名(秋庭忠夫、岡崎純廣、須田幸夫、宇井晴美、木村勇、佐久間英雄、内藤政美、小沢天任、鹿島正巳)が、出向先(千葉車両整備)で奮闘されており、シニア制度への怒りとともに撤廃に向けて決意を燃やしている。
“声を聞いてみよう”
◆新たな合理化攻撃の中で、出向先でも大変な労働強化がのしかかっている。
◆人はどんどん減らし、ノルマ達成しか考えていない。
◆人間扱いしろと大もめになった。
◆どこまでも組合差別が付きまとう。それが許せない。
◆出向先でも動労千葉の組合員が誰よりも真面目だと思う。
◆組合を抜けても落とされている。これは見せしめだ。黙っていられるか。
◆幕電の中じゃ実際の仕事を見ているから千葉車両には行きたくないと言っているのが大半だ。
◆今さら脱退なんてみっともないことできない。今までの付き合いも、仲間も全部無くしちゃうことになる。シニア制度を早くなくすよう頑張ることだ。等々・・・
(動労千葉新聞参照して編集)
【団結固めシニア制度撤廃へ】
JR東日本は、『第二の分割・民営化』攻撃を開始している。その中心―突破口がシニア制度と業務の全面外注化攻撃である。
これと闘わずして許してしまうようなことがあれば、その後にあるものは、全面的な首切り、賃下げ、終身雇用制と年功制賃金の解体へと進んでしまう。この闘いは、全組合員にとっての重要な課題である。
そして、なによりもシニア制度・外注化攻撃を全面的に容認し、率先協力しているJR総連カクマル・東労組解体に総決起することである。
先輩達が切り開いた地平をしっかりと打ち固めよう。S19年生まれの24名は、がっちりと団結して頑張ろう。そのもとに全組合員がスクラムを組み、03春闘勝利にむけて総決起しよう!