安全の崩壊、民営化の矛盾の爆発–JR北海道でも線路破断が発生–反合・運転保安確立、08春闘勝利へ起ち上がろう!

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JR北海道の千歳線で線路破断が発生

昨年12月21日、JR北海道の千歳線で線路破断が発生し、37本が運休したことが報道された。またこれに以前にもレール破断のトラブルが10数件発生していたことも明らかになっている。
しかもJR北海道は、今回の破断ヵ所付近に傷があることを認識していながらそのまま放置していた。また、同様の事故が起こる可能性のある亀裂が3246ヵ所にのぼることも明らかにした。
今回の事故もレールシェリングが原因であり、千葉支社管内で起こったレール破断と同様、それ以上の異常事態である。しかもJR北海道がこれだけ多くの亀裂があることを認めながら何の手当もしてこなかったことは全く許されないことである。

安全の崩壊、民営化の矛盾の爆発

われわれは、「闘いなくして安全なし」のスローガンのもと運転保安確立、レール破断の続発に対して組織をあげて闘い、JR東日本による処分攻撃を打ち破って、千葉支社管内では、05年から07年で約130キロのレール交換を実施させてきた。
JRの安全の崩壊は、尼崎事故以来、羽越線事故、触車死亡事故やレール損傷の拡大などいっそう深刻の度を深めている。とりわけ、「完全民営化」を契機と してこの6年にわたる激しい合理化攻撃が安全を根底から脅かしている。人件費とメンテナンスコストが徹底的に切り下げられ、その攻撃の中心が業務の外注化 として強行されてきた。加えて規制緩和を背景としたスピードアップや保線・車両の検査周期の大幅延伸により運転保安は危機的状況に置かれているといわざる を得ない。
運転保安の確立にとって何より深刻な問題は、動労千葉以外の労働組合がこうした現実に何一つ声をあげていない事だ。われわれは、「安全」「事故」という 問題を労働組合の最も重要な課題として正面から位置づけ、安全の確立は、労働組合の闘いによって資本に強制する以外に実現する手段はないという立場に立ち きって闘いぬいてきた。
運転保安確立は、日常的な、365日の闘いによってしか実現できない。第二の分割・民営化攻撃と対決し、反合・運転保安闘争の発展をかちとろう。
そのためにも08春闘に総決起しよう。08春闘を反合・運転保安春闘、組織拡大春闘として全力で決起しよう。

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