安全運転闘争事件第7回審問

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安全運転闘争事件第7回審問(5/13)
会社側・ 梅原証人
「 安全上問題はなかった」 と許し難い開き直りの証言

動労千葉を「闘争至上主義」と非難するJR東日本の姿勢そのものが、動労千葉敵視の実体だ!

 5月13日、14時から、千葉県労働委員会において、「安全運転闘争介入事件」の第7回審問が開かれ、各支部からの傍聴者が結集する中、会社側・梅原証人(本社人事部担当部長、次期の千葉支社長だ!)に対する会社側主尋問、組合側反対尋問が行われた。

安全をないがしろにしているのは会社だ

 梅原証人に対する会社側主尋問では、動労千葉が本件安全運転闘争を実施したことについて、会社の運行管理権を奪う違法争議であるとの主張を行った上で、「組合が主張するような安全上の問題はなかった」「動労千葉は闘争至上主義」などという到底許し難い証言を行ってきた。
 05年4月の尼崎事故や同年12月の羽越線事故で乗員・乗客多数の生命が奪われるという悲惨な事故が発生し、さらに04年からは連続してレール破断が千葉支社管内をはじめJR東日本の中でも頻発し、レールの異常摩耗が到るところで発生するという現実であった。
 しかも、本件安全運転闘争を実施する時点で動労千葉が最も強く要求した北浦橋梁に関して言えば、未だにレールが蛇行している状況だ。
こうした事実を無視して「安全上問題はなかった」などと証言すること自体、JR東日本が安全をないがしろにしている証拠そのものだ。

反合・運転保安を闘うことは当然だ!

 さらに、「闘争至上主義」とは何を根拠に証言しているのか聞いていて呆れ果てた。
 動労千葉は、会社が行ってきた基地廃止や要員削減をはじめとした合理化、業務の外注化、強制配転された仲間たちの原職復帰、そして運転保安を確立する立場からストライキを含むあらゆる闘いを展開してきた。しかし、ストライキを行うためだけのストライキなど一度も行ったことはない。
 そして、安全運転闘争では、乗客や地域の住民から支持や賛同の声、レールや枕木等に関する問題箇所の指摘が多く寄せられることはあっても、非難されるようなことは一件もなかった。
 こうした事実があるにもかかわらず「闘争至上主義」などと公言すること自体、JR東日本が動労千葉を敵視、嫌悪している動かし難い証拠だ。

反対尋問で梅原証人を徹底的に追及

 こうした梅原証人の不当な証言に対して組合側からの反対尋問が行われた。
 反対尋問では、分割・民営化以降、梅原証人が人事関係や労働組合との交渉窓口を担当していたことに踏まえて、動労千葉組合員多数が強制配転され、未だに塩漬けにされている状況を問い質した。さらに、電車運転士の経験があることから、無線通告の受領を走行中に行うことの危険性について質すと「場合によってはあり得る」との証言を行う始末であった。
 さらに、88年12月の東中野事故の原因について、会社の指導により赤信号を無視して進入したことが事故の原因であるにもかかわらず、信号の閉そく内とは、自分のいる区間のことであり、信号の手前に止めるように指導していたなどと、全く事実とことなる虚偽の証言を平気で行ってきた。
 また、レール破断についても、「レール損傷」という言葉で誤魔化したり、原因についてもレール作成時に気泡等が入っていたことが原因だとの信じ難い証言を行ない、さらに「スピードアップは関係ない」と言い張る状況であった。しかし、鉄道に関する研究報告でも、スピードアップが原因のひとつであることは周知の事実であることを考えれば、梅原証人の証言は事実を無視した戯言でしかないことは明らかであった。
 最後に、会社が違法争議の根拠にしているJR東海労事件について、減速闘争に対して会社がロックアウトして賃金を支払わなかったことが不当労働行為かどうかを争った事案であり、動労千葉の安全運転闘争とは内容が違うという事実を確認したにもかかわらず、梅原証人の見解を述べてまともに証言しないなど、不誠実な証言に終始した。
 次回審問は、6月30日、14時から、会社側・西田耕太郎証人(当時の人事課長)に対する証人調べが行われる予定。
 安全運転闘争に対する不当処分を直ちに撤回しろ!運転保安確立!ライフサイクル粉砕へストライキで闘おう!

当面するスケジュール
◆狭山第三次再審勝利!5・23狭山集会
 日 時 5月23日 (金) 18時30分~
 場 所 東京・文京区民センター
     (水道橋駅から、徒歩10分)

◆第Ⅷ期労働学校 第1回講座
 日 時 5月31日 (土) 13時~
 場 所 千葉市・DC会館
 テーマ 「『俺たちは鉄路に生きる3』から学ぶ」
 ※各支部から代表1名の参加を!

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
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