安心して働ける職場と労働条件の確立へ 第49回定期大会に向けた貨物の課題

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安心して働ける職場と労働条件の確立へ
第49回定期大会に向けた貨物の課題 

 総合物流グループ」へ

 JR貨物は、6月21日「JR貨物グループ中期経営計画2023」の重点戦略を「確実に実行」していくために、組織改編・役員異動・人事異動を実施しました。
鉄道ロジスティクス本部の「戦略推進室」を「戦略推進部」に格上げし、部内に「総合物流推進室」「グループ戦略室」を置き、「鉄道事業を基軸とする総合物流グループ」への進化を、グループ会社・本社関係部・支社と強固に連携し、推進していく、としています。

 新人事制度との闘い

 新人事制度を中心となって推進していくのが「人事総務部」内の「人事戦略室」です。昇給・昇進における全面的な評価制度の導入。なにより、退職金制度が今までの「基本給連動型退職金制度」から、勤続年数・資格等級・会社業績・役職・個人評価結果などに基づく「ポイント制退職金」に移行したことです。
評価制度とは、総額人件費の削減はもちろんですが、労働組合の団結と闘いを通して賃上げをかちとるという「集団的労使関係」から、評価者(管理職・会社)と個々の労働者との「個別的労使関係」に変えるということです。現場労働者に分断と競争を持ち込み、「団結させない」「労働組合の無い会社づくり」そのものです。
今秋から、差別を許さない、具体的には年末手当の評価に向けた新人事制度との闘いが本格化します。

 基地の将来展望の明確化

 千葉貨物から、長野県・南松本、栃木県・宇都宮、福島県・郡山、群馬県・倉賀野へ石油列車が運行されています。千葉機関区は、「ライフライン」を守るという重要な使命を持っています。
しかし、千葉機関区では、30年以上も新規採用の運転士を配置しなかったため、この2年ほどの間にほとんどの運転士が定年退職を迎える深刻な事態に直面しています。会社は千葉県における鉄道貨物輸送をどのようにしようと考えているのか、基地の将来展望を明確にしていかなければなりません。

 本線運転士の高齢者対策

 定年再雇用=シニア社員となっても、降りるところがなく、本線運転士を継続しなければならないのが現状です。
W泊をはじめきつい乗務行路の解消、仕業緩和。ちゃんと休める、眠れる環境づくり。熱中症・腰痛対策をはじめ、本線運転士の高齢者対策の抜本的確立はまったなしです。
シニア社員の基本給の地域間格差も、いつまでも許せるものではありません。
定年延長と65歳まで安心して働き続けることのできる職場・労働条件の確立、シニア(エルダー)の雇用の場の確保は、動労千葉にとって最大の課題です。
第49回定期大会に向かう過程で、職場から闘いを巻き起こそう! 貨物協議会は全力で闘います!

9・29~30 第49回動労千葉定期大会
日時:9月29日(日)13時~30日 
場所:DC会館 2階会議室
  

9月22日(日)午後1時(午後0時30分開場)
駿優教育会館8階ホール 水戸駅北口徒歩3分
主催/9・22水戸集会実行委員会

 本当に帰還困難区域に列車を走らせていいのか?常磐線の全線開通は安全なのか?放射性物質を仙台から東京品川まで撒き散らし、乗客と乗務員を被ばくさせることになる。
さらに、勝田車両センターで、その電車はメンテナンスを受けるため、その作業にあたる労働者も被ばくするし、車両を清掃する労働者も被ばくする。9.22水戸へ!

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